京成電鉄金町線 柴又駅はこじんまりとした小さな駅。
改札を出るとすぐに先ほどの寅さん像が「いよー、元気にやってるか~?」と出迎えてくれます。
寅さんがこんなところにまで!柴又の駅には他にも隠れ寅さんがいるのでしょうか?ちょっと探したくなりますね。
寅さん像を過ぎ、右手におれるとそこはもう帝釈天参道です。観光客で賑わっています。京成柴又駅から帝釈天までの約200mの参道は活気があって、それでいて距離が短いから疲れることもなく、こじんまりとしていて見やすいのです。
名物の草だんごで知られるお食事処。
明治20年に「柴又屋」として創業したお店で、映画「男はつらいよ」の1作目から4作目までは、寅さんの実家として撮影にも使われた、あの「寅さんのお団子屋さん」です。見学することはできないようです。おみやげにお団子を買うことが出来ます。
参道商店街にあるてんぷらやさん。入り口でてんぷらを揚げる匂いがたまりません。
100年以上続く老舗。継ぎ足して6代も続くという下町の濃いめのたれに付け込んだ天丼は絶品です!
参道にはほかにも草団子や、せんべいやら、芋ようかんやらちょいとつまみぐいできるお手軽立ち食いグルメもいっぱいです。
参道を突き当ると、柴又帝釈天の二天門に到着します。
門をくぐると、正面に帝釈堂、右に本堂、左に御神水、大鐘楼が建ち、境内は広々として地元の参拝者や観光客でにぎわっていました。
柴又帝釈天題経寺をでるとすぐ、山本亭があります。
大正浪漫あふれる和洋折衷建築が特徴の建築物です。
木造瓦葺き2階建ての建物で、居宅は伝統的な書院造りの和室や昭和モダンの洋室があり、趣のある建物となっています。入館料は100円也。
山本亭内には広々とした座敷があり、ゆっくりすわって書院庭園を眺めながらくつろぐことができます。
座敷と庭を挟む縁側には赤い絨毯。なんともレトロでタイムスリップしたかのようです。
抹茶と和菓子のセット、ぜんざい、なんとそれぞれワンコイン500円でした。(現在お抹茶セットは500円~600円のようです。)お座敷ではイベントとして落語をやっていることもあり、「落語を聞きながらお茶をいただく....」なかなか風流な時間を楽しめました。落語はいつもやっているわけではないので、期間中のイベントを調べてからのお出かけをお薦めします。
山本亭のすぐお隣に寅さん記念館があります。
寅さんファンにはたまらない、映画の世界を堪能できます。入館料は500円で、そのお隣にある山田洋二ミュージアム、両方の展示室に入館することもできるのです。お得ですね!!
(寅さん記念館&山本亭セット料金 一般:600円→550円 )
観光スポットとして他に近くを流れる江戸川にあの有名な「矢切りの渡し」があります。江戸時代初期から続く、柴又と対岸の千葉県を結ぶ渡し船で都内に唯一残る貴重な渡し場。片道200円で乗船することができます。その他にも素敵な見どころがたくさんあります。調べてみてくださいね。
ぶらぶら歩きを堪能し、お帰りになった後は、ご自宅でおみやげのお団子でもいただきましょう。
とらやの草団子、やわらかくておいしかったですよ。
他にもおいしそうなお土産が沢山ありました。
父の日の特別企画としてということなので、自分の父親世代の方にぜひ「お手軽に、それでいて十分に楽しんでいただきたい」と思って紹介させていただきました。体力に自信のない方でも無理なくほどほどに歩ける見どころ満載のぶらぶら歩きです。(そうは言っても無茶な散策はしないでくださいね。)もちろん、若いお父さんもお子さんたちも家族で十分楽しめるお出かけスポットです。ぜひ皆さんで行ってみてくださいね!いろいろと各種イベントも行われているようですので、柴又ガイド等、HPやブログ等でご確認の上、お出かけくださいませ。
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