プレスリリース

■日程:2025年6月7日(土)~6月8日(日) 6月21日(土)~6月22日(日)
■場所:福島県 安達太良山
■主催:安達太良・吾妻 自然センター(Adatara Azuma Nature Center)
■共催:株式会社finetrack
■テーマ:登山道を守ること、温泉を届けること、そして山を歩くこと

■現地でのイベントの様子
登山道保全 山の声に耳を澄ます、静かな作業
初日はロープウェイで標高を上げ、25年前に設置された横断溝の再整備へ。えぐれた登山道に近年の気候変動で発生する短時間での豪雨の雨水が流れ込みます。登山道が削られ、痩せて、広がり、やがて崩壊します。
今回の作業では、そうした「水の道」をコントロールするために、土砂で踏み固められた横断溝を掘り起こし、土嚢で水流を受け止める「水たたき」を設置。参加者は、スコップを手に山の呼吸に耳を澄ませながら作業に没頭しました。指導を行ったのは、安達太良山で保全活動を続ける一瀬圭介さん。
「自然の力を借りて、ゆっくり戻す場面もあるんです」
一瀬さんの言葉には、山と共に生きる視点が詰まっていました。作業を終え、安達太良・吾妻 自然センターに戻り、温泉タイム後はfinetrackスタッフによるレイヤリング講座を実施。登山中の快適さと安全性を高めるための基本知識が、スタッフの体験を交えながら共有されました。さらに一瀬さんからは、安達太良の歴史やボルケーノトレイルの魅力についての解説もあり、土地への理解が一層深まりました。
岳温泉の源泉を巡る「湯守ツアー」 知られざる岳温泉の「源泉」へ
2日目は早朝から歩き出し、くろがね小屋の奥にある岳温泉の源泉地帯へ。通常は立ち入り禁止のこの場所を、特別な許可のもと湯守の案内で訪れました。温泉街を支えるパイプ、その先にあるのは人々の暮らし。温泉と共に生きる湯守の仕事は、登山道とはまた違った「自然との共生」を教えてくれました。

また、昨年設置した仮設トイレブースの活用や不要になった木段の再利用計画など「山と人との関係をどう続けていくか」も、イベントの大きなテーマの1つです。

ボルケーノトレイル 爆裂火口を望み、「生きている山」を歩く
湯守ツアーの後は、クロガネ小屋から安達太良山の稜線へ。
爆裂火口「沼ノ平」は圧巻の眺め。源泉を見た後だからか、より一層、地球の躍動を感じられるような景色でした。

「登山道保全は、山の未来を想像することなんです」
一瀬さんのこの言葉が象徴するように、目の前の道だけでなく、山全体がどう呼吸し、どう変わっていくかを想像しながら手を動かす。それが、山の「あるべき姿」を取り戻す第一歩なのかもしれません。

finetrackが目指す「遊び手から守り手へ」
finetrackでは、製品を通じて「遊び手が創り手になる」ことを掲げてきました。今回のイベントでは、そのさらに先にある、「守り手としての姿」が輪郭を持って立ち上がってきました。
「安達太良も、岳温泉も、なくなる未来は受け入れられない」
その一瀬さんの言葉に、多くの参加者が心を動かされました。けれど、それは安達太良だけの話ではありません。気象変動や全国的にすすむ登山道の荒廃により、日本の山がなくなる未来は受け入れられないと言い換えるならば、今、私たちの山が抱えている危機の大きな輪郭もまた見えてきます。山を歩き、楽しむことは、守ることが明日につながっていく。そんな思いが共有された2日間でした。

スタッフによるレポートをnoteに公開中
このイベントを通して伝わってきたのは、「山を守る」ことの意味が、作業や知識だけにとどまらないということ。このイベントは2回開催され、finetrackスタッフによるレポートも、それぞれ異なる視点から記録されています。
第1回(6月7日~8日)
畑本によるレポート(https://note.com/finetrack/n/n794afd97e534)
現場の空気感や参加者のリアルな声を丹念に拾いながら、「山を支える」行為の意味を描いています。
第2回(6月21日~22日)
岩井によるレポート(https://note.com/finetrack/n/n988d35a836fe)
自身の内面の変化を丁寧に綴りながら、山との関係性を問い直すような視点を届けてくれました。
※ 岳温泉の源泉エリアは通常立ち入り禁止です。今回は特別な許可を得て見学を行いました。
このほかにもnoteでは全国で登山道保全に関わる「山の守人」たちの声や、登山者アンケートを通じて見えてきた「山の未来」についても、ぜひあわせてご覧ください。
finetrack公式noteへ
【関連リンク】
株式会社finetrack ブランドサイト
https://www.finetrack.com/
未来へつなぐ、ファインなトラック
https://www.finetrack.com/brand/fine-na-track/
登山道を守る人を応援する。finetrack×YAMAP別注ドライレイヤー
https://www.finetrack.com/brand/fine-na-track/drylayer_sp/
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【実施レポート】登山道保全・湯守文化・火山地形観察の体験型トレッキングプログラム~山の未来を想像する2日間 in安達太良山
株式会社finetrack
2025.07.31

