鍋でゆで卵をつくる場合は、水を沸騰させてから茹で上がりまで10分程度かかり、その間はキッチンから離れることができなくなるため意外に手間がかかります。近年ではレンジで簡単に作れる方法も多く登場していますが、実は炊飯器でご飯を炊く時に一緒に作ることができるのです。
準備は簡単。よく洗った生卵をラップに包み、炊飯器にセットしたご飯の上において蓋を閉め、そのままスイッチを入れるだけ。ご飯の炊きあがりと同時に固ゆで卵の出来上がりです。温泉卵を作る場合は、ご飯が炊きあがった後、ラップに包んだ生卵をそのままご飯の上で1時間ほど保温すればOKです。
炊飯器を使った時短料理では、煮物やサラダも手軽に作れてしまいます。サラダは適当な大きさに切った野菜をアルミホイルで包み、ご飯と一緒に炊くだけでOK。炊きあがり後に塩コショウで味を付ければ蒸し野菜としてそのままいただくことができます。ドレッシングをかけてもよいでしょう。ほか、ジャガイモを入れて炊き上げれば、簡単にポテトサラダがつくれたり、タマネギはスープの具材にしたりと、料理の下準備にも最適です。
煮物では、例としてカボチャ煮を紹介します。適当な大きさに切ったカボチャとめんつゆをビニール袋に入れて、口を縛り、炊飯器にいれてご飯と一緒に炊くだけです。炊きあがり後はすでに味が付いているため、そのまま皿に盛り付けておいしくいただけます。煮崩れすることもなく、ほどよい食感のカボチャ煮を味わうことができます。
炊飯器を使えばなんと魚料理もできてしまいます。じっくりと時間をかけて熱を加えるため、ホイル焼きに最適です。
「鮭のホイル焼き」であれば、鮭の切り身に塩コショウ、醤油と酒を加え、アルミホイルを二重にして包み、後は炊飯器にセットしご飯と一緒に炊くだけです。鮭の代わりにタラを使用するのもおすすめです。味付けは炊飯器にセットする前に終えているので、炊きあがりと同時にホクホクとしたホイル焼きを楽しむことができます。最後にレモンを絞っていただいてもよいでしょう。
ご飯とカレーを同時に作ることも可能です。ビンや耐熱容器に、通常よりも小さめにカットしたジャガイモ、ニンジン、タマネギ、そしてカレールウと水を入れ、そのままラップやフタをせずに米を少しよけ炊飯器内にセットします。ご飯の炊きあがり後に、ビンの中をしっかりとかき混ぜればカレーの完成です。
湯煎で温めるレトルトを準備するのもよいですが、炊飯器のみを使用することで時短はもちろん、電気代やガス代の節約にもつながるのです。
その他には、炊き込みご飯のように材料をそのまま入れて作る料理もおすすめです。ご飯をセットする際に少し多めの水を入れ、トマトやバジル、鶏肉を入れて炊き上げればリゾットにもなります。
ただし、炊飯器料理の際には一つ注意が必要です。釜をしっかりと洗い、匂いや汚れが残らないようにしましょう。せっかくの時短料理も、清潔な中で作らないと美味しくできあがりません。炊飯器をうまく活用して、美味しい時短料理に挑戦しましょう。
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