原産国南アフリカアヤメ科クロコスミア属の多年草の球根植物です。ヒメヒオウギズイセンの葉は濃緑色で、葉はスイセンのように細長く伸びます(長さ30~80cm)。葉がスイセンに似ていて、葉姿と葉も美しい植物ですね!雑草だとは、思えないくらい美しいです。
開花時期は6月から8月です。危険なまでに美しい花姿で、野性味が溢れ、周りの植え込みや雑草に溶け込んでいます。
花言葉の「謙譲の美」「陽気」「芳香」「良い便り」は、どれも、素敵なものばかりですね!特に、印象に残った花言葉は、「芳香」や「良い便り」です。
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)の別名「クロコスミア」は、ギリシャ語で「サフランの香り」を意味します。乾燥させた花をお湯に浸すとサフランに似た香りがするため、「クロコスミア」と名ずけられたそうですよ。花言葉の「芳香」も、香りがすることから、つけられたのでしょうね。
撮影時期は6月の2週目に入ったばかりで、所用で自転車でお買い物へ行った際に、見かけました。
はじめて見るお花ですし、鮮やかな赤に近いオレンジ色が目を引き、わざわざ自転車を止めて近くまでゆき、思わず見入ってしまいました。
その時は、香りがすることを知らなかったので、今度は香りを楽しんでみようと思います♪
花茎の先が3~5本に分枝し、たくさんの花をつけます。花は根元に近いほうから順番に咲き、鮮やかなオレンジ色です。花びらは6枚に見えますが、根元でラッパ状にくっついていて独立していません。雄しべは3本、雌しべは1本ですが先端が3つに裂けているそうです。
とても丈夫で、日当たりが悪くても土地を選ばず、肥料がなくても増えるため、野生化して群生しているところも多くあります。
実は、厄介者扱いもされています。南アフリカ原産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブの交配種で、寒さにも強く繁殖力が高く、全世界で野生化しています。
日本には明治時代中期に園芸用として渡来し、野生化して日陰の植え込みなどで群生しています。地下茎を伸ばして球根を作り、毎年新しい芽が育つため、宿根草として育てられます。
ヒメヒオウギズイセンは土質を選ばず、丈夫に育つため、全世界で野生化している雑草です。
知らない方もいらっしゃると思うのですが、スイセンに毒があるのは結構有名な話なのですが、名前にもスイセンの文字が入っているのが気になるので、誤って花や葉を口にしないようにした方が安全かもしれませんね。
観賞用としてはとても素晴らしい花姿で、見ていて『陽気』な気分になり、『良い便り』でも届きそうなワクワクした気持ちになれますよ。
開花時期は6月から8月です、道端などに目を向けてみてはいかがでしょうか?
鮮やかな赤っぽいオレンジ色の花姿なので、自生していれば、すぐに見つけることができると思いますよ♪
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
花は美しいのですが、佐賀県では移入規制種(外来種)の指定を受けており、栽培する・種子をまくなどの栽培が条例で禁止されています。観賞するだけにとどめておきましょう。
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