「ドレス・ド・オムライス」とは、一般的なふわとろ卵にひと手間かけるだけで作れる、ドレスを着たように見えるオムライスのことです。
もともとは、埼玉県のとある洋食屋さんで提供されていた、1日10食という人気の限定メニューでした。幸運にも食べられた人がSNSに写真を投稿したことをきっかけに、TVなどでも取り上げられて人気に火がつきました。この華やかな見た目から、料理界の貴婦人とも言われたりしています。
しかし、残念ながらそのお店が閉店してしまったそうで、でもどうしてもあの幻のオムライスを食べてみたい!ということで、今SNSを中心に再現レシピが話題になっています。
果たして、うまく作ることができるでしょうか?
<材料>(1人分)
ご飯・・・100g
玉ねぎ・・・1/8個
鶏もも肉・・・50g
トマトケチャップ・・・大さじ1と1/2
塩・こしょう・・・少々
サラダ油・・・適量
卵・・・2個
バター・・・10g
片栗粉・・・小さじ1
カレー(市販)・・・適量
ミニトマト・・・1個
材料はいつものオムライスを作る時に使うものとあまり変わらないですね。
1. まずはチキンライスを作ります。
玉ねぎはみじん切りに、鶏肉は1cm角に切ります。
2. サラダ油を熱したフライパンに玉ねぎを入れて炒めます。
3. 2が透き通ってきたら、鶏肉を加えて白っぽくなるまで炒めます。
4. 3にご飯を加えてほぐしながら炒め合わせ、さらにトマトケチャップを加えて炒めたら、塩・こしょうで味を整えます。
これでチキンライスは完成です!
5. 出来上がった4をお椀に入れて形を整えたら、ひっくり返してお皿にのせます。
卵をドレスのように見立てたいので、チキンライスをドーム状に整えました。
6. 次は上からかける卵を焼きます。
卵を割りほぐしたら、水で溶いた片栗粉を混ぜます。
水溶き片栗粉を入れるのは、焼いた時に卵が破れにくくするためです。
7. いよいよ焼いていきます。
最初は強火でフライパンを温め、温まったら弱火にして温度を一定に下げます。
フライパンの熱し方が弱いとフライパンに卵がくっつきやすくなるので、最初は強火で熱します。
8. 弱火に温度を落としたフライパンに、バターをひきます。
9. 8に6を一気に入れて焼き始めます。
さぁ、ここからは時間との勝負ですよ!
10. 周りが少し固まって来たら菜箸1本を「外側から中心に向けて」入れていきます。グッと中央まで引っ張って来たら、残りの1本も同じ要領で中心へ入れていきます。
11. 菜箸を入れたら少し固まるまで7秒ほど待ち、卵が固まってきたら、お箸をクルッと半周させます。
半熟ぐらいがちょうどいい加減です。ドレープらしきものが出来ました!
12.ドレープが出来たら、フライパンから滑らすように5のチキンライスの上に被せます。
チキンライスの上に被せるまで、菜箸は抜きません!
13.12の形を整えたら、周りにカレーをかけ、最後にミニトマトをのせたら完成です!
どうですかドレスのように見えますか?卵を焼き始めてからは、火が通り過ぎないように本当に時間との闘いで、慌ただしかったですが、なんとか半熟状態&ドレープらしきものも作れて、出来上がりました^^;
食べてみると、チキンライスにトロトロ卵とカレーソースがからんで美味しい!見た目もあってか、いつもよりもちょっとリッチなオムライスを食べている気分になれました(笑)今回作ってみて、やはり本物がどんなものだったのか食べてみたくなりました。
正直、コツをつかむまでは最初のうちはうまくドレープが作れず、失敗もしました…。が、何回か練習しているうちにコツをつかめば、美しい「ドレス・ド・オムライス」を作ることが出来ますよ。
オムライスってどちらかというと、家庭食のイメージがありますが、こんなに華やかなオムライスであれば、おもてなしレシピとしても使えますね。特に女子は絶対喜ぶと思います。いつもの材料ですぐに作れるので、皆さんもぜひ挑戦してみて下さい☆
ポイントは3つ。①(あれば)滑りが良いテフロン加工のフライパンで作る。②卵に火が通り過ぎないように、火加減に注意。③キレイなドレープを作るためには、多めのバターを。あとは練習あるのみ!
今回周りにかけるソースはカレーにしましたが、もちろんデミグラスソースや、ミートソース、シチューなど、なんでもOKです。
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