韓国ドラマ【ペントハウス】シーズン3をみました。
みる前に深呼吸……。
シーズン3は塀の中から始まった。
懲役刑を受けたものたちは、囚人の姿である。
塀の中のそれぞれは、外にいた時のまま。
横柄な態度を続ける者、長いものに巻かれる者…
どこでも順応できる者。
その様子はとても滑稽で、つい、笑ってしまいました。
話しは現在と刑務所の中を入ったり来たり。
頭が混乱しそうでした。
それでそれがこうなって…
え、
あれしたからそうなって…え、そうなの?
頭が忙しい!
気になって
みることをやめられない!
嘘が嘘で本当で、でも嘘で?
うーん!次はどうなる!?
脱走したダンテの目の前に、“チュ・ダンテ”がいた。
ダンテは昔、日本で夫婦を惨殺し、お金を奪った。
その息子の名前で今を生きていた。
目の前にいるのは、本当のチュ・ダンテだった。
ダンテは動揺を隠せない。
その動揺が事件を生むのか、その手段は?犠牲者は?
想像しただけで震えます。恐ろしくてたまりません。
スリョンはユニに聞いた。
「ねえ、ローガンの5億ドルが失くなってるの。しらない?」
ユニは動揺を押さえながら「知らないわ。まだ私を信用できないの?」
スリョンは「あなたを信じてるわ。」
…信じてるわ…心の中でも呟いた。
騙されているかもしれない。
疑心暗鬼になりながらも「信じる」と言った自分に言い聞かせるように呟く様子に、こちらまで祈る気持ちになりました。
その頃、ダンテも噂を耳にする。
ローガンが大金を持っていたこと、
ユニが大金を使って事業を起こしたこと。
うわ!繋がった!バレた!
まだそうと決まったわけではないのに、ストーリーを決めつけている私がいます。ドキドキがとまりません。
亡くなったソラの母であるスリョンは、ソジンに代わり、学校の理事長になっていた。ダンテの元妻であり、ダンテの子どもである双子の義理の元母でもある。
曲がりくねった性格の娘に伝えた。
「退学を命じます」
怒り狂った娘は、父のダンテに電話をする…。
このおろかな娘は、いつ自分がしたことを後悔するのでしょう。
人の心が戻ってきますように、
心から笑える日がきますようにと祈りました。
きっと、スリョンも同じ気持ちだったことでしょう。
ダンテが動き出す。
欲にまみれ、金を使い、思うがままに動かす様は、狂喜に満ちている。
どんな手を使っても手に入れる。
どんなに追われても逃げてみせる。
罪を重ね、追われ逃げ惑う姿は、狂喜としか言いようがない。そう、狂ってる…。
「私はローガンと婚約します。」
婚約パーティーでダンテが必ず来る。
どんな手を使っても私を殺しに来る。
私がこの手で殺す。
私が私の手でダンテを!
スリョンはこの時、何を思っていたのでしょうか。
何を考えていたのでしょうか。
悲しい決意?
悲しい…嘘?
大切な人を想っていたと…思います…きっと…。。
スリョンが引き金を引いた。
そして…
全てが…終わった…。
絶望の果てのその先には、
嘘のない騙すことも騙されることもない…
欲望とはかけはなれた世界でありますよう祈りました。
ダンテの息子とユニの娘の優しいキスは、大人の犯した愚かな罪ではなく、希望溢れる未来を感じさせました。せめて…そう思わせて欲しい…。
悲しい終わりより幸せな未来を予感しながら、シーズン3を閉じました…。
皆に幸あれ。
ドラマの功労者
登場人物全員が主役のドラマでした。
その中でコミカルな役どころの3人の功績は大きいと思います。
シリアスで重いドラマを引き立てたのは、紛れもなくこの3人でした。
拍手を贈りたいと思います。
本当に素晴らしかった
私がこのドラマに引き込まれた要因は、ストーリーはもちろんですが、一番にあげられるのは、台詞の間だと思っています。
本当に素晴らしかった。
登場される皆さんの表情も素晴らしかった。
特に、目が印象に残っています。
きっと、「あのシーン」の「あの目」は忘れられないと思います。
シーズン1
話題の韓国ドラマ【ペントハウス】をみて
2024年3月1日
韓国ドラマのペントハウスをみました。
話しは子供の中学校から始まります。
思春期にはだれもが悩むであろう、進学。
お金もあり親の力がある子は、自分のおかれている環境をフルに使う。それが当たり前なのだ。
お金がない普通の子は、親に進路を口にするのもためらう。
子の想い、親の想い。そんな話しかと思いました。
話しは深くなればなるど、複雑に絡んでいく。
過去が絡み合う。
記憶が絡み合う。
人と人がより濃く絡み合う。
私利私欲にまみれ、光と影が渦を巻く。
ドロドロと醜い感情が複雑に絡み合い、絡み付く。
金にものを言わせ、欲と欲がぶつかる。
本性が見せる憎悪。
プライドと意地と権力と怨み嫉み記憶…。
そう、記憶が邪魔をする。感情を揺さぶる。
事実を曲げ、真実が見え隠れする。
次は何が起こる!
