産まれたばかりの赤ちゃんは、成長に必要な栄養の大半を、母親の母乳もしくはミルクから摂取することになります。生後3ヶ月経っても、その基本は変わりません。ただし、このころからお水を飲み始めても大丈夫です。しかし、基本的に飲料水が不可欠という時期ではありませんので、量は少なめにしておきましょう。お水を飲ませてあげるときはいったん沸騰させてから冷まし、白湯の状態で与えるのがおすすめです。この場合、水道水でもかまいませんが、衛生状態や味が良い水道直結型のウォーターサーバーなどを活用すれば、より安心できるでしょう。ボトル型のウォーターサーバーでも味は良いのですが、不純物があることで虫歯の原因になることもありますので、注意が必要です。赤ちゃんにお水を飲ませるときは、30ml程度を少しずつ飲ませてあげてください。少しずつお水に慣れていきます。また、お水を飲むことによって授乳に影響が出るようであれば、中止してもかまいません。あくまでもミルクや母乳を最優先とし、お水は補助的なものであると認識しておきましょう。
生後6ヶ月を迎えるころには、離乳食を食べ始める赤ちゃんも増えてきます。このころから少しずつお水に慣れておくと、後々が楽かもしれません。ただし、この時期であっても離乳食以外の水分補給は母乳やミルクがメインとなります。仮に「離乳食以外は母乳とミルクしか口にしない!」という状態であれば、無理強いをすることはありません。また、お水を飲ませてあげるときは、離乳食を食べながら少しずつ口に含ませるようにしましょう。生水は極力控え、清潔な水を白湯にして飲ませてあげるようにすると安心です。このとき、哺乳瓶で白湯を飲むことに抵抗を感じる赤ちゃんもいますので、スプーンなどで少しずつ口に運んであげても良いでしょう。さらに、イオン飲料の多用も控えたほうが無難です。イオン飲料の影響で母乳やミルクを飲まなくなってしまっては、栄養が偏ってしまいますからね。母乳やミルクの割合を減らしつつ、離乳食と一緒に白湯を口に含ませていきましょう。
ここまで述べたような3ヶ月、6ヶ月時点のお水の飲ませ方は、あくまでも目安です。赤ちゃんにも個人差や好みがありますので、無理強いをする必要はないのです。なによりもしっかりと栄養をとって、丈夫な体の基礎をつくりあげる時期ですから、ミルクや離乳食を優先的に考えていきましょう。白湯にしてお水を飲ませるのはあくまでも、後々のための準備です。毎日お水を飲ませる必要はなく、お風呂上りや急な発熱のときに、水分補給をかねて飲ませてあげれば、無理なくお水を飲むようになるでしょう。はじめは慣れない味に驚く赤ちゃんも多いでしょうから、叱ったり無理強いしたりせずに、未知の味を覚えさせるようにしてあげてください。また赤ちゃんに飲ませるお水は虫歯や下痢の原因になりますから、雑菌がなるべく混入していないものを選ぶようにしましょう。ペットボトルのミネラルウォーターやボトル型のウォーターサーバーは、味こそ良いものの赤ちゃんには適していません。しっかりと消毒された水道水をベースにしながら、浄水器や水道直結型ウォーターサーバーでろ過されたお水を飲ませてあげてください。
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