プレスリリース

【JR CHUO 個展 " System of Escape " 】
2025年11月7日(金)よりtHE GALLERY OMOTESANDOにて、
米原康正キュレーションによる、JR CHUO個展「System of Escape」を開催いたします。
●STATEMENT
「System of Escape(システム・オブ・エスケープ)」は、私たちを形づくるあらゆるシステムの中で、いかにして自由を見いだすのかという問いから始まります。
本展の作品は、環境の変化に応じて形を変え、漂いながら生きるサンゴ礁の構造やパターンに着想を得ています。その有機的で繊細な幾何学は、無数の切り込みを重ねることで脆くも均衡の取れた構造を生み出す、私自身の制作のリズムと共鳴しています。
温暖化する海を逃れるように北へと漂うサンゴ。地下深くに避難所を築く富裕層。都市の地下を走る地下鉄。それぞれの営みにも、制御された逃避の鼓動が流れています。
私にとって、ひとつひとつの切り込みは呼吸であり、静かな抵抗の行為でもあります。
自然、人間、都市、そして制作。それらに共通する繰り返しのリズムの中で、パターンは生存のかたちとなります。私たちを縛る反復こそが、同時に私たちを生かしているのです。
やがて、私たち自身が作り出したシステムでさえ、
その内側で解放を夢見るようになります。本展は、制御と崩壊、秩序と解放のあいだに揺らめくかすかな均衡を見つめています。
― JR CHUO
●JR CHUO(ジェイアール・チュオ) profile
2002年 イギリス生まれ
2023年 文部科学省奨学生として慶應義塾大学に留学、修了
2024年 ケンブリッジ大学 アジア・中東研究学部 日本学科 卒業
イギリスとポルトガル出身で、ロンドンと東京を拠点に活動する切り絵アーティスト。
日本の伝統的な伊勢型紙の技法に影響を受け、繊細な紙を用いて、数千にも及ぶ手作業の切り込みによって複雑で緻密な構造を生み出しています。
近年は、サンゴ礁の構造や都市のリズムをモチーフに、自然と人間のシステムがどのように適応し、生き延び、あるいは崩壊していくのかを探求しています。また、社会に存在する表面的な美しさや構造の裏に隠された現実を見つめ、反復と抵抗のテーマを通して「生存」と「解放」の均衡を問いかけています。
作品やそのメッセージは、BBC、DW(ドイツ)、NHKなど国際的なメディアでも取り上げられています。Forbes Under 30アーティストとしても選出されています。
<Instagram>
https://www.instagram.com/jrchuo
<Website>
https://www.jrchuo.com