次は何が見える!
次は!次は!と、気になって観ることがやめられなかったです。
汚い世界のオンパレード。
その中にある愛。
愛が持つ強さ、悲しみ、汚さ、醜さ。
始まりから母の目線でこのドラマを観ていました。
愛と欲望が絡み合うと悲しみが重なる。
私は、愛の恐ろしさを噛み締めながら観ていました。
「私はミンソラの母親よ。」「はっ…!」
息をのむところでシーズン1が終わりました。
愛はそんなものではなかった。
シーズン2では、どんな展開が待っているのか、
「愛」がどう渦巻くのか、どうネジ曲がっていくのか、
愛の嵐を期待せずにはいられない。
そんなドキドキでスリル満載のドラマでした。
2024年3月1日
シーズン2
話題の韓国ドラマ【ペントハウス】シーズン2をみて
2024年3月5日
韓国ドラマ【ペントハウス】のシーズン2をみました。
気になる母子。
気になる母の過去。
気になる今。
どう展開していくのか、ドキドキしながらみました。
母ユニは行方不明になっていた。
子ロナのおかれた環境は…いじめ。
「犯罪者の娘」のレッテルを貼られ、一人でそれを耐えていた。
(やめて…子供には罪はない…ひとりぼっちにさせないで…。)
切なくなりました。
心身ともに成長過程は、まわりが見えないことも多く、仲間を作り、たった一人を潰す。
大人にも起こることですが、成長しきれてない年頃には経験させたくないことです。被害だけでなく加害も…。
ドラマが始まってあっという間に、胸がはち切れそうになりました。
そのタイミングで、大人たちのドロドロした感情が渦を巻きます。
それで!
どうした!
どうなる!
私は再び、観ることをやめられなくなりました。
ユニの奇跡の復活。
行方不明の間、傷つけられた声を取り戻していた。
ライバル・ソジンは、その声を求めた。
いや、見つけた。
自分の地位を守るため、その声にすがった。ユニと知らず…。
不倫の成立…そこに愛はない。
どんどん落ちていくソジンの姿は、みていて恐怖しかない。
なにやってるの!あなたはなにを求めているの!なにを守っているの!あなたの一番は何!誰!
私の心が悲鳴を上げ、画面のソジンに向かい大声で叫びそうになりました。
自分の私利私欲でまわりを巻き込む。
相手を蹴落とし、自分の欲を満たす。
それは子供の世界も同じく、カーストで自分の立ち位置にすがる。そして、蹴落とす。自分は上位の人間だとまわりに思い知らせるために。。
ユニが後悔する場面がある。
「どうしてあのとき私は…。」
意地も欲もないユニがそこにいました。
「私がすべて悪いの。罪をすべて背負うわ。」
素のユニがいて、そこには愛がありました。
ユニに救われた人がいる。
自分を守るためにすがっていた子供たち。
我が子を守るために目を瞑っていた親たち。
守るために人を傷つけていたことに気がつく。
そんな人たちをユニは責めなかった。
そんな人たちはユニの協力者となる。ライバルソジンまでも。
その流れは、これまでの醜さを和らげ、やっと息をすることができました。
あまりの醜さに、私は、息をするのを忘れていました。
人を傷つけ、騙し騙され、罪を罪とも思わない所業は心が痛かったです。
ユニは、協力者をも騙す。
それは罪を暴くため、晒すために。。
裁判での尋問。
皆が「私は悪くない。唆された。」と主張する中、
ユニはそれを認める。罪を認めたことで罪を暴く。
証言に立つ者にも「見たことを証言して」と頼んでいた。
それは、死んだと伝えられていたミン・ソラの母だった。
涙を流しながら「子供を失った悲しみはユニも経験した。辛いことだけど、許します。」と述べた。
ミン・ソラの母を支えてきた一人の人物。
愛を伝えるために帰ってきた。
やっと伝えられる。
ホッとしたとき、スイッチが入った。
爆発。。
なんで!
人は幸せになってはいけないの!
悔しさの中、シーズン2が幕を閉じました…。
シーズン1、2をみる中で、殺人がいくつも起きました。
死んだはずが生きていたということもありました。
どうか生きてて!
祈る気持ちでシーズン3をみたいと思いました。
2024年3月5日
コツ・ポイント
騙し騙され、騙されるのも騙すことになる。そうきたか!そうくるか!と何度唸ったことか。みる人、みる立ち位置でドキドキが変わると思いました。
韓国で大人気なのがよくわかる。一話一話、ドラマが終わったあともドキドキが止まらなかったです。ストーリーが深くなればなるほど、疑心暗鬼に悩まされる。面白かったなぁ。と余韻に浸っています。
登場人物になりきってドラマをみると、より、楽しめると思いました。怖いですが。。
シーズン3は、それぞれの人たちが「本当に大切な人」に気がついたのではないでしょうか。
そう思うと、人の死がわずかでも報われる…。
台詞にはない「言葉」を探しながらみるのも楽しみになりました。裏の裏の裏を探すのも楽しめますよ。
同じキャストで映画化を希望します。
そして、日本でのドラマ化も希望します。
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