■日程:2025年6月7日(土)~6月8日(日) 6月21日(土)~6月22日(日)
■場所:福島県 安達太良山
■主催:安達太良・吾妻 自然センター(Adatara Azuma Nature Center)
■共催:株式会社finetrack
■テーマ:登山道を守ること、温泉を届けること、そして山を歩くこと

■現地でのイベントの様子
登山道保全 山の声に耳を澄ます、静かな作業
初日はロープウェイで標高を上げ、25年前に設置された横断溝の再整備へ。えぐれた登山道に近年の気候変動で発生する短時間での豪雨の雨水が流れ込みます。登山道が削られ、痩せて、広がり、やがて崩壊します。
今回の作業では、そうした「水の道」をコントロールするために、土砂で踏み固められた横断溝を掘り起こし、土嚢で水流を受け止める「水たたき」を設置。参加者は、スコップを手に山の呼吸に耳を澄ませながら作業に没頭しました。指導を行ったのは、安達太良山で保全活動を続ける一瀬圭介さん。
「自然の力を借りて、ゆっくり戻す場面もあるんです」
一瀬さんの言葉には、山と共に生きる視点が詰まっていました。作業を終え、安達太良・吾妻 自然センターに戻り、温泉タイム後はfinetrackスタッフによるレイヤリング講座を実施。登山中の快適さと安全性を高めるための基本知識が、スタッフの体験を交えながら共有されました。さらに一瀬さんからは、安達太良の歴史やボルケーノトレイルの魅力についての解説もあり、土地への理解が一層深まりました。
岳温泉の源泉を巡る「湯守ツアー」 知られざる岳温泉の「源泉」へ
2日目は早朝から歩き出し、くろがね小屋の奥にある岳温泉の源泉地帯へ。通常は立ち入り禁止のこの場所を、特別な許可のもと湯守の案内で訪れました。温泉街を支えるパイプ、その先にあるのは人々の暮らし。温泉と共に生きる湯守の仕事は、登山道とはまた違った「自然との共生」を教えてくれました。

また、昨年設置した仮設トイレブースの活用や不要になった木段の再利用計画など「山と人との関係をどう続けていくか」も、イベントの大きなテーマの1つです。

ボルケーノトレイル 爆裂火口を望み、「生きている山」を歩く
湯守ツアーの後は、クロガネ小屋から安達太良山の稜線へ。
爆裂火口「沼ノ平」は圧巻の眺め。源泉を見た後だからか、より一層、地球の躍動を感じられるような景色でした。

「登山道保全は、山の未来を想像することなんです」
一瀬さんのこの言葉が象徴するように、目の前の道だけでなく、山全体がどう呼吸し、どう変わっていくかを想像しながら手を動かす。それが、山の「あるべき姿」を取り戻す第一歩なのかもしれません。

finetrackが目指す「遊び手から守り手へ」
finetrackでは、製品を通じて「遊び手が創り手になる」ことを掲げてきました。今回のイベントでは、そのさらに先にある、「守り手としての姿」が輪郭を持って立ち上がってきました。
「安達太良も、岳温泉も、なくなる未来は受け入れられない」
その一瀬さんの言葉に、多くの参加者が心を動かされました。けれど、それは安達太良だけの話ではありません。気象変動や全国的にすすむ登山道の荒廃により、日本の山がなくなる未来は受け入れられないと言い換えるならば、今、私たちの山が抱えている危機の大きな輪郭もまた見えてきます。山を歩き、楽しむことは、守ることが明日につながっていく。そんな思いが共有された2日間でした。

スタッフによるレポートをnoteに公開中
このイベントを通して伝わってきたのは、「山を守る」ことの意味が、作業や知識だけにとどまらないということ。このイベントは2回開催され、finetrackスタッフによるレポートも、それぞれ異なる視点から記録されています。
第1回(6月7日~8日)
畑本によるレポート(https://note.com/finetrack/n/n794afd97e534)
現場の空気感や参加者のリアルな声を丹念に拾いながら、「山を支える」行為の意味を描いています。
第2回(6月21日~22日)
岩井によるレポート(https://note.com/finetrack/n/n988d35a836fe)
自身の内面の変化を丁寧に綴りながら、山との関係性を問い直すような視点を届けてくれました。
※ 岳温泉の源泉エリアは通常立ち入り禁止です。今回は特別な許可を得て見学を行いました。
このほかにもnoteでは全国で登山道保全に関わる「山の守人」たちの声や、登山者アンケートを通じて見えてきた「山の未来」についても、ぜひあわせてご覧ください。
finetrack公式noteへ
【関連リンク】
株式会社finetrack ブランドサイト
https://www.finetrack.com/
未来へつなぐ、ファインなトラック
https://www.finetrack.com/brand/fine-na-track/
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https://www.finetrack.com/brand/fine-na-track/drylayer_sp/
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