まずはComoママ100人に「ママ友は何人いますか?」とアンケートをとってみました。「ママ友」をどうとらえるかは人によって違うようですが、「気兼ねなくおしゃべりできて、会って楽しいママ友は何人?」と読者100人に聞いて、出てきた数字がこれ。思った以上に多い? それとも少ない……?
・1人 ……13%
・2~3人 ……30%
・4~5人 ……18%
・6~8人 ……11%
・10人くらい ……14%
・15人くらい …… 3%
・20人くらい …… 2%
・いません …… 9%
さらに投げてみたのが、「親友といえるママ友は何人いますか?」という質問。結果は「いません」が43%、「1人」というママが25%、「2人」が14%。3人以上の人は18%。子どもが小さいママの中には「親友とまでいえる人は(いない)……」という回答が目立った反面、小学生の子どものいるママはほぼ迷いなく、「います!」というお答えに。長いおつきあいの中ではぐくまれるのが「友情」というわけです。
りんこさん自身は、どのようなママ友体験をしてきたのでしょうか? ママ友づきあいで苦労した経験など、ないのでは……?
「とんでもない! 私の背後には黒歴史がドロドロ。あのころ若くて青くて可愛かったから(笑)」というりんこさんのママ友ヒストリーは、「ざっくり言って、こんな感じ」。
☆「大人と話したい期」⇒わが子=赤ちゃん。
だれでもいいから幼児言葉ではない大人のおしゃべりをしたかった猛烈“人恋し”時代。ママ友欲しい! モード最高潮。
☆「お悩みスタート期」⇒わが子=未就学児。
家の近所、公園、幼稚園と家から出たは良いけれど、「なんか、この人と価値観違う~」にひどくヘコむ、黒歴史期。
☆「一人でいいや! の達観期」⇒わが子=小学生。
すべての人に好かれようとしなくても別にいいじゃん! 子どもが学校で楽しければそれでよし! と悟り? を開く。
☆「気が合う人だけ残ったね期」⇒わが子=中学生以降。
子どもが学校を卒業しても気が合うママとは今でもえんえん飲んでるし、そうでない人とは自然消滅。居心地満点。
そして。「ママ友づきあいなんて永久じゃない。いてもいいし、いなくてもいいのがママ友なのだと」……50代になって、さとったそうです。
Comoママアンケートでは、入園・入学を控えたママたちを中心に「初対面の人に感じよく接するコツ」や「連絡先の聞き方」などがとくに気になっていることがわかりました。
たとえば初対面の人と接するときには、「洋服や容姿など、相手のお子さんのいいところを見つけてほめる!」「とにかくにこにこスマイル! あと、敬語も大事。自分より年下かな? と思っても、とりあえず敬語で話します」など、気配りにぬかりないママがいる一方で、「ずーっとスマホをいじっている人」「話しかけるなオーラ全開で、だれとも目を合わせない」「いきなり自分の子どもの話ばかりえんえんとするママ」など、とてもママ友にはなりたくない! と思わされるママも目立っているようす。やっぱり「感じのいいママ」になる努力は必要ですよね?
――「あのね、それは努力じゃなくて常識!」とりんこさん、いきなり先制パンチ。「だって、当然のことだもの。相手がママだろうが、会社社長だろうが、初対面の人にはちゃんと挨拶して、軽く自己紹介もして、ていねいな言葉で話すものです。ママ友に好印象を与えるためにするのではなく、大人として当然の行いをするってこと」
さらに悩むのは「連絡先はいつ聞く?」という一歩踏み込む時期の問題ですが、りんこさんのご意見は……?
「キーワードは“あせらず、じっくり、やんわりと”。3分おしゃべりしたからライン教えて! というのは、ちょっとグイグイ行きすぎだと思う。でもね、その気持ちもわかります。公園デビューとか最初の子の入園とか、そういう時期って友だちが欲しいものなのよ。やっと同世代の女子と、“ママ同士”の会話ができるんだもん、連絡先の交換、したくてたまらないですよ。だったら、個人名刺バラまいてもいいし、ラインでお友だち攻撃してもいい。あとでセレクトしたりされたりすればいいんだし、そのあとブロックもできるし。でも個人名刺に情報は入れすぎないこと。置き忘れたり、落としたりする人、必ずいますから」
また、怖いのはうっかり無神経なママに悩まされること。もしも「イヤだな」と思うことをされたときには、やんわりとでも伝えたほうがいいですか?
「もちろん言ってよし! でも……かく言う私は言えなかったんですよね。ママ友関係って子どもがセットのおつきあいだから、『ママ友関係が壊れてわが子に悪い影響を与えたら……』って思うと、勇気が出なくて。でもね、関係が多少壊れてもいいと思うんです。子どもが成長すれば、この集団だって変化していくんだから」
では、もしも自分のいるグループが悪口大会や仲間はずれをしていたら、どうしたらいいんでしょう。
「よくある話だし、適当に相づちを打って流しながらつきあい続ける人が多いと思います。でもちょっと考えてほしい。その中にいて自分は成長できるのかな? と。もし成長できないと思ったら、少しずつフェードアウトしましょう。友だちって、最終的にはどこか尊敬で結びついている面があるんです。いい集団は磁力をもっていて、吸い寄せられるように人が集まります。そういう場所に身を置くほうがいい」
『Como』4月号『ママ友づきあいの心得』より引用。なにかとデリケートなママ友関係。最近ではSNSなど新たなトラップもあって、心配――なイマドキの“あれこれ”をまとめた企画。ママ友づきあいのバイブルにしてください。●Como4月号は3月7日発売!
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