「ママ友と呼べる人が周囲にいません。楽しそうにしている人を見るとうらやましいけれど、どっちかと言えば一人のほうがラク。自分がどうしたいのか、よくわかっていないんです」
(大阪府・39才/11才男の子、6才女の子のママ)
「ママ友がいなくても、十分生きていけます。子育てするうえで必要な情報は、子ども本人、夫、そして先生に聞けばいいんです。子どもの話を一生懸命聞いたり、子どもの将来について夫と話し合ったり、先生に相談していれば、だいたいの答えは出ます。ママ友情報もいいけれど、振り回されることも多いものです。わたしは『人見知りで愛想のないママ』を演じているので、最初から誘われません。圏外ねらいでいくとあとあとラクですよ(笑)」(小島慶子さん)
「結論、自分で言ってるじゃん(笑)。一人のほうがラクなんだから、それでいい。ぼくは子どもの頃社宅住まいだったけど、母ちゃんにママ友はいなかった。でも、ぼくにはたくさん友だちがいた。全然問題ナシ!」(つるの剛士さん)
「子育てに毎日バタバタして、夫と会話する暇が全然ありません。夫を異性だと思えなくなってきました。(相手も思っているだろうけど……)」
(鹿児島県・33才/6才女の子、4才・0才男の子のママ)
「夫婦の時間は、つくればあるの。つくらないからないの。子どもがまだ小さいとき、ぼくは毎晩必死で子どもを寝かしつけました。奥さんと二人の時間がほしかったから。おかげで子どもは増えたし小学生になっても夜9時半に寝るし、奥さんとは仲良し。『異性とは思えない』なんてさびしいですよ。意識して、ちょっとかわいくしてみて。お互いに努力した先に、いい関係ができるから」(つるの剛士さん)
だれもが「あるある!」と思うお便りから、「これは重い……」ものまで、かなりさまざまな読者のお悩みに答えてくれたお2人ですが、歯に衣着せぬ発言も多い印象の小島さんが、ひとつひとつのお悩みに愛情たっぷりにお答えになったり、逆に家族とのほのぼのエピソードに事欠かないつるのさんが、お悩みを一刀両断したりなど、お答えは予想と違った方向に進み――非常に興味深いものに。
子どものことを思うからこそ……の“子育て”の悩み、家族の軸となる“夫婦”の悩み、いまの&これからの“仕事“の悩み、ちょっとおざなりになりがちな“自分自身“に関する悩み、最近ニュースでもよく取り上げられる“ママ友”をはじめとした人間関係の悩み――ひとつひとつのお答えがハートフル。読み逃せませんよ。
『Como』2015年12月号「小島慶子さん&つるの剛士さんの ママ人生相談!」より引用。本誌では27のお悩みにおふたりが熱烈回答! 読みごたえたっぷりです。 http://amazon.co.jp/dp/B016031Z0O?tag=comomag-22
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