●キュレーター米原康正より
JR CHUO(ジェイアール・チュオ)は、社会に潜む「仮面」や「表層」をテーマに、現実の厳しさを繊細な紙の線で切り出すペーパー・カットアーティストである。とりわけ彼の関心は、気候変動によって深刻な被害を受けているサンゴ礁の生態系に向けられている。
10年以上にわたり独自の表現を磨き続け、作品によっては完成までに1~2年を要するものもある。伝統的な日本の「伊勢型紙」に着想を得た手法で、すべての工程を手作業で行うその制作姿勢は、時間と精神を極限まで注ぎ込む修行にも似ている。
これまでロンドン、東京、ミラノなど世界各地で作品を発表し、Art Market Magazine “Top Contemporary Artists 2021” に選出。『Tatler』『Aesthetica』『Forbes』など名だたる国際誌でも紹介された。さらに、Saatchi Art のキュレーターズ・ピック(2021年)およびフェア・ディレクターズ・ピック(2022年)にも選ばれ、Forbes “30 Under 30 Europe 2022” において「Art & Culture」部門の最年少受賞者として名を連ねた。
彼の作品は、フロリダ・パームビーチの「Palm House Hotel」への大規模なコミッションをはじめ、ロンドンの「Nkora Coffee」など、国際的な空間にも導入されている。また、環境NGO「Coralive」との協働を通じて、作品販売の収益を世界のサンゴ再生プロジェクトに寄付している。
CHUOがペーパー・カットに出会ったのは、2015年に訪れた京都の旅館で目にした一枚の「伊勢型紙」がきっかけだった。その緻密な構造に魅せられ、帰国後すぐに独学で制作を始めた。当初は建築的なモチーフを扱っていたが、やがて人体を経由し、現在の抽象表現へと至る。抽象形態は絶えず進化を続け、数百から数千に及ぶカットが一つの大きな構成へと融け合う。
彼の作品は、都市の地下鉄路線図のように秩序だった構造を持ちながらも、内側には有機的な温度を宿している。その形式的な整然さと、サンゴ礁が放つ生命の色彩との対比こそが、CHUO作品の本質である。特に、白化寸前のサンゴが最後に放つ蛍光のような色彩は、彼にとって「死の瞬間にこそ現れる美」の象徴である。
一枚の紙を切り進める行為は、現在に深く集中する瞑想のような時間であり、CHUOにとって世界を静かに変えるための手段でもある。紙という儚い素材を通して、彼は生命の持つ脆さと強さ、そして再生の可能性を描き出している。
JR CHUOは、ひとつの紙の断面から、世界の未来を切り拓くアーティストである。
JR CHUO個展 " System of Escape "
==================
場所:tHE GALLERY OMOTESANDO
期間:11月7日(金) ~ 11月30日(日)
休廊日:月・火曜日 ※11/24(月・祝)開廊、11/26(水)休廊
時間:12:00~19:00
<Opening Reception>
日時:11月7日(金) 18:00~20:00
場所:tHE GALLERY OMOTESANDO
入場無料・自由入場
==================
tHE GALLERY OMOTESANDO

150-0001
東京都渋谷区神宮前 5-16-13
SIX HARAJUKU TERRACE S棟 2F
<WEB>
http://thegallery-harajuku.com
<Instagram>
https://www.instagram.com/the_gallery_omotesando
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tHE GALLERY OMOTESANDOにて、11月7日(金)より、JR CHUOによる個展「System of Escape」を開催。
tHE GALLERY HARAJUKU
2025.11.03

【JR CHUO 個展 " System of Escape " 】
2025年11月7日(金)よりtHE GALLERY OMOTESANDOにて、
米原康正キュレーションによる、JR CHUO個展「System of Escape」を開催いたします。
●STATEMENT
「System of Escape(システム・オブ・エスケープ)」は、私たちを形づくるあらゆるシステムの中で、いかにして自由を見いだすのかという問いから始まります。
本展の作品は、環境の変化に応じて形を変え、漂いながら生きるサンゴ礁の構造やパターンに着想を得ています。その有機的で繊細な幾何学は、無数の切り込みを重ねることで脆くも均衡の取れた構造を生み出す、私自身の制作のリズムと共鳴しています。
温暖化する海を逃れるように北へと漂うサンゴ。地下深くに避難所を築く富裕層。都市の地下を走る地下鉄。それぞれの営みにも、制御された逃避の鼓動が流れています。
私にとって、ひとつひとつの切り込みは呼吸であり、静かな抵抗の行為でもあります。
自然、人間、都市、そして制作。それらに共通する繰り返しのリズムの中で、パターンは生存のかたちとなります。私たちを縛る反復こそが、同時に私たちを生かしているのです。
やがて、私たち自身が作り出したシステムでさえ、
その内側で解放を夢見るようになります。本展は、制御と崩壊、秩序と解放のあいだに揺らめくかすかな均衡を見つめています。
― JR CHUO
●JR CHUO(ジェイアール・チュオ) profile
2002年 イギリス生まれ
2023年 文部科学省奨学生として慶應義塾大学に留学、修了
2024年 ケンブリッジ大学 アジア・中東研究学部 日本学科 卒業
イギリスとポルトガル出身で、ロンドンと東京を拠点に活動する切り絵アーティスト。
日本の伝統的な伊勢型紙の技法に影響を受け、繊細な紙を用いて、数千にも及ぶ手作業の切り込みによって複雑で緻密な構造を生み出しています。
近年は、サンゴ礁の構造や都市のリズムをモチーフに、自然と人間のシステムがどのように適応し、生き延び、あるいは崩壊していくのかを探求しています。また、社会に存在する表面的な美しさや構造の裏に隠された現実を見つめ、反復と抵抗のテーマを通して「生存」と「解放」の均衡を問いかけています。
作品やそのメッセージは、BBC、DW(ドイツ)、NHKなど国際的なメディアでも取り上げられています。Forbes Under 30アーティストとしても選出されています。
<Instagram>
https://www.instagram.com/jrchuo
<Website>
https://www.jrchuo.com


