臭いを取り除く方法をも気になりますが、靴の臭いが発生する原因も少し気になりますよね。
はじめに、靴の臭いが発生する原因をご紹介します。
足裏には汗腺が密集しているため、実はすごく汗をかいています。その上、靴下や靴の中はムレやすく、汗や垢を好む雑菌が繁殖してしまうんです。
その雑菌が好む環境(高温・多湿・餌が豊富)が靴の中では再現されているんだとか。そのために雑菌が繁殖し、臭いとわかるレベルで臭いが放たれてしまうんですね。
このような雑菌にとっての好環境である靴。臭いのは仕方がないとも言えます。とはいえ、気になるものは気になるもの。ここでは消臭方法と予防策をご紹介します。
使い古した靴下などに重曹を入れ口を結びます。それを、靴の中に入れて一晩おきます。足の臭いはイソ吉草酸という弱酸性の物質で、アルカリ性の重曹を使うと中和してくれ臭いや湿気を取り除く効果が期待できます。朝までに臭いがスッキリとれているといいですね。
天日干しには、皆さんもご存知の通り殺菌効果が期待できます。同時に乾燥もできるので、一石二鳥ですね。
革製品は、紫外線に当たると変色したり傷んだりすることもあるそうなので、日陰干しか、他の方法で消臭しましょう。
ドリップコーヒーの使い終わったコーヒーの出がらしを乾かします。その後、お茶パックなどに入れて、一晩靴の中に入れておきます。
コーヒーの出がらしには消臭効果が期待できるそうです。捨てるものを再利用するので、得した気分になりますね。
10円玉を靴の中に入れ、一晩おきます。
10円玉に含まれる銅には、銅イオンの働きで菌を分解する働きがあるとか。複数枚入れたほうが、効果が期待できるそうです。
即効性があり、手軽なのは消臭スプレーを使うことです。
ただし、スプレーをした後、ちゃんと乾燥させないまま履いてしまうと、多湿になり結局菌が増殖することを助けてしまうことになります。スプレーを使う際は、しっかり乾燥させてから履いてくださいね。
靴が臭いを放ちにくくする方法は3つご紹介します。
1.蒸れにくい素材の靴下を選ぶ
綿・シルク・ウールなどの天然素材の繊維との混紡製品が、吸収と発散性のバランスが良いそうです。
2.靴をローテンションして履く
普段履く靴を2,3足用意し、履いていない靴は風通しの良い場所で干しておきます。
3.中敷を入れる
中敷は汗を吸収してくれます。また、抗菌作用があるものもあるので、それを使うとより予防効果が期待できます。
人によっては厳しいかもしれませんが、靴を1日中履きっぱなしにしないという方法もあります。
今回は手軽にできる効果的な靴の消臭方法についてご紹介しました。自分に合った方法を選んで、靴の臭いとさよならしてくださいね。
〈参考サイト〉
一般社団法人 日本銅センター:銅のすぐれた殺菌パワー(PDF)
http://copperbook.jp/data_book/pamphlet/power.pdf
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http://tg-uchi.jp
出典元:東京ガス「ウチコト」
http://tg-uchi.jp/topics/3022
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