染める布のほか、サザンカの花弁100g、水1ℓ、お酢大さじ2杯を用意します。
染め止め用にミョウバン15gとお湯1ℓも準備しておきます。
染める布は麻や綿など、天然繊維のものを選ぶと染料がなじみやすくなります。
■染め止め用
• ミョウバン: 15g
• お湯: 1ℓ
1月末頃から落ち始めるサザンカの花弁を、木から鮮やかな色のものを選んで摘み取ります。
花弁と水、お酢を鍋に入れて30分〜1時間煮詰めて染め液を作り、布は豆乳に浸してから染め液で煮ることで色が定着しやすくなります。
染め上がった布はミョウバン溶液に浸して色止めをし、優しくすすいでから自然乾燥させます。
(イ) 染め液の作成
①サザンカの花弁100g、大さじ2杯のお酢、1ℓの水を合わせて鍋に入れます。
②中火で沸騰させ、30分から1時間ほど煮詰めます。
③煮出した染め液を冷まし、花弁を取り除きます。
(ウ) 豆乳で下処理
染める布を豆乳に数時間から一晩浸しておきます。豆乳に含まれるたんぱく質が繊維に付着し、色が鮮やかになり、染料の定着が良くなります。
本来は、豆乳から布を取り出した後で乾かす必要はありません。
豆乳から布を取り出し、軽く絞ってから、そのまま染め液に入れます。
ここで、筆者は乾いたまま染め液に入れることを考えましたが、布は湿った状態の方が染料が均等に広がり、ムラなく染まるそうです。
その為、乾かした布をゴムで縛った後に布を再び豆乳に5分程浸しました。
2度豆乳に浸けたことで更に染まりやすくなったのではないでしょうか。
しっかりと染まるか心配な方は豆乳2度漬けがおススメです!
使用した豆乳は、水で10倍以上に薄めて植物に与えると天然の肥料として利用できます。もしくはお風呂に入れて入浴剤にしてもいいです!
(エ) 染色手順
①(イ)で作成した染料を再度中火で加熱し、豆乳から取り出した布を入れます。30分から1時間ほどじっくり煮詰めます。
※注意:200mlの染め液を使用する場合、30分煮出すとほとんどなくなるため、焦げに注意してください。
②煮詰め終わったら、布を取り出し、水で軽くすすぎ、余分な染料を落とします。
ミョウバン溶液は60〜70度のお湯1ℓに15gを溶かして冷まして作ります。
布を溶液に2〜5時間浸し、時々かき混ぜながら均一に染み込ませます。取り出したらぬるま湯で優しくすすぎ、自然乾燥後にアイロンをかけると色が定着します。
仕上がった布は手洗いし、洗剤は控えめに冷水で洗うと色落ちを防げます
Q: 染め液を作成するときなぜお酢を一緒にいれるの?
A: お酢には色を定着させ、鮮やかにする効果があります。
Q: どうして、豆乳に浸けないと染まらないの?
A: たんぱく質を含まない植物繊維の布は、染料が定着しにくいので豆乳のたんぱく質で補います。
Q: 豆乳に浸けなくても染まる布は?
A: 動物繊維の布が挙げられます。シルク(絹)、ウール(羊毛)、カシミヤが挙げられますが、どれも高価なために染物にはなかなか難しいです。
Q: ミョウバンを溶かす温度は?
A: 約60~70度です。これくらいの温度でミョウバンがしっかりと溶けます。80度以上の高温になると結晶が再結成するリスクが増します。
Q: ミョウバン溶液は冷ましてからじゃないと使えないの?
A: 高温のままでは布が縮む可能性があり、染料の定着も不安定になることがあります。
冷凍したサザンカと生のサザンカの染まり具合に大きな差は見られませんでした。
すぐに作業に取り掛かれない場合は、冷凍したサザンカを使用することもできます。
花の状態にかかわらず、鮮やかな色の花弁を選ぶことが染め上がりのポイントです。
サザンカの草木染めは工程が多く時間も必要としますが、その分想像以上の達成感が待っています。
完成した作品は一つ一つがオリジナルの手作りアイテムとなり、市販のものにはない特別な魅力を感じられます。
身近な庭のサザンカを使って、季節ならではのハンドメイドを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:お庭のサザンカで草木染めに挑戦しよう!見るだけじゃもったいない!」をご覧ください。
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