では具体的にどのようにして電気代を出すのか解説していきますね。
今回は持っている方が多いと言われる「iPhone6」を例に計算をしたいと思います。
iPhone6の内蔵バッテリーは「3.82V/1810Ah」となっています。
このiPhone6をフル充電するために必要な電力量を出さなければいけません。
バッテリーのエネルギー容量は、「3.82V×1.81Ah=6.91Wh」となります。
iPhone6の場合、「6.91Whの電力量がフル充電できる計算」となりますね。
なお、今回は電力料金は、1kWhあたり25.91円(東京電力の第二段階料金)として算出します。
これは一般家庭の平均的な価格とされているようですの一番参考になるかなと思います。
そしてiPhone6のエネルギー容量に1Whあたりの電気代をかけることで1回充電あたりの電気代を出すことが出来ます。
計算式は以下のとおりです。
6.91Wh÷1000×25.91= 0.179円
iPhone6の場合、「1回充電で約0.179円の電気代がかかる」ということになります。
繰り返しになりますが、かなり安いですよね。
1日1回充電したとして1ヶ月で約5円、1年で約64円、100円にも満たないなんて凄いですね。
他のスマホの充電時の電気代の計算方法は同じです。
では次に「タブレット端末」の充電時の電気代を見てみましょう。
スマホよりも画面が大きい分、電気代もかかりそうなイメージですが、実際はどうでしょうか?
スマホではiPhoneを例に出しましたので、Apple関係ということでここでは「iPad Air2」を例に電気代を出していきたいと思います。
iPadAir2の内蔵バッテリーは「3.76/7340mAh」、エネルギー容量は「27.59Wh」です。
計算方法はスマホの時と同じですから、下記の通りです。
27.59÷1000×25.91=0.714円
iPadAir2の1回あたりのフル充電にかかる電気代は「約0.7円」と、またしても1円にも満たない驚きの安さです。
1日1回充電したとして「1ヶ月で約21円、1年で252円」です。
やはりスマホよりかは電気代は高いですが、それでも年間1000円も電気代はかかっていない計算になります。
ちなみにiPadの小さいサイズの「iPad mini3」はと言うと、内蔵バッテリーは「3.75/6471mAh」、エネルギー容量は「24.27Wh」です。
iPadAir2とさほど電気料金は変わりません。
その他のタブレット端末の充電時の電気料金は「0.4円~0.8円前後」と、いずれにしても1円にも満たない安さを実現しています。
スマホもタブレット端末も充電時の電気料金はかなり安いですから、正直あまり気にする必要はないかと思います。
しかし、それでも電気代を少しでも節約したいという方は多いでしょうね。
実はお使いの電気料金プランによっては「スマートフォンやタブレットの充電時の電気代が約3倍」になってしまうこともあるんですよ。
元々の単価が低いですからそこまで気にすることも無いかもしれませんが、「チリも積もれば」とやらです。
電気料金プランを上手に使うことが出来れば、逆に2分の1の電気代で抑えることだって可能なんですよ。
「電気料金プランを変更することで得られるメリット」は何もスマホの充電時の電気料金だけではありませんからね。
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