結球野菜は病害虫に弱いため残留農薬が心配ですが一番農薬が付着するのが外側の葉。一番外側にある皮は一枚むいて捨てましょう。玉ねぎは茶色の薄皮だけむけば大丈夫です。
キャベツ、レタス、白菜は流し水で30秒以上洗い、生で食べる場合にはカットしたあとで更にキレイな水にさらします。炒めたりスープにする場合にも30秒ほどゆでこぼしてから使用すると安心です。
葉物野菜は成長を助けるための化学肥料が残りやすい野菜です。葉を一枚ずつ外して流水で洗い、根本の泥も良く落とします。5分ほど流水につけおき、振り洗いします。ホウレンソウや小松菜は1分ほどゆでこぼしてから使用しましょう。
これらの野菜は生育も早く病害虫にも強いので露地ものであれば軽く水洗いすればOKです。ハウス栽培のものであれば流水で30秒以上洗います。
・かぼちゃの皮は農薬も残りやすいのですが栄養価も高いので、よくブラシやスポンジでこすり洗いし、表面をかすりむきします。
・洗ったあとピーマン、トマト、かぼちゃは30秒ほどゆでこぼしましょう。
・ナスは塩水であく抜きをし、オクラやキュウリは板ずり(まな板のうえで擦る)をしてから使用すると良いでしょう。
土の中で育つ根菜やいも類は比較的農薬の心配の少ない野菜です。流水で30秒以上水洗いし、皮をむけばOKです。
セロリ、パセリ、青シソ、バジルは病害虫に弱く残留農薬の影響が心配な野菜です。流水の中で1分以上こすり洗いし、酢水に5分以上つけてから使用しましょう。
あまり長くつけてしまうと栄養も旨味も水中に流れ出てしまいますので、長くつけ過ぎないようにしてください。
野菜の農薬の落とし方、いかがでしたか?
ところで、いつもは捨てている皮や茎の中には、食べられるものも多くあります。しっかりと流水で農薬を落としたら、食べられる部分は食べ切ることも大切です。以下は食べ切るためのアイディアです。ぜひ実践してみてくださいね。
・ヘタを取るときもできるだけ小さく取り除きましょう。野菜のなかには皮の近くに栄養成分が多いもの、香りや味の濃いものがあります。
・切り方を工夫するだけで、食べられる部分が増えます。ゴミの量が減るだけでなく、食材が本来もっているおいしさに気づくはずです。
ほとんどの野菜が流水の中でこするり洗いするだけで半分以上の農薬を落とせるそうです。少しの手間で安心して食べられると思うと嬉しいですね。切り方などにも気を使ってエコで健康な食事にしましょう。
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