トレニアの特徴は暑さに強く、初夏から秋まで次々と花を咲かせ開花期が長いところです。
土の表面が乾いたら乾燥を嫌うため、早めにたっぷりと水を与えます。特に真夏は水切れしないように注意し、涼しい時間帯に水やりを行うことが大切です。トレニアの肥料の与え方は、植え付け時に緩効性肥料を元肥として土に混ぜ込みましょう。その後、開花期は栄養が必要になるため、2週間に1回のペースで液体肥料を追肥として与えてください。水切れと肥料切れに注意してあげるとトレニアは健康的に成長し、長期間にわたってその美しさを楽しむことができます。
トレニアの種まきから育苗までの手順は、春の温かくなり始めた4月下旬から5月にかけて種をまき、適度な湿り気を保ちながら発芽を待ちます。発芽後は、苗が十分な日光と空間を得られるように間引きを行い、鉢上げして育てます。植え付けは5月から7月にかけて、日当たりと水はけの良い場所を選んで行います。 トレニアの苗が弱ってしまった場合の対処法は日陰で風通しの良い場所で養生させてあげましょう。植え付け直後の苗は外界の影響を受けやすいため、ゆっくりさせてあげましょう。
トレニアの花の色は青や紫、白、黄など、多彩なバリエーションです。鮮やかで明るい色が特徴で、お庭やベランダにアクセントを与えます。トレニアの病害虫は多くはありませんが、トレニアの新芽にアブラムシやアザミウマがつくことがあります。見つけ次第、取り除いてください。また風通しが悪いとうどんこ病や灰色カビ病が発生することがあります。花がらはこまめに摘み取って病害虫を予防しましょう。また、トレニアの花を長期間楽しみたい場合は種が出来上がる前に花がら摘みを行いましょう。植物は種を成熟させることにエネルギーを使う傾向があるので花がら摘みをしてエネルギーを抑えることが効果的です。
トレニアは他の花を組み合わせた寄せ植えに、ハンギングバスケットがおススメです。カラフルな花をコンパクトにまとめられるだけでなく、ハンギングバスケットに植えつけると、株が蒸れにくい利点があります。寄せ植えにはかわいらしい蝶のような花のロベリアに、別名「美女桜」とも呼ばれるハーベナ、多彩なカリブラコアやアクセントにアイビーなどがおススメです。バスケットの中に他の花やグリーンと組み合わせて、美しいコンビネーションを作りましょう。バスケットプランターには釣り鉢タイプや壁かけタイプがあり、個性的なアレンジが可能です。
成長が始まる春頃に、株の成長を見ながら摘芯すると、脇芽が出て、こんもりとした株に育ちます。トレニアは夏の暑さに強い花ですが、真夏は日除け対策が必要です。西日など強い日差しを避け、半日陰や明るい日陰で管理してあげましょう。夏は水切れしやすいので、涼しい時間帯に水やりをし、乾燥を避けましょう。枯れた花はこまめに摘み取るようにし、花が一通り咲き終わった晩夏までに、草丈10cm程度になるように切り戻します。切り戻しをすると秋まで花を楽しむことができます。トレニアの種を収穫したい場合は、花後につくサヤを摘んで紙封筒に入れ、約2週間ほど乾燥させましょう。乾燥したらサヤからタネを取り出し、翌年の5月に種まきをします。一年草のトレニアは冬に枯れてしまうため、冬越しの必要はありませんが、多年草のトレニア・コンカラーの場合は室内や温室に移してあげると越冬出来る場合があります。
「ひらめき」「愛嬌」「可憐な欲望」
先端が二股に開いたトレニアのめしべに触れると、動きます。このおもしろい性質から受粉のメカニズムを解明する研究などに使われることがあります。花を楽しめるだけでなく、とても興味深くおもしろい花です。
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