これからの教育費は給付型奨学金を狙え!!

これからの教育費は給付型奨学金を狙え!!
投稿日: 2016年11月24日 更新日: 2017年3月6日
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2016年2月29日中央労働福祉協議会が奨学金に関するアンケート報告書を発行しました。

奨学金の借入総額は、平均312.9 万円で、月の返還額の平均は約17,000 円である。このペースで返済していくと無利息と仮定しても15.3年もの歳月がかかる。22歳で卒業したとしても完済年齢は37歳だ。
借入総額が<500 万円以上>である層も1 割みられ、これらの層では月30,000 円以上の返還をしている人が4 割を占めている。
社会に出る前の学生が300万円以上の借金を背負っているのが今の日本の現状なのです。

それでは貯金もあまりなく教育費を捻出することが奨学金だよりという学生はどうしたら良いのでしょうか?答えは給付型奨学金を狙うというものです。最新情報とともに給付型奨学金事情を追ってみたいと思います。

①<給付型奨学金>月3万円を基準に支給へ 自公合意 

①<給付型奨学金>月3万円を基準に支給へ 自公合意 

低所得世帯の大学生らに対する返済不要の給付型奨学金について、自民、公明両党は22日、両党の合同作業部会で方針を決定した。政府に新制度を提言する

住民税非課税世帯(児童養護施設の退所者、生活保護世帯を含む)の学生を対象に、2018年度から月3万円を基準に支給する。私立大に通う下宿生など特に経済的負担が重い学生については17年度から給付を先行実施する方針。

国公立大と私立大、自宅通学と下宿など、進学先と住居によって学費や生活費負担は大きく異なるため「国公立大の下宿」と「私立大の自宅」は基準額の月3万円とし、比較的負担が軽い「国公立大の自宅」は月2万円、負担が重い「私立大の下宿」は月4万円などと給付額に差を付ける方向だ。今後、文科省が詳細な制度設計を進める。

 支給対象者は住民税非課税世帯を前提に、全国の高校約5000校に最低1人分の推薦枠を割り当てる。これとは別に、成績や課外活動などを総合的に判断し、学校が対象者の中から推薦する。文科省は今後、学校推薦に必要な成績の目安などを示したガイドライン(指針)を策定する。

これにより住民税が非課税世帯の奨学金受給者(年収300万円以下が目安として約15%が対象になると推定)が恩恵を受けられる見込みとなった。

2016年11月22日毎日新聞より一部引用

②大学の給付金は給付人数の多い給付金が狙い目

大学全入時代の中でも各私立大学では優秀な人材を確保しようと給付型の奨学金に力を入れております。しかし各私立大学でも給付型の奨学金は特待生として狭き門なのが実情です。そんな中でもとにかく多くの学生に支援したいという学校が増え続けております。

「神奈川大学給費制試験」最大700人が給費生となれる
※初年度納入金を大幅に免除+4年間で最大800万円を給付

「明治大学給費奨学金」募集人員が1,440人という大型の奨学金
※首都圏に家族住所がある学生は20万円(文系)~30万円(理系)、首都圏外からの学生にはさらに10万円がプラスして支給されます。

「めざせ!都の西北奨学金」採用候補者数は、1学年の合計で約1,200人
※【早稲田大学 年間40万円×4年間支給】首都圏1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の高校等の出身者を対象に、年間40万円を原則4年間にわたって継続給付する制度です。

③大学の給付金狙いなら予約型奨学金(給付金)が安心です

③大学の給付金狙いなら予約型奨学金(給付金)が安心です

多くの学生は、大学の学費にあてる奨学金を予約するとき、高校を通じて「日本学生支援機構」に申請します。 ただし近年は、受験生の数を増やす取り組みとして、予約型の奨学金を独自に実施する大学が増えています。 以下のような学校が取り組んでおります。

