プレスリリース
『日本文化は絶滅するのか』(大嶋仁)、5月19日に新潮新書から発売!
株式会社新潮社
2025.05.19
政治でも、経済でもない。日本人の精神が危うい――日本思想史の碩学による渾身の論考!
政治でも、経済でもない、いま、危機的な状況にあるのは日本人の精神文化ではないか――パリ、バルセロナ、ブエノスアイレスなど海外で日本思想史と日本文学史を教えてきた著者が、先人たちの思想をひもとき、現在の危機を浮き彫りにする。

トランプ政権発足からこのかた、日々のニュースは政治や経済情勢の混乱であふれています。しかし、今まさに危機的な状況にあるのは、日本という国の始まりから続いてきた、私たち日本人に特有のものの考え方や振る舞いなど、「目に見えない精神文化」の著しい衰退だと著者は言います。
では、そもそも日本人の精神性とはいったい、どういうものなのか。きちんと説明できる人はそう多くはありません。本書では、和辻哲郎、西田幾多郎、レヴィ=ストロース、鈴木大拙など先人の思想をひもとき、日本文化の起源からその構造を解き明かすとともに、近現代の変容と現在の危機までを浮き彫りにします。
■本書の目次より
序 章 「日本文化」はいつ生まれたか
第一章 日本文化の原点とは何か……生命主義的な世界観
第二章 日本文化の基本構造とは何か……並立と共存のバランス志向
第三章 日本文化はどのように歩んできたか……土着と外来が並立する国
第四章 近代は日本文化に何をもたらしたか……「聖なるもの」の破壊
第五章 現代世界は日本文化を崩壊させるか……普遍主義と「無人時代」の到来
■著者コメント
文化というものは私たちの日々の生活を通して心身に染み込んでいるはずのものですが、この記憶が失われてしまえば、私たちを支えるものがなくなります。私が読者に望むのは、まずは自分の中の日本文化を再発見すること、そしてそれを日々の生活において守り抜くことです。
現代世界のありようは、正直、日本文化の存続を脅かすものです。「グローバル化」の名のもとに、世界のあちこちの文化が根こそぎにされ、日本文化も例外ではありません。そういう状況下、私たちは何をすべきか、それを読者に考えてもらいたいと思います。
(「はじめに」より)
■書籍内容紹介
歴史より神話、自然に親しむ汎神論的な世界観、土着と外来のハイブリッド、「中空」と「ゆらぎ」の構造……この国の始まりから続く、日本人特有のものの考え方や振る舞いなど「目に見えない精神」が、グローバリズムという現代世界の潮流に呑み込まれようとしている。和辻哲郎、西田幾多郎、レヴィ=ストロース、鈴木大拙など先人の思想をひもとき、日本文化の起源と構造、変容と危地を浮き彫りにする。
■著者紹介:大嶋仁(オオシマ・ヒトシ)
1948(昭和23)年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。パリ国立東洋言語文化研究所で日本思想史・日本文学史を教えた後、福岡大学教授。現在は名誉教授。『からつ塾』運営委員。著書に『科学と詩の架橋』『生きた言語とは何か』『1日10分の哲学』など著書多数。
■書籍データ
【タイトル】日本文化は絶滅するのか
【著者名】大嶋仁
【発売日】2025年5月19日
【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー
【定価】)990円
【ISBN】978-4-10-611087-0
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611087/
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政治でも、経済でもない、いま、危機的な状況にあるのは日本人の精神文化ではないか――パリ、バルセロナ、ブエノスアイレスなど海外で日本思想史と日本文学史を教えてきた著者が、先人たちの思想をひもとき、現在の危機を浮き彫りにする。

トランプ政権発足からこのかた、日々のニュースは政治や経済情勢の混乱であふれています。しかし、今まさに危機的な状況にあるのは、日本という国の始まりから続いてきた、私たち日本人に特有のものの考え方や振る舞いなど、「目に見えない精神文化」の著しい衰退だと著者は言います。
では、そもそも日本人の精神性とはいったい、どういうものなのか。きちんと説明できる人はそう多くはありません。本書では、和辻哲郎、西田幾多郎、レヴィ=ストロース、鈴木大拙など先人の思想をひもとき、日本文化の起源からその構造を解き明かすとともに、近現代の変容と現在の危機までを浮き彫りにします。
■本書の目次より
序 章 「日本文化」はいつ生まれたか
第一章 日本文化の原点とは何か……生命主義的な世界観
第二章 日本文化の基本構造とは何か……並立と共存のバランス志向
第三章 日本文化はどのように歩んできたか……土着と外来が並立する国
第四章 近代は日本文化に何をもたらしたか……「聖なるもの」の破壊
第五章 現代世界は日本文化を崩壊させるか……普遍主義と「無人時代」の到来
■著者コメント
文化というものは私たちの日々の生活を通して心身に染み込んでいるはずのものですが、この記憶が失われてしまえば、私たちを支えるものがなくなります。私が読者に望むのは、まずは自分の中の日本文化を再発見すること、そしてそれを日々の生活において守り抜くことです。
現代世界のありようは、正直、日本文化の存続を脅かすものです。「グローバル化」の名のもとに、世界のあちこちの文化が根こそぎにされ、日本文化も例外ではありません。そういう状況下、私たちは何をすべきか、それを読者に考えてもらいたいと思います。
(「はじめに」より)
■書籍内容紹介
歴史より神話、自然に親しむ汎神論的な世界観、土着と外来のハイブリッド、「中空」と「ゆらぎ」の構造……この国の始まりから続く、日本人特有のものの考え方や振る舞いなど「目に見えない精神」が、グローバリズムという現代世界の潮流に呑み込まれようとしている。和辻哲郎、西田幾多郎、レヴィ=ストロース、鈴木大拙など先人の思想をひもとき、日本文化の起源と構造、変容と危地を浮き彫りにする。
■著者紹介:大嶋仁(オオシマ・ヒトシ)
1948(昭和23)年神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。パリ国立東洋言語文化研究所で日本思想史・日本文学史を教えた後、福岡大学教授。現在は名誉教授。『からつ塾』運営委員。著書に『科学と詩の架橋』『生きた言語とは何か』『1日10分の哲学』など著書多数。
■書籍データ
【タイトル】日本文化は絶滅するのか
【著者名】大嶋仁
【発売日】2025年5月19日
【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー
【定価】)990円
【ISBN】978-4-10-611087-0
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611087/
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