「ファルシー料理」とは、フランス語のファルスが語源で、肉や魚、野菜などの中に別の食材をぎゅっぎゅっと詰めた料理のことです。英語では「スタッフド」。聞き慣れない言葉ですが、実は日本にもポピュラーなファルシーフードがありました。それはピーマンの肉詰めです。そう言われてみれば確かに!ですよね。
ファルシー料理にはピーマンのほかにも、トマト、玉ねぎ、ナス、きのこ類がよく使われます。今回は、トマトとズッキーニを使った2つのファルシー料理を作ってみます。
<材料>(2人分)
トマト・・・2個
玉ねぎ・・・1/8個
☆パセリ・・・小さじ1
☆豚ひき肉・・・80g
☆パン粉・・・10g
☆卵黄・・・1個分
☆ナツメグ・・・少々
☆塩・・・少々
☆こしょう・・・少々
★マヨネーズ・・・大さじ1
★プレーンヨーグルト・・・大さじ1
★こしょう・・・少々
★ナツメグ・・・少々
1.トマトはヘタの部分を5mmほど切り取ります。中身をスプーンでくり抜き、内側に塩・こしょう(分量外)をして、水気をきるために逆さに置いておきます。
焼いた時に水分がたくさん出てこないように、しっかり水けをきっておきましょう。
ヘタは蓋として使うので、捨てないで下さいね!
2.ボウルに1のくり抜いたトマトの中身と☆を入れ、粘り気がでるまでよくこねて肉だねを作ります。
トマトが入って、少し赤色の肉だねですね。
3.1に2を詰めて、切り取ったヘタをその上に蓋としてのせます。
4.耐熱皿に3を並べて天板にのせ、天板の約5mmの高さまで水(分量外)を注いで、220℃に予熱したオーブンで20分ほど焼きます。
5.お皿に混ぜ合わせた★を敷き、焼けた4をのせれば完成!
美味しそうな肉汁がたっぷり出てきています♪
まず見た目からかなりインパクトのあるファルシー料理が出来ました。トマトまるまる1個の中に、たっぷりの肉だねが入って、とってもボリューミーに見えますね。
食べてみると、焼いてさらに甘さが増したトマトと、あっさり味の肉だねに、さっぱりしたヨーグルトソースがからんで美味しい!見た目とは逆に、意外とぺろっと食べられました^^野菜とお肉がこの一皿でたっぷり摂れるのも嬉しいですね。
ちなみに、トマトにはリコピンがたくさん含まれているので、生活習慣病の予防や美肌効果も期待出来ますよ。
では、次はズッキーニを使ったファルシー料理を。
材料は最後をご覧下さい。
1.ズッキーニはヘタの部分をカットし、中身をスプーンでくり抜きます。
スプーンで簡単にくり抜けましたよ。
2.ズッキーニの中身、玉ねぎ、にんにくをみじん切りにし、ベーコンは1cm角にします。
3.フライパンにオリーブ油とにんにくを熱し、香りが出てきたら、2を炒め、塩・黒こしょうで味を調えます。
これだけでも十分美味しそうな炒め物です♪
4.3を1に詰め、ピザ用チーズ、パルメザンチーズをかけます。
スプーンを使って、たっぷり詰めましょう!
5.250度に予熱したオーブンで10分ほど焼けば完成!
こんがり焼けたチーズが食欲をそそります。食べてみると、あっさりしたズッキーニと、塩けが効いたベーコンにチーズがからむことで、全体をうまくまとめてくれていて美味しい!これはかなりお酒に合う料理です。見た目もオシャレですよね。
ちなみに、ズッキーニには、油と調理すると体に吸収されやすくなるβカロテンが多く含まれているので、ファルシー料理はもってこいです。皮が柔らかいので、剥かずにそのまま食べられるのも嬉しいですよね。
ファルシー料理は、野菜をまるまる使って作る料理なので、野菜好きにはたまりませんでした。しかもじっくり焼くことで、甘みも増すので、いつも以上に美味しく野菜を食べられた気がします。
好きな野菜に具材をぎゅっぎゅっと詰めて焼くだけで簡単に栄養が摂れて、見た目もオシャレなファルシー料理。ぜひ食卓でも楽しんでみて下さい☆
野菜の中身をくり抜く際は、中に詰めたものが出てこないように、ある程度の厚さを残してくり抜くようにしましょう。
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