東急ハンズのハンドメイド素材・皮革売り場に出ているA4版サイズのカットレザーです。
形がキレイに揃っているので、小物作りにピッタリです。
小型バッグを作ろうと思って2枚買ったのですが、手帳カバーに転用しました。
当時の値段で1枚800円(税別)。なかなかお手頃です。
2枚とも使いましたが、A6版より小さなサイズの手帳カバーにして、ペン刺しを付けなければ、1枚で足りるかも。
①5目菱目打ち‥‥穴の形が菱形になるのでこの名が付いています。長い直線部分に穴開けするのに使います。
②2目菱目打ち‥‥細かい部分や、曲線の部分打ちに使うと便利。
③ゴム板‥‥菱目打ちの台として使います。
④木槌‥‥菱目打ちを革に打ち込むのに使います。
⑤ネジ捻‥‥印付けに使います。
全て東急ハンズで入手できます。レザークラフトの道具はけっこう高額なので初期投資がかかりますが、これだけ揃えておけば長い間使えます。
下が手帳本体。
上の両脇は見返し、上中央のふたつはペン刺しです。
本体は、手帳より5㍉ほど大き目(縫い代&ゆるみ)に裁ち、見返し2枚は縦:本体と同サイズ・横:巾8㌢に裁ちました。
革への印付けは目打ちを使います。
ペン刺しにはちょっと拘りがありまして、4㌢長さに2枚裁ちました。幅は、刺そうとするペンにぐるっと巻いてみて決めます。
型紙を作ると確実でしょう。
貼ってあるマステは「上」の印です。
ここでネジ捻が活躍します。この器具の用途は「同じ幅の印を付ける」ことです。
ネジを開け閉めして適当な巾を割り出し、革に強く押し付けながら滑らせて、印付けします。
見返しの内側向きの辺は縫わないのですが、ネジ捻で印付けだけしておくと、見た目キレイです。
本体の裏に見返し、見返しの両脇上下にペン刺しをセットし、端にGクリヤーを薄く塗って接着します。
分厚くなる部分は洗濯バサミで固定すると、きっちりくっつきます。
本体の表から菱目打ちを革に当て、ネジ捻で印付けした部分に、木槌で打ちながら、穴を開けていきます。
変なところに穴が開かないように、菱目打ちは真上から、革に当てるようにしましょう。
画像では浮いていますが、菱目打ちは片手でしっかり押さえてから、槌打ちしてください。
手持ちの麻糸を本体に当てて、出来上がりの感じを見ているところです。
この時は臙脂の麻糸を選び、クウジュ・セリエで縫っていきました。
クウジュ・セリエの縫い方はこちらをご覧くださいね。
手のひらにすっぽりと納まる、手頃なサイズに出来上がりました( ^ω^ )
深緑色の革に、反対色の臙脂の糸がいいコントラストに仕上がっています。
ペン刺しを互い違いに取り付けたのは‥‥
ペンを閂(かんぬき)にして、手帳が不用意に開かないようにする為でした(*‘∀‘)
私の拘りは「ペンは手帳カバーとセット」です(^_-)-☆
閂に拘らないのであれば、ペン刺しは1箇所だけ、そして、ペンセットに拘らないのなら、ペン刺し無しでもいいですね。
革製の手帳ケースは買うととても高価ですが、自分で作ってみるのもオツなものですよ。
革は使えば使うほど深みや味が出ます。長く使える、お気に入りの一品になるでしょう。
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