街を歩いていると、後部座席に子どもを乗せている人、前後に子どもを乗せている人、抱っこ紐に子どもを入れて自転車に乗っている人など、様々なパターンを見かけます。じつは、自転車の定員と乗せ方は、都道府県によって異なるのです。例えば、親と子ども2人の合計3人で乗る場合、子ども1人をチャイルドシートへ乗せ、もう1人はおんぶでOKという地域もあれば、おんぶはグレーゾーンとされている地域もあります。知らずにルールを破っているようなことがないよう、ぜひ一度お住いの地域の「道路交通法施行細則」を確認してみてくださいね。なお、いずれの都道府県も「抱っこ」での同乗は禁止されているようですので(抱っこ紐を使ってもNG!)ご注意を。
子どもを乗せた自転車は、想像以上に重いもの。ましてや電動アシスト付きの自転車であれば、さらに重量は増します。1人で乗っている時は、少しくらいよろけても、自分の足で簡単に支えることができるのに、子どもを乗せていると、重くてそのまま転倒してしまう危険もあります。子どもを乗せて自転車を運転する際は、「1人の時とは違う」ということを常に頭に置いておくことが大切と言えるでしょう。
では、具体的にどのような点に注意すればよいのでしょうか。
<ヘルメットを着用する>
→万が一転倒しても、子どもの頭をしっかりと守ります。
<シートベルトを着用する>
→転倒のリスクはもちろん、知らぬ間に、子どもが後部座席で寝てしまうことも。シートベルトは必ず締めるようにしましょう。
<雨の日は傘ではなく、レインコートを着用する>
→傘差し運転は、危険なだけではなく、違反行為となります。
走行中はもちろん、乗り降りする時、停車している時にも、転倒のリスクがありますので、十分注意してくださいね。
自転車は運転免許もなく、購入した直後から気軽に乗ることができますが、油断すると大事故につながります。必要に応じて、事故への備えを考えておくとよいかも知れません。例えば、東京都市町村民交通災害共済「ちょこっと共済」など、公的な交通災害共済もあります。
ただし、保険によっては、自分のケガにしか対応していないもの、他人にケガをさせた時も補償されるものなど、補償内容は様々です。入ってしまってから「補償されなかった!」とならないように、「自分は何をカバーしたいのか」をよく考えた上で、しっかりと補償内容を確認してから入るようにしてくださいね。
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