車は金食い虫とよく言われております。車の維持費は車両費を含まずに計算すると軽自動車で50万円、コンパクトカーで60万円、ワゴンクラスで70万円が平均と言われております。
私の近所の大規模マンションでは駅まで徒歩圏の為、平日の昼間は駐車場にマイカーがほとんど満車状態です。週末ドライバーがいかに多いかがわかります。
家庭の事情によって車がないと困る家庭以外は車をあきらめるべきです。その分を学費に回して下さい。子供が小さいころは絶対必要だというなら小学生まで所有してあとは車を手放すなどの工夫をして下さい。一度所有してしまうと手放せないという気持ちはわかりますが、コスト意識をもたないといけません。
地方では車は必需品だと思います。それでもあきらめないでください。軽自動車にするなどの方法で年間の維持費は安くすることが出来ます。
今は全国平均で1世帯当たり車1台の世の中です。この平均水準を気にしないというのがとても大事なのです。
もう住宅を購入しているという方も多いとは思いますが、これから購入を考えている方はしっかりと頭に入れてほしいと思います。
人生で一番お金がかかるものの1位は住居関連費で平均4029万円となっております。参照:「2015年度上半期フラット35利用者調査」
これを3000万円で押さえればその差額分を学費に回すことが可能です。何も新築にこだわる必要はありません。中古の物件なら市場価格の5割から8割で購入可能です。これは一戸建てに限らず、マンションでも一緒です。
また公団住宅の団地リノベーションという手もあります。築40年以上の公団物件に内装をリフォームして購入するというものです。これなら500万円~1000万円で住宅が手に入ります。
子供に奨学金を利用しないで進学するためには新築マイホーム購入というのをあきらめて下さい。
学校外教育費を3歳児から18歳児まで全て足してみるとなんと平均で約300万円にもなります。
<参照>第2回 学校外教育活動に関する調査 2013 -幼児から高校生のいる家庭を対象に-ベネッセより
周りが塾に行っているのに行かせてあげないのは可哀想じゃないかという親の気持ちもわかります。しかしその結果、子供に奨学金という借金を背負わせても良いのでしょうか?
子供の可能性を信じた時に習い事代、学習塾費用などは投資ととらえることが出来るかもしれません。しかし現実を見た時に将来、大学進学費用が奨学金だよりだと感じているのであれば、塾通いはさせない方が賢明だと思います。
塾に行かないメリットも忘れてはいけません。お金がかからないという事の他にも子供に時間的な余裕が生まれるというメリットです。現代社会は大人も子供も忙しすぎます。のんびりという言葉が何か悪いことをしているような閉塞感を覚えます。
あきらめるという言葉は当てはまらないかもしれません。あえて習い事をしない、塾に行かないことを選択するという感じでしょうか?
無理して勉強しなくても大学進学が出来る時代になっているので子供も自然体で良いのではと私は考えております。
子供に奨学金をつかわずに進学させるためにあきらめるもの3つとタイトルに書きましたがあきらめるという言葉よりも選択するという言葉の方がしっくりとくるかもしれません。
人生は選択の連続という言葉があります。お金の使い方も選択の連続です。限られた収入の中から人生の支出をやりくりするしかないのです。子供には出来る限りの支援をしてあげたいのが親心だと思いますが、出来ることと出来ないことがあるというのは子供が小さい時から教えてあげるのが親の役目だと私は信じています。
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