お肉を食べない生活をするということは、優良なたんぱく質が体内から不足してしまうことにつながります。
私たち人間の体は約80%が水分、そして約20%がたんぱく質で構成されています。特に女性の美容に大きく関わってくる皮膚や髪の毛、爪などを作っているのもたんぱく質です。優良なたんぱく質が不足すると、当然ながら健康な皮膚や髪の毛を作ることができないのです。その結果肌が老化して、たるみやくすみの原因となります。
また、肌のハリやツヤを保つために必要なコラーゲンも実はたんぱく質の一種です。しかもコラーゲンはたんぱく質の3分の1を占めていると言われていますので、体内からたんぱく質が不足するということは、コラーゲンも大幅に減ってしまうことになるのです。
たんぱく質が不足することでダメージを受けるのは肌だけではありません。たんぱく質が不足すると、私たちの体の免疫力が低下します。すると体調を崩しやすくなったり、むくみやすくなるなどの悪影響があります。
そして、たんぱく質は筋肉を維持するためにも必要不可欠な成分です。たんぱく質の不足によって筋肉量が減少すると、基礎代謝量が低下して痩せにくい体質になってしまう可能性もあるのです。
たんぱく質を摂取するために最適な方法が、お肉や卵を食べることですが、「お肉をたくさん食べると体重の増加が心配」という方もいるでしょう。そんなときには、お肉の中でも高たんぱく・低カロリーのものをセレクトしましょう。
高たんぱく・低カロリーのお肉は、赤身のお肉、鶏ささみなどです。
脂質の少ない赤身のお肉はとてもヘルシーで、鉄分がたっぷり含まれているので貧血予防にも最適です。脂質の多いお肉に比べて堅くなりやすいというイメージがありますが、調理前にお肉を室温に戻したり、肉汁を逃さないように低温調理するなどの工夫で、やわらかい食感を楽しむこともできます。
同じく脂質の少ない鶏のささ身は、ボイルして生野菜とあえてサラダ風にしたり、グリルで焼いてわさびを添えて食べるなど、油を使わない調理にも向いているのでおすすめです。
一日のたんぱく質の理想摂取量は、体重が60㎏の方は60g、体重45㎏の方は45gが目安と言われています。
きちんとたんぱく質を摂取して、いつまでも若々しく美しい肌をキープしましょうね!
【美容ライター】エンドウ
雑誌やWebを中心に、美容・健康をテーマにした記事を執筆中。自宅で簡単にできるスキンケアやダイエット方法を、自身で実践しながらみなさんに発信します。
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