少しずつ歩けるようになり、まだ上手に話せなくても、大人が話している内容は少しずつ理解できるようになる1歳児。大人がしていることをマネしたい、高いところに上ってみたい、扉があったら開けてみたい…と興味の範囲が広がります。中でも、色があるものや音がするもの、手先を動かせるものにより興味を示すようになるでしょう。絵本や、音が出るおもちゃ、シール貼りやお絵かきなど、遊びの種類が増えてきます。また、大人のお手伝いをしたがるようにもなる頃です。洗濯物やお皿を運んだり、ゴミを捨てたり…とできることは限られていますが、積極的に声をかけてあげると喜んでお手伝いしてくれるでしょう。
絵本といっても、物語のつながりはまだ理解できないと言われています。ですので、読み聞かせが中心となりますが、中にはひとりで楽しめる絵本も。それは「しかけえほん」です。絵が飛び出したり、引っ張ると出てきたりするしかけの詰まった絵本は子どもに人気です。最近では、おでかけにも重宝しそうな「水族館」や「動物園」、「公園」をテーマにした小さくて手ごろなしかけえほんもあるほど。また、音が出る「おとえほん」も子どもは大好き。ボタンを押すと童謡が流れたり、動物の泣き声がしたり、アニメのキャラクターがしゃべったりする絵本がたくさんありますので、ぜひ取り入れてみましょう。また、スマホやリモコンなど、大人がよく手にしているものにも興味を示します。おもちゃのスマホやリモコンも市販されているので、検討してみてはいかがでしょうか。
1歳に近づくにつれ、子ども向けのテレビ番組に集中する子が多いと言われています。0歳から2歳向け、3歳から5歳向けなど、番組は年齢別に分かれていますので、適したものを見せるのは悪いことではありません。とくに、夕飯の支度や家事をしている時など、少し目を離してしまうけれど、危ないことはしてほしくない…という時に、上手にテレビを取り入れてみてはいかがでしょうか。多くの子ども向け番組は、15分から20分くらいで構成されていますので、ひとつ観たら休憩するなど工夫しましょう。番組は、キャラクターが登場したり、音楽を取り入れた体操があったり、動物の映像など子どもが楽しめる内容なので、集中するケースが多いのですが、オンエアだとだらだら観てしまうことも。中には、録画機能をうまく使ったり、DVDを見せたりするママもいます。
また、1歳児の遊びについては、各自治体にある児童館や子育て支援センターでもスタッフが紹介してくれたり、楽しめるイベントが開催されていたりするので、ぜひ遊びに出かけてみてください
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