枕木の建て方は一般的には直接土中に埋めて建てますが、土質などや設置場所により大雨の後に傾いてしまったりと言う不安もあります。
そこで私は枕木をモルタルで埋めました。
1.枕木の長さの1/3程度の深さで枕木の周り10cm程大きく穴を掘ります。
2.下に砕石を5㎝程敷き突き固めます。
※建てようとしている枕木で突き固めると良いでしょう。
3.硬めに練ったモルタルを3㎝程敷き詰めます。
4.15~20分位したらモルタルの上に枕木を立てます。
5.モルタルに少し食い込ませながらこの時点で垂直を確認して修正をしておきます。
6.鉄筋を入れる時は画像の様に『H』型に組んだ鉄筋を置きます。
1.上記の工程の後、地面(GL)上より少し下がった所を目安にモルタルで枕木を埋め込みます。
2.15~30分位してモルタルが少し固まり始めた頃コテを使って枕木の方に向かってモルタルを山型に均していきます。
※山型にするのは枕木から伝わってくる雨水を枕木の根元に溜まらないようにする為です。
3.モルタルが山型に成形できましたら、もう一度垂直を各方向で確認しOKであればそのまま養生します。
※固まるまで雨が当たらない様にビニールやシートで覆って下さい。
土は2~3cm位ですが戻して踏み固め完成です!
枕木の腐る原因の1つは水分なので、モルタルの仕上げを山型にする事で根元に溜まりやすい水分を外側に逃がします。
蟻害は直接木材が土に触れていると必ずやられます。
モルタルで遮断する事で蟻害の被害が少なくなります。
最後に土戻しする代わりに、枕木の根元を化粧砂利などで装飾し土に触れないようにすると更に良いでしょう~(^_-)-☆
腐れの大敵水分と蟻害の原因の土との接触、グラつきの原因の土中埋め。
この3点を排除するだけでも丈夫で安全な枕木の設置が出来ます。
更に枕木に防腐塗料やステインを施し、モルタルと枕木の根元接触部の隙間をコーキングすればより長持ちします。
コンクリート製やFRP樹脂製枕木も同様な設置方法でしっかり建ち、グラつかず安全な設置が出来ます。
枕木が設置から暫くしたらグラグラしたり、傾いてしまう場合には是非試してみて下さい。
モルタルは水で練るだけでOKなインスタントモルタルでもOKです!
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