原産地地中海沿岸地方のオオバコ科キンギョソウ属の宿根草です。日本では耐寒性~半耐寒性の一年草として扱われることが多い花です。
「キンギョソウソネットカーマインローズ」を調べましたら、花穂が大きいため見栄えがよいです。切り花用の苗としても流通しているようです。赤色がかった濃い桃色です。
薔薇も種類によって香りが楽しめるもの、無香のものがありますが、キンギョソウも種類によって香りが違うんですって。
キンギョソウの香りについてはあまり知らないので詳しくは書けませんが、今回育てたキンギョソウからは、ほんのり甘いような素晴らしい香りがするんですよ!
この場所では、香りの良い薔薇を小さく育てているのですが、その横にキンギョソウを苗から育てています。
薔薇の香りを楽しむついでにキンギョソウの香りも試してみたら、思いもしない嬉しい誤算!素晴らしい香りが楽しめる事に気が付いたのです。
こんなに華やかでノーブルな雰囲気の素敵なお花なのに、庶民的な花言葉がついていて、かわいそうな気がしましたよ。
確かに形も変わっているし、集まって咲くところはにぎやかですよねー!
キンギョソウに興味をもったのは、金魚草の種が「ドクロ」に見えて、不気味な所から。
まだ知らない方の為に、その種をご紹介しますね…。
金魚草は美しい花を咲かせますが、花が終わると不気味なドクロのような種鞘(さや)ができます。これは種子を包む部分で、受粉後に形成されます。
種鞘の中には未熟な種が含まれ、熟すると茶色くなり、ドクロのような形状になるんです!
表情がどれも違っていて不気味で怖いのですが、植物の不思議な偶然にとても心惹かれましたよ。
金魚草の種鞘には3つの穴があり、これがシミュラクラ現象を引き起こします。
この現象は、人間の脳が、無意味なものを意味のあるものとして認識→周囲の動物が敵か味方かを判断する必要があった時代の名残で、3つの点が人の顔に見えてしまいます。
金魚草のめしべは種鞘に残り、ドクロの鼻に当たる部分となります。
薔薇の花のように香りがすることに気がついて、とてもお得感があったので、皆様にもご紹介させていただきました。
キンギョソウは比較的育てやすい植物で、初心者の方にもおすすめの植物ですよ。
こちらの情報が誰かの喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
キンギョソウの花色は、桃、赤、白、黄、紅紫、橙、複色など豊富にあります。また、花の色だけでなく、草丈も20cm~1mなど、品種によって異なります。キンギョソウは、漢字で「金魚草」と書きます。別名「スナップドラゴン」です。私が育てた「キンギョソウソネットカーマインローズ」という品種の金魚草の香りはかすかですが、薔薇に匹敵するほど素晴らしかったです。思いがけない喜びがありました!
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