ポップオーバーはアメリカ(ハワイ)発祥で、卵をたっぷり使った生地を高温で焼き上げたシュー皮のようなパンのこと。表面がサクサクで中がふわふわしっとり、ほんのり甘いのが特徴です。
ポップオーバーとは「弾けて飛び出る」という意味で、英米ではごく普通の家庭料理としてスープや肉料理にそのまま付け合せてパンの代わりに食べられることが多いとか。
このポップオーバーの魅力は「食事にもスイーツにもなる」と言うところ。
この点がパンケーキと似ていますよね☆
では早速作ってみましょう!
(準備)
牛乳と卵は常温に戻しておきます。さらに牛乳は混ぜる直前にレンジにかけてぬるい温度にします。600w15〜20秒くらいが目安。生地をきちんと「室温に置き」ぬるい状態で焼いた方がよく膨らむそうです。
1.卵を溶きほぐし、牛乳、バターの順に加えて混ぜます。
2.★印をボウルに入れて泡立て器で混ぜます。ぐるぐる回しながら、しっかり混ぜて。
3.2に1を少しずつ加えながら混ぜていきます。
粉に液体を混ぜる時に最初は大きなダマになりますが、焦らずに。真ん中から外側に向かって、ゆっくり大きく混ぜていくと、しっかりトロトロになりますよ。
あと、混ぜやすいようにボウルの下にぬれた布巾などを置いておくとずれずに安定して混ぜやすかったです。
4.しっかり混ざって、なめらかになればOK。ラップをかけ、常温のまま30分置いておきます。
30分経つと、トロトロだった液が少しドロっとしてきました。
5.サラダ油を塗っておいた型に4を流し込みます。
焼くとかなり膨らむので、液を入れるのは型の7〜8分目くらいまでに。
6.200〜210℃のオーブンで15分焼いたら、さらに180℃に温度を下げて20分ほど焼きます。
※温度や時間はオーブンによって変わります。電気オーブンは210℃、ガスオーブンは200℃が目安だそう。
焼き始めて10分ほどしたらすごい勢いで膨らんできました。
かなり膨らむので(高さ10cmくらいになりました)、もしオーブンの段の調整が可能であれば下段で焼くことをおすすめします。
30分くらいしたら甘〜い香りが部屋中に漂ってきましたよ!
7.完成!まさしく型から弾けて飛び出しています♪
このビジュアルがまた可愛いですね!
出来立てのポップオーバーを何もつけずに食べてみました。
食べた瞬間、表面からサクッという音がしたかと思うと、すぐにフワッという食感になり、何度か噛むことでモチッとしてきました。
1度に3つの食感を楽しむことができてとっても楽しいー!
味はほんとにほんのり甘いだけなので、何も挟んだりせずにこのまま食べる時はメープルシロップやジャムなどをつけて食べるのがおいしいです。
せっかく上手に焼けたのでそのまま食べるだけなんてもったいない!ということで、今回はこれからの暑い季節にぴったりなアイスを挟んだスイーツ系ポップオーバーを作ってみました。
1.ボウルに◎印の材料を入れ、泡立て器で泡立てます。
氷水が入ったボウルを底に敷いて混ぜると早く泡立ちますよ。
ポップオーバーに入れるので、しっかり角がたつくらいまで泡立てます。
2.ポップオーバーの一番膨らんだところをナイフで切ります。
中に何かを詰める時は、一番膨らんだところで切ると物を詰めやすくなります。
3.片方のポップオーバーにアイスクリームを詰めたら、その上から1の生クリームをのせます。
4.最後に切ったバナナをのせれば完成!
ポップオーバー自身はそんなに甘くないので、中に入れた物の味が引き立ってとってもおいしいスイーツになりました♪
ちょうど器のような形をしているのでこぼれにくいし、豪快にかぶりつきたくなりますね。
一見シュー生地に似ているので作るのは難しいのかと思いきや、本当に混ぜて焼くだけの簡単さでこの可愛らしいビジュアルが出来るなんてビックリしました。しかも切ると中身は空洞になっているのでついついいろんな物を詰め込みたくなりました^^次はハムやチーズなどを使って食事系にトライしてみたいと思います。
今年大注目のポップオーバー、皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい!
本当に混ぜて焼くだけなので、前日の夜にタネさえ作っておけば翌朝は焼くだけですぐに食べられます。
焼き上がった物の保存は密閉容器に入れておくだけで大丈夫。2〜3日は冷蔵保存が可能です。
ただポップオーバーは食感が大切なので、食べる前にもう一度トースターで温め直すと良いですよ。
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