●キュレーター米原康正より
JR CHUO(ジェイアール・チュオ)は、社会に潜む「仮面」や「表層」をテーマに、現実の厳しさを繊細な紙の線で切り出すペーパー・カットアーティストである。とりわけ彼の関心は、気候変動によって深刻な被害を受けているサンゴ礁の生態系に向けられている。
10年以上にわたり独自の表現を磨き続け、作品によっては完成までに1~2年を要するものもある。伝統的な日本の「伊勢型紙」に着想を得た手法で、すべての工程を手作業で行うその制作姿勢は、時間と精神を極限まで注ぎ込む修行にも似ている。
これまでロンドン、東京、ミラノなど世界各地で作品を発表し、Art Market Magazine “Top Contemporary Artists 2021” に選出。『Tatler』『Aesthetica』『Forbes』など名だたる国際誌でも紹介された。さらに、Saatchi Art のキュレーターズ・ピック(2021年)およびフェア・ディレクターズ・ピック(2022年)にも選ばれ、Forbes “30 Under 30 Europe 2022” において「Art & Culture」部門の最年少受賞者として名を連ねた。
彼の作品は、フロリダ・パームビーチの「Palm House Hotel」への大規模なコミッションをはじめ、ロンドンの「Nkora Coffee」など、国際的な空間にも導入されている。また、環境NGO「Coralive」との協働を通じて、作品販売の収益を世界のサンゴ再生プロジェクトに寄付している。
CHUOがペーパー・カットに出会ったのは、2015年に訪れた京都の旅館で目にした一枚の「伊勢型紙」がきっかけだった。その緻密な構造に魅せられ、帰国後すぐに独学で制作を始めた。当初は建築的なモチーフを扱っていたが、やがて人体を経由し、現在の抽象表現へと至る。抽象形態は絶えず進化を続け、数百から数千に及ぶカットが一つの大きな構成へと融け合う。
彼の作品は、都市の地下鉄路線図のように秩序だった構造を持ちながらも、内側には有機的な温度を宿している。その形式的な整然さと、サンゴ礁が放つ生命の色彩との対比こそが、CHUO作品の本質である。特に、白化寸前のサンゴが最後に放つ蛍光のような色彩は、彼にとって「死の瞬間にこそ現れる美」の象徴である。
一枚の紙を切り進める行為は、現在に深く集中する瞑想のような時間であり、CHUOにとって世界を静かに変えるための手段でもある。紙という儚い素材を通して、彼は生命の持つ脆さと強さ、そして再生の可能性を描き出している。
JR CHUOは、ひとつの紙の断面から、世界の未来を切り拓くアーティストである。
JR CHUO個展 " System of Escape "
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場所:tHE GALLERY OMOTESANDO
期間:11月7日(金) ~ 11月30日(日)
休廊日:月・火曜日 ※11/24(月・祝)開廊、11/26(水)休廊
時間:12:00~19:00
<Opening Reception>
日時:11月7日(金) 18:00~20:00
場所:tHE GALLERY OMOTESANDO
入場無料・自由入場
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tHE GALLERY OMOTESANDO

150-0001
東京都渋谷区神宮前 5-16-13
SIX HARAJUKU TERRACE S棟 2F
<WEB>
http://thegallery-harajuku.com
<Instagram>
https://www.instagram.com/the_gallery_omotesando
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