一年中見かけるじゃがいもですが、この季節ならではの新じゃがは春を感じさせてくれる食材の一つですね。
新じゃがは冬に植えたじゃがいもを通常の収穫期より早く収穫したもので、皮が薄くて水分を多く含んだみずみずしい食感が特徴です。そのため、通常のじゃがいもと違って日持ちせず、また有毒物質のソラニンが発生しやすいので、皮が緑化したものや芽が出て来たものには注意が必要です。みずみずしい食感を楽しむためにも、買ってきたらなるべくはやく、新鮮なうちに食べてしまいたいですね。
皮が薄い新じゃがは皮ごと食べることができます。野菜などの栄養は皮の付近に多く含まれると言われますが、皮ごとおいしく食べられる新じゃがなら、じゃがいもの栄養を無駄なく摂取することができるでしょう。じゃがいもにはビタミンCが多く含まれますが、新鮮な新じゃがは通常のじゃがいもよりもビタミンCの含有量が多いという特徴もあります。 ビタミンCといえばコラーゲンの生成に不可欠で肌の弾力とも関係があり、抗酸化作用もあるのでシミやシワなどの悩みにも役立ってくれます。
また、ビタミンCは芽キャベツにも豊富に含まれています。その多さは芽キャベツ100g(5個程度)で一日のビタミンCの目標量をクリアできてしまうほどです。カロテンも多く、通常のキャベツは淡色野菜ですが芽キャベツは緑黄色野菜に分類されます。カロテンにも抗酸化作用や肌の乾燥を防ぐ働きがあり、美容にも効果的です。
一口サイズのかわいらしい見た目の中に栄養がぎゅっと詰まっている芽キャベツの収穫時期は、晩秋から春先までの寒い時期に限られています。季節限定のおいしさなので、見かけたらぜひ取り入れてみましょう。
今回は新じゃがと芽キャベツを一緒にオーブンで焼く料理をご紹介します。水分が多い新じゃがはシンプルに焼いたり炒めたり、揚げたりする調理方法が向いています。さっと焼き色をつけたらあとはオーブンにおまかせの簡単料理で、見た目もかわいらしく春を感じられる1品です。いつもの食卓にも、おもてなしにもおすすめです。
材料
(2人分)
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新じゃが
:小4個(100g)
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芽キャベツ
:5個(100g)
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ウインナー
:3本
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オリーブオイル
:小さじ1
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塩、こしょう
:少々
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お好みでハーブ
:少々
手順1
新じゃがはよく洗い、皮つきのまま縦に半分に切る。大きいものは一口大に切る。芽キャベツは縦半分に切る。ウインナーは縦斜めに半分に切る。
手順2
焼き時間をそろえるためにじゃがいもだけラップをして電子レンジ600wで3~4分加熱する。
手順3
フライパンにオリーブオイルをひいて火にかけ、新じゃが、芽キャベツ、ウインナーに軽く焼き色をつけ、塩、こしょう、お好みでハーブ類で風味をつけて、オーブンに入れられる器に移して180℃のオーブンで15~20分程焼いて完成。
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