気づきそうで案外気づかないのが、食器棚です。毎日使う食器は別ですが、そうでない食器も多いのではないでしょうか。ちょっと奥の方に置いてしまうと、取り出すのも面倒。そのうち全く使わなくなっていくわけです。
そういう食器は食器棚を開ける度に目に入っているはずですが、それが不用品だとは思いません。でも、普段使わないのであれば、手放した方がいいと思います。食器は割れてしまったら価値はゼロ。価値があるうちにお金にした方が賢明ですよね。
本棚にも不用品はけっこう眠っていて、本は不用品になる可能性が高い物のひとつです。一度読んだだけで本棚の飾りになっていることが多く、「この作家さんが好き」とか「この漫画が好き」という理由で、ずっと置かれてしまうことも多々あります。でも、本は保管するにも場所をとるし、保管状態が悪いとどんどん劣化していきます。当然、相当昔の本であれば価値が上がることもありますが、それはほんの一握り。多くは無価値になってしまうのが実状です。
実は、私も先日漫画本を思い切ってオークションで売りました。ずっと好きだった漫画なのですが、読むのは年に1回くらい。もはやコレクションだと思っていたわけですが、状態は年々悪くなっていきます。だったら、価値があるうちに売ってしまった方がいいなと思ったのです。
毎日使っている机やテーブルの上にも気づかない不用品がけっこうあります。「いつか使うかもしれないから」という理由で置かれている小物たち。たとえば、勢いで買ってしまったブランドの筆記用具はありませんか?私も経験がありますが、あるブランドのボールペンを「持ってたらカッコいいかも」という理由で購入。でも気づけば1本150円くらいの書きやすいボールペンを使っています…。
買うと意外に高い万年筆やボールペンはオークションなどでもけっこう取引されるアイテムです。筆記用具も次の人に使ってもらった方がいいに決まっていますよね。毎日見ているからこそ気づかない不用品。考え方を変えれば、たくさん見つかるのではないでしょうか。
<プロフィール>
川崎さちえ
2004年、夫が子育てをするという理由で、いきなり会社を辞めてくる。それからネットオークションを始め、出品数は5,000点以上。現在テレビや雑誌などで活躍中。
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