なんだかよくわからないけど、ムショーに楽しかった。
源泉プールは温水プールよりも温かく、子どもを見ながら泳がずに、ただ浸かっているだけでも寒くならない、むしろリラックス。快適でした。ここ、真冬以外は入れるそうです!
日中は親子でにぎわうプールも、夜になるとこんな風にライトアップされて、リゾート感たっぷり。
実はこのたらい乗り、ちゃんとご当地に由来があるアクティビティなのでした。毎年7月には、桜並木が有名な松川で、約400mほどの距離をたらいで競うレースが行われるのだそうです。かつて、この川でたらいで洗濯していたなごりから、たらい乗りレースはスタートしたそうです。温泉街の旅館スタッフを中心に、約数十基のたらいが浮かぶ様子は圧巻ですね!
さて、体を動かした後は、ちょっと女子力の高いアクティビティも楽しんでみましたよ。
伊東市の花は椿ですが、その椿は界 伊東のテーマにもなっています。食器やお菓子、内装の意匠から、さらにお茶やスキンケアのアメニティにも椿がたくさん使われていました。そのうちのひとつ、椿油を種から絞るという体験に挑戦。
あらかじめ皮を剥いてある椿の種を、万力のような仕組みを使う圧搾機で搾ります。かなり力がいるので、親子で応援しあって搾りました! 熱や電力を使わないコールドプレスなんですね。一見乾いているように見える種から、ぎゅーっと油が搾り取られる感じも面白かったし、あらためて貴重なオイルなんだなぁと、自分搾りの椿油が愛おしくなりました♡
そして、ご当地部屋と呼ばれるスペシャルルーム「つるし飾り 椿の間」にもお邪魔。白椿と赤椿の2つのお部屋がありました。赤椿の間は伝統的なよさを大事にしたしつらえ、白椿の間はモダンなテイストを取り入れています。
つるし飾り 白椿の間
つるし飾り 椿の間
このお部屋だけでなく、ホテル館内随所のこだわりがいっぱいで、「あら、こんなところにも椿モチーフが」と発見するのも楽しかったりしました!
界 伊東で楽しめるアクティビティは、季節ごとに変わります。秋には、「願いを込めて作るちりめん細工」「椿油をともす『椿の灯り取』」の企画も。椿の間にもあったつるし飾りのちりめん細工を親子で手作りしたり、手搾りした椿油を使った「椿の灯り」をライトアップしたり。1年を通じて、花だけでなく椿の木、そして伊東の土地を愛でる宿なのです。
あくせくと移動しなくても親子でたくさんの体験ができて、しかも美味しいお料理があって。1泊2日の短い時間とは思えない、思い出深い旅行となりました!
フクチマミ
Profile
マンガイラストレーター。1980年神奈川県生まれ。雑誌や書籍、webでルポ・解説マンガを中心に活躍中。「わかりにくいことを、わかりやすく」説明する手法に定評がある。近著に、晩ごはん作りのユーウツの原因をひもとき、解決法をさぐった『晩ごはん症候群(シンドローム)』(主婦の友社) がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/4074227932?tag=shuf-22
星野リゾート 界 伊東 http://kai-ryokan
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