お伝え出来ないほどの山菜の量。
母と私の姉の2人で採りにいってくれました。
4時間位かけてとりにいってくれました。
いや〜本当にすごい。
まず、ぜんまいとウルイと……と、山菜の種類をしっかり分類します。
ここからぜんまいの大変さは半端じゃありません。
木につかまりながら崖のような山に登って山菜採りをするので、無事に帰れた事をホッとしているのもつかの間。
この作業が待っています。
まず、ワタを取る。手を灰汁で真っ黒にしながら、ひたすら黙々ととる。
この時手に水をつけながらやると取りやすいです。
でも、母は沢山採れたことが嬉しくてチャキチャキ動くんですよね〜
いや〜、本当に尊敬します。
私には出来ない。
大きな鍋でぜんまいを煮ます。この作業はいつも母の役目。茹で過ぎても茹でなすぎても駄目みたい。長年の経験があるのでしょうね。
庭にゴザを敷き、ゴザの上に並べて乾かします。
この日は天気が良い日でラッキーでした。ぜんまいを乾かすのは天気がいい日で無ければいけません。
天気が良ければ2〜3日で乾きますが、天気が悪いと本当に大変。少しでも太陽が出たらゴザごと外に干し、駄目だと車庫や家の中に入れる。
しかも、広げて干すだけならまだ簡単なのに。
実はゴザの上でぜんまいをモミモミしてまた広げる。少し乾いてきたらまたモミモミして広げる。この作業を乾くまで2〜5日繰り返すのです。
ちなみにこの日はゴザ9枚ほどとれたそうですよ。
段々乾いてきましたね。
真っ黒くなるまでまだまだ先ですが。
綺麗な黒になると本当に良いものが出来上がった!
となるそうです。
この時期は近所でもぜんまいを干している家が多く、皆さん嬉しそうにぜんまいモミ(*ぜんまいを揉むこと)をしています。
真っ黒くなったぜんまい。
実はこれ、今年のものではなく去年とったぜんまい。
綺麗に乾燥して虫がつかなければ三年位は持つそうです。
昔の人の知恵はすごい。
たっぷりのお水に一晩漬けて、ぜんまいを戻す。
そのあと鍋に火をつけ、沸騰したらすぐに火を消し、灰汁を捨てる。
更に水を足して茹でる。
熱が冷めるまで待ち、灰汁を捨てる。
更に更に水を足して茹でて……と、この作業を繰り返す。
灰汁がなくなり、ぜんまいが柔らかくなるまで煮る。
これで水煮の完成。
(私達はこの作業を「そうにする」という。そうにという言葉が今日まで標準語だと思っていました笑)
1. 食べやすく切った人参、きのこ、ごぼう、タケノコ、里芋、レンコンなど、お好みの野菜を油で炒める。
2. そうにした(水煮の状態)ぜんまいも入れて炒める。
3. 油あげ、厚揚げ、がんもどきなどの練り物を食べやすく切って入れる。ひたひたになるまで水を入れ、和風顆粒だし、醤油、酒と一緒に弱火〜中火でコトコト煮る。
とっても美味しいぜんまい煮が出来ました。
我が家定番のぜんまい煮のポイント
・油で炒めてから煮ること。
・きのこを必ず入れること。
・鶏や豚肉などは使わず、練り物を使うこと。
(母の親など更に年が上の方は身欠きにしんやスルメを入れて煮ていました。)
・ぜんまいのかたさが、柔らかすぎもかたすぎもしないように煮ること。
・砂糖や味醂は入れず、少し多めの酒で煮ることで素材の味をいかし、旨味を引き立てること。
・アルミ両手鍋を使うこと(これは我が家の昔から使っている両手鍋。なぜかこの鍋で煮ると美味い)
私も母の味を引き継ぎ、美味しいぜんまい煮を煮ることが出来ます。この味はどこか懐かしく、誰に出しても万人受けしてもらえる気がします。
そして今の私が出来る事。
山菜採りに行くこととぜんまいのワタ取り位まで。生のぜんまいを煮てから干して黒く輝くぜんまいまで仕上げた事は無いのです。
小さい時から見ていたのでなんとなくわかる気はしますが、母が元気なうちにその技術も引き継がなければと思っています。
そして美味しく煮る調理方法。
私の代で終わらせず、私の子供達がこの先引き継いでくれるといいなと思っています。
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