・早稲田大学(めざせ!都の西北奨学金)
・明治大学(明治大学特別給費奨学金)
・明治学院大学(白金の丘奨学金)
・お茶の水大学(みがかずば奨学金)
・中央大学(中央大学予約奨学金)
・立命館大学(入学試験受験前予約採用型奨学金)
・創価大学(創価大学創友給付奨学金)
・慶応義塾大学(学問のすゝめ奨学金)
・立教大学(自由の学府奨学金)
・大東文化大学(桐門の翼奨学金)
・青山学院大学(地の塩、世の光奨学金)
・関西学院大学(ランバス支給奨学金)
・電気通信大学(UEC修学支援奨学金)
・関西大学(学の実化)
・愛知大学(知を愛する奨学金)
・上智大学(上智大学新入生奨学金)
・大阪国際大学(予約給付型奨学金)
・法政大学(チャレンジ法政奨学金)

④資格奨学金というのを狙うのも一つの選択肢

■共愛学園前橋国際大学

同大の「資格特待生制度」には対象の学生として、
実用英語技能検定2級合格者、GTEC 620以上、TOEIC 500以上)
情報処理技術者試験合格者(ITパスポート試験を除く)
日商簿記検定2級合格者
上記資格を取得している人:初年度の授業料全額が免除となります。

「英検2級取得者」学費全額無料でなく、2~5割相当額支給の大学も含めれば新潟県の長岡大学、新潟経営大学、兵庫県の神戸海星女子学院大学など全国に広まっています。

■高崎商科大学
英検1級、準一級取得者は入学金免除(大学25万円・短大25万円) および初年度の授業料全額免除 (大学69.6万円・短大61.8万円)の特典がつきます。

■横浜商科大学
○奨学生制度 本学入学者 (4年間 )
①日本英語検定協会主催英語2級以上、日本商工会議所主催簿記検定2級のいずれかを本学入学までに合格した者
②国内旅行業務取扱管理者【(社)全国旅行業協会】、又は総合旅行業務取扱管理者【(社)日本旅行業協会】を入学までに取得し、観光マネジメント学科に入学する者、
③日本商工会議所主催簿記検定2級のいずれかを本学入学までに合格した者
授業料全額免除

○奨学生制度(50%免除)

本学入学者 4年間 漢検2級以上合格者 授業料50%免除

⑤地方自治体の奨学金も検討してみる

■高校生向け:地方自治体の奨学金
支給要件は「成績優秀だが経済的な理由で進学が難しい生徒」で、中学校経由で申し込むものが多くあります。

○横浜市高等学校奨学金
保護者の住所が横浜市にある高校生(学校は市外・県外でも可)に月額5000円を支給します。募集人数は480人と大規模です。他の奨学金との併用はできません。

○川崎市高等学校奨学金
「入学支度金」と「学年資金」の2種類があります。

入学支度金は、川崎市内に住所を有し、世帯の所得や本人の学業成績が一定の条件を満たす中学3年生が対象。国公立の高校に進学する場合は4万5000円、私立高校では7万円を支給します(平成26年度給付額)。

学年資金は、川崎市に住所を有する高校生に対し支給するもので、国公立は3万6000円~4万8000円、私立は6万円~7万円です。いずれも他の奨学金との併用が可能です。

○大阪市奨学費
大阪市内に住む市民税非課税世帯の高校・高等専門学校生に1年間給付。予約奨学生は入学資金3万5000円以内、学習資金年額7万2000円以内です。募集は、在学生は5月~6月上旬、予約生(中学3年生)は11月頃です。奨学費の請求には、入学や学校の教育活動に使った経費の領収書の提出が必要です。

コツ・ポイント

一口に給付型奨学金といっても色々な種類があるのはわかっていただけたでしょうか?親の役目として学費を捻出してあげることは勿論のこと、こういった情報も集めてあげるのも親の役目でしょう。奨学金を利用させないで子供を進学させるという決意を親がもって子供の進学のお手伝いをしてあげて下さい。子供達には社会に出るときは0からのスタートで自立できるようにとの願いを込めて。


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