食べて良し、肌に良しのこんにゃくの主成分、マンナンに注目!

食べて良し、肌に良しのこんにゃくの主成分、マンナンに注目!
投稿日: 2017年4月11日 更新日: 2017年4月11日
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こんにゃくに多く含まれているマンナンとは?

マンナンは、正式にはグルコマンナンとよばれており、多糖類の一種だといわれています。
胃の中に入ると、水分を吸収して膨れる性質をもっているため、食欲を抑えてくれます。また、糖やコレステロールなどを吸収する性質があるため、ダイエット食品などに使用されることが多いです。
ちなみに、こんにゃくの主成分がマンナンであるとわかったのは1895年のことで、その発表者は日本人でした。
その後、マンナンがグルコースとマンノースが結合した多糖類であることが判明し、マンナンのことを「グルコマンナン」と呼称するようになったのです。

その役割は?

◆ダイエットに
こんにゃくの主成分であるグルコマンナン自体にはカロリーが含まれておらず、胃の中で膨張する性質をもっているので、少量でも満腹感を得ることができます。
また、食事制限を受けている人にもオススメできます。ただし、こんにゃくばかりを摂取していると栄養に偏りが出てしまうので、他にもたんぱく質、ビタミン、脂質などをバランスよく摂るようにしましょう。

◆動脈硬化の予防
グルコマンナンはコレステロール値を下げると言われています。脂肪を多く摂取するような偏りのある食事をしていると、血液中のコレステロールが上昇してしまい、動脈硬化や脂質異常症などの生活習慣病を引き起こしてしまいます。
そこで、グルコマンナンをバランスよく摂取することにより、コレステロールの増加を抑えて、動脈硬化などを予防することができるのです。

◆便秘の予防
グルコマンナンは食物繊維のかたまりであることから、腸の運動を促して老廃物などを取り除き、排泄を促すことで便秘解消作用があるといわれています。
ただし、食べ過ぎてしまうとお腹が張って逆効果になってしまいますので、週1~2回程度に抑えるようにしましょう。

マンナンを摂って健康・美容に役立てる

こんにゃくは、低カロリーで満腹感が強く、便秘解消、コレステロール値の抑制などの作用のほかに、おかずの一品として食事にも組み込みやすいことも大きなメリットといえるでしょう。

近年では、食品としてだけでなくさまざまな商品に利用されています。ダイエット用のサプリメントや飲料水、グルコマンナンのもつ食物繊維を活用した「こんにゃくスポンジ」や「こんにゃくシャンプー」や「石けん」では、毛穴と地肌にはりついてしまった汚れなどを吸着してキレイにしてくれる効果が期待できます。
テレビなどのメディアにも大きく取り扱われており、日本独自のヘルシー食品として再び注目され、その評価も高まっています。



【栄養士ライター】スズキ
栄養士養成施設を卒業後、栄養士の資格を取得し食品会社に勤務。食品会社を退職後は、自宅で料理教室を開き栄養学上正しい料理を広めています。現在は料理教室の運営の傍らタウン誌などで記事を執筆するなど、フードライターとして執筆を中心とした活動も行っています。NO.058


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