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アスパラガスを食べてスタミナをつけましょう

アスパラガスを食べてスタミナをつけましょう
投稿日: 2016年7月11日 更新日: 2017年3月6日
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春から夏にかけてが旬のアスパラガス。このアスパラガス、歴史はとても古く、古代エジプト王朝時代には、高級食材として上流階級の人々が食べている様子が残されているほどです。日本には、江戸時代にオランダから伝来。当時はアスパラガスという名前ではなく「オランダキジカクシ」「西洋ウド」などと呼ばれており、おもに観賞用として栽培されていたといいます。本格的に食用として広まったのは昭和30年ごろに入ってからのことです。

基本的にアスパラガスは、春になってから芽吹き始め、それから秋まで収穫することができます。「グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスのちがいがわからない」という方も多くいるようですが、その答えは「育て方」にあります。地面から芽が出る前に、土盛りなどを行って光を当てないように育てたものが「ホワイトアスパラガス」。そのまま自然な状態で育成させたものが「グリーンアスパラガス」になります。

アスパラガスは葉酸やルチンなどの成分を含んでいますが、その中でもっとも重要とされているが「アスパラギン酸」と呼ばれる成分です。おもに、疲労回復や身体のだるさを解消するといわれている成分で、エジプト王朝時代の昔から、重宝されてきました。

主要成分であるアスパラギン酸の特徴

アスパラギン酸は「アミノ酸」の一種です。エネルギーの代謝を向上させることで、身体に蓄積する老廃物を排出する効果があるといわれています。それとともに、疲労回復力を高め、抵抗力をつけることもできます。さらには、肝機能を強化させ、神経を静める効能もあることから、健康食品として高く評価されています。

アスパラガスをおいしく食べるための方法!

それでは、私たちがスーパーなどでアスパラガスを選ぶときには、どのようなポイントに注意しておくといいのでしょうか?

まず気をつけておきたいのが「太いアスパラガスを選ぶようにする」。アスパラガスは、太いものほど甘みが多く、やわらかいといわれています。目についた太い商品を手に取っておくといいでしょう。

次に注意しておきたいのが「色」。鮮やかなグリーンのものほど味がいいといわれています。太さが同じくらいであれば、より「濃い緑色」のものを選ぶといいでしょう。

最後に気にしたいポイントが「先端とお尻部分」。この部分でアスパラガスの鮮度を確認することができます。しなびてしまっているものは鮮度が落ちている証拠です。先端部分にハリがあり、ピンと尖っているものを買い物かごに入れるといいでしょう。

アスパラガスの正しい保存方法

せっかく新鮮でおいしいアスパラガスを選んでも、保存方法を間違ってしまっては元も子もありません。

買ったばかりのアスパラガスを冷蔵庫に入れる際に、横にしてしまっていることがありませんか?
じつは、アスパラガスは横にすると穂先が上向きに起きようとする性質があります。すると、せっかく豊富な栄養成分が、その上向きになろうとするエネルギーに費やされてしまううえに、鮮度の落ちも早くなってしまうのです。

コップなどを用意して、中に水を入れておき、穂先を上向きにして立てておくことで鮮度や栄養成分を損なうことなく保存することができます。コップの水は毎日取り替えるようにしましょう。

このように、アスパラガスは栄養成分を手軽に摂ることができる食品です。適切な保存方法でおいしさを保ち、上手に毎日の食事に取り入れることで、きっとみなさんの健康維持に大きく貢献してくれることでしょう。

【栄養士ライター】スズキ
栄養士養成施設を卒業後、栄養士の資格を取得し食品会社に勤務。食品会社を退職後は、自宅で料理教室を開き栄養学上正しい料理を広めています。現在は料理教室の運営の傍らタウン誌などで記事を執筆するなど、フードライターとして執筆を中心とした活動も行っています。
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