主菜または副菜として栄養を整え、ふだんの食事に有効活用できる「つくりおき」のおかず。おいしく安心して食べるには、冷蔵で2、3日、冷凍で1週間ほどを目安に、日持ちさせられるよう、ひと工夫することが大切です。
【日持ちをよくする調理のポイント】
・醤油、塩、酢など、菌の繁殖を抑えることが期待できる調味料を使い、少し濃い目の味付けにするのがポイント。とくに酢は抗菌効果が高いとされているので、酢の物やマリネを使ったメニューはつくりおきに向いています。
・生、半生の肉や魚、卵は避けましょう。素材の芯までしっかり火を通し、全体に熱を行き渡らせて、菌の繁殖を抑えるようにしましょう。
・菌の繁殖を防ぐため、汁気を少なくし、水分を減らすことが重要です。煮詰めるなどして油をしっかり切るようにしましょう。
・できあがったおかずは、同じく菌の繁殖を抑えるため、完全に冷めてから保存するようにしましょう。
【容器の使い方】
・ガラスやプラスチック製で、雑菌を防ぐためフタ付きのものを選びましょう。耐熱性や密閉性にすぐれたものであればさらに便利。
保存容器はもちろん、調理用具も使う前にしっかりと洗って清潔なふきんで拭き、乾燥させます。
「つくりおき」は、時間に余裕のある時に、数品のメニューをまとめて調理をすることで、作業時間や負担を減らせるのがメリットの1つです。
習慣として続けていく場合は、たとえば「○曜日に○品作る」というように、いつ作るのか、また何品くらい作るかを決めて、メニューと作る量を考えましょう。
その際、朝・昼・夜、いつ食べるのか、どんなメニュー(主菜か副菜か、野菜か肉魚かなど)にするのかを考えることが必要です。
その上で作りおき作業の日に向けて、いまある食材を確認しましょう。調理の予定に合わせて材料を買ったり保存したりし、無駄な買い物や足りないものがないようにしておくのもポイントです。
さらに実際に調理をする際には、食材を洗う、切るなど、まとめて行えるものは同じタイミングで行い、時短調理につなげられればベターですね。
「つくりおき」は、多すぎず少なすぎず、一度に食べられる量を作るのが基本です。
主菜の場合、肉なら肉、魚なら魚と、たんぱく質だけにするのではなく、野菜なども加えて調理しておくと、栄養のバランスがとれ、ほかの副菜を組み合わせなくてもよい場合もあります。
耐熱容器の場合は、そのまま電子レンジで加熱できるので、温かくできたてのようなおいしさや香りを楽しむことができます。
タレやソースを別の容器に入れて用意しておくと、かけたてのフレッシュさが味わえるだけでなく、好みに合わせて味の変化も楽しめます。
「つくりおき」のおかずは、容器にメニュー名や作った日付、またタレの有無、加熱の要不要などを書いた付箋やマスキングテープを貼っておくと、食べる時にわかりやすく便利です。
とくに、子どもや高齢者が一人で食べる時にはどのように食べるかわからないこともあるので、説明があると安心。作った人の気持ちも伝わります。「気をつけて」「頑張って」など一言添えてもいいし、自分自身で食べる場合は、忙しい自分を応援するツールになるかもしれません。
また誰かに届ける場合、気温が上がるこれからの季節は、保冷剤、保冷バッグは必須。保冷が十分にできない時は、長時間持ち歩くことは避けましょう。また「つくりおき」に宅配おかずを組み合わせるスタイルも有効です。
おかず定期便「FitDish」なら、バラエティ豊かなメニューがあり、そのままあるいは温めるだけなので簡単。家庭で作ったような温かな味わいが特長なので、気軽に「つくりおき」感覚で、日々の食事が楽しめそうです。
暑くなるこの時期は、無理をせず、効率よく、「つくりおき」を暮らしに取り入れたいですね。(研究員A)
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