歯磨きを嫌がる理由の1つに、口の中を触れるのに慣れていないことが挙げられます。いきなり口の中を触られるとびっくりして、不安になって泣き出してしまうそうです。
歯磨きの準備として、最初は遊びを通して慣れてもらいましょう。膝の上にうつ伏せになってもらって、顔やほっぺたを触ってスキンシップをとってみてください。時々口にタッチするなどしていくと、歯磨きをするときの拒否反応が少し和らぐようです。
できれば歯磨きが始まるより前の時期より、少しずつ慣れさせておきたいですね。
無理やりやらされるのが嫌で、歯磨きを嫌いになる子もいます。ただ、ママとしては、子どものためになんとか歯磨きをしてあげたいところ。「嫌われても、子どものために歯磨きを」と頑張っているママは少なくないのではないでしょうか。
でも、できれば進んで歯磨きしてほしいですよね。子どもの歯磨きへの意欲を高めるために、以下3つのことを実践してみてはいかがでしょうか。
・歯磨きの歌、お子さんが好きな歌を歌う
・ママの歯も磨いてもらう
・子どもに歯ブラシを選んでもらう
少しでも楽しいと感じてもらえる工夫が大切ですよ。
○子どもが歯磨きを嫌がる理由の中でとても多いのが「ママの歯磨きが痛い!」だそうです。
口の中はとてもデリケートです。歯に歯ブラシが少し触れる程度の力で優しく磨いてあげてください。力を入れなくてもキレイになるそうですよ。くれぐれも自分の歯を磨くようにゴシゴシと磨くことはやめましょう。
また、歯ブラシ選びも重要です。毛が柔らかめで密集していて、カットがギザギザになっていない歯ブラシの方が痛がりにくいようです。歯ブラシが新しければ毛先の弾力で汚れは落ちるそうです。歯ブラシの交換の目安は1ヵ月くらいがよいようです。
○「歯ぐき」には当たらないように!
歯ぐきに歯ブラシが当たってしまうと痛いようで、それが歯磨き嫌いになる原因の1つでもあるようです。片方の手の指で保護して、歯ブラシは歯に直角に当たるようにし、横に細かく5mm幅ぐらいで動かしましょう。
子ども向けの番組やDVD、絵本で歯磨きをやる意味や大切さを、なんとなくでも分かってもらいましょう。
「歯磨きをしないと嫌なことがおきる。歯磨きしなくちゃ」と少しでも思ってもらえるようにすることが大切ですよ。
『はははのはなし』は、だるまちゃんシリーズで知られる加古里子さんによる「歯」の絵本です。
歯みがきを嫌がる子どもたちだけでなく、すべての子どもたちに歯について考えるきっかけを与えてくれるロングセラーの1冊です。
最近は、スマートフォンなどで動画を見せながら歯磨きをさせるという手段を使っている方も多いようです。子供が動画のマネをして歯磨きしたりしてくれるようです。
ただし、見せないと歯磨きをしないというのも後々悩みになるようなので、うまく活用できるといいですね。
動画:シャカシャカ歯みがき(財団法人 学校保健会)/はみがきのうた(東京ハイジ)
歯磨きしたら、とにかく褒めましょう。歯磨きはいいことだと思ってもらうことが重要です。
特に子どもは親に褒められることが嬉しいものです。できるだけ褒めてあげてくださいね。
なかなか歯磨きしてくれなくてイライラしてしまいますよね。イライラが少しでも少なくなるように、今回ご紹介した6つのコツを実践してみてくださいね。
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