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乗り物酔い対策~子どもとの楽しいお出かけのためには?

乗り物酔い対策~子どもとの楽しいお出かけのためには?
投稿日: 2017年2月13日 更新日: 2017年3月6日
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『子育てタウン』は、予防接種や各種補助金など、赤ちゃんの生活に欠か...
一般的には子どもに症状があらわれることの多い乗り物酔い。子どもの車酔いがひどくてお出かけがしづらいというママも多いのでは?一方で大人でも、妊娠中やそれ以降に症状が悪化したという声もよく聞きます。乗り物酔いが起こるしくみから対策法までを紹介します。

乗り物酔いとは?どうして起こるの?

乗り物酔いとは、乗り物の揺れや加速・減速の際に体に加わる加減速度によって、バランスをつかさどる器官である三半規管が刺激された結果起きる、自律神経の失調状態のことだそうです。簡単に言うと、自分は車の座席でじっとしているのに、周囲の景色がどんどん変わり、体は上下左右に揺れているという感覚の“ズレ”によって体が変調をきたし、車酔いが起きるのだそうです。一般的には車など横揺れが強い乗り物よりも、船など縦揺れが強い乗り物の方が酔いやすく、大人より感覚が敏感で不安定な子どもの方がなりやすいと言われています。
また、もともと車酔いをしやすかったけれど、妊娠中にさらに悪化したという話を聞くことがあります。これは特に、妊娠初期ほど心理的にも身体的にもストレスを感じていて自律神経が乱れやすく、臭いにも敏感になっていることに起因しているのだそう。車やバスなどに立ちこめる、あの独特な臭いに反応してしまってる場合が多いということです。今日は楽しいお出かけになるはずだったのに…。子どもにとっても、大人にとっても外出時の意外な大敵となってしまうこの乗り物酔い。どんな対策を行えばよいのでしょう。

乗り物酔い対策~事前準備篇

まず乗る前にできる対策から。まずは、寝不足は厳禁!子どもは、お出かけの前日にどんなにテンションが上がっていてもぐっすりと眠らせましょう。疲れていると体調が万全とは言えないため、いつもなら酔わないような場合でも、酔ってしまう可能性が高まります。また、大切なのは食事。空腹でもダメですし、逆にお腹いっぱいの状態もよくありません。消化のよいものを適度に食べさせてから出発するのを心掛けたいですね。
そして、どうしても不安なときには酔い止め薬を飲ませるのも効果的です。3歳から飲めるものなど、子ども用に飲みやすい薬も市販されています。薬そのものの効果はもちろん、「これを飲んだから大丈夫だよ!」と言ってあげることで心理的に落ち着くという相乗効果も望めるのだそう。妊婦さんの酔い止め薬の服用については、お医者さんや薬剤師の方へ相談することはもちろんですが、リラックスして乗ることが何よりの対策です。

乗り物酔い対策~当日篇

続いて当日。実際に乗っている時に気を付けたいことを紹介します。まず子どもには外の景色など、できるだけ遠くを見せるようにしましょう。車内で本やテレビなど一点を見つめていると乗り物酔いをしやすいのは、車外を見ていないので揺れの予測がつきにくく、揺れに対する体の準備ができないからだそう。一方で車内の乗る位置なども重要です。なるべく揺れの少ない、車体の中心に近いところに乗せてあげましょう。4、5人乗りの2列シートの車では、助手席で進行方向を見せることも揺れの予測がつきやすいという理由で効果的なのだとか。
また、パパやママが自家用車を運転する際には、“安全運転”を心がける、これが意外と大切なことです。急に発進したり、停止したり、ハンドルを切ったりすると必要以上に頭が揺さぶられて乗り物酔いをしやすくなってしまいます。同乗者が心理的にも不安にならない“安心運転”が乗り物酔いにもたらす効果は大きいのだということを胸にとめておきましょう。そして、子どもにとって何より安心するのは、家族やお友達との楽しい会話です。一緒にお気に入りの歌を歌ったり、みんなで笑い合ったり…。「あれ、いつの間に到着したの!」なんて言い合えるようなリラックスできる環境を作ってあげられるといいですね。


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