料理をするたびに使う砂糖や塩。どんな保存容器に入れていますか?
出しやすさを重視したいけれど、キッチンに置いておくことも多いからデザインにもこだわりたい。スペースはとりたくないけれど、容量が少なすぎるのも困りもの…。納得できる容器を選ぼうとするほど、迷うポイントが多いですよね。
そこで、購入前にぜひ確認してほしいチェックポイント、暮らしニスタの主婦ユーザー推薦の1点などを一挙ご紹介します。さぁ、保存容器選びの霧をすっきり晴らしちゃいましょう!
まずは確認!調味料の正しい保存方法は?
知っているようできちんとは知らない人もきっと多い、調味料の保存の仕方。正しく保存できているかどうかで、状態や味が変わってきます。
ここでは、砂糖と塩をさらさらに保つ保存の仕方についてご紹介します。
砂糖の保存のヒント
砂糖は、長期保存しても「品質の劣化が極めて低いもの」として、賞味期限の表示を省略することが認められています。とはいえ、長期間気持ちよく使うためには容器で密閉保存するのがよいでしょう。温度や湿度の変化で固まりやすいので、常温で保存するのがおすすめです。
ちなみに、購入時に入っているポリ袋は実は通気性があるので、開封・未開封によらず、密閉容器に移すのがベストです。
塩の保存のヒント
塩も、賞味期限の表示を省略することができる調味料です(※味付きタイプなどは除きます)。ただし、温度や湿度によっては固まったり匂いを吸着したりするため、高温多湿の場所を避け、匂いの強いものの近くには置かないことが大前提。
また、容器に入れて冷蔵庫で保管していても、出し入れの温度変化が原因で結露してしまう可能性もあるのでご注意ください。
保存容器選びのポイントは?ここをチェック!
砂糖も塩も、常温&密閉して保存するのが原則です。では、保存容器やケースはどんな点に注目して選べばよいのでしょう?いくつかのヒントをご紹介します。
1.密閉性で選ぶ
砂糖と塩の天敵は湿気!湿気の侵入を防ぐためには、密閉性の高い容器を選ぶことが大切です。ふたやキャップにパッキンが付いていればしっかり密閉することができ、湿度はもちろん、アリの侵入など万が一の事態も防ぐことにもつながります。
一方で、密閉性だけに着目していると、ふたが開けづらくてちょっとイライラ…なんてことも。ワンプッシュやスライド式のパッキン付きふたで、料理中にさっと開けられるタイプも便利です。
2.サイズで選ぶ
購入前に保存容器の置き場所を決め、そこに置けるサイズかどうか確認することをおすすめします。砂糖や塩は使う頻度が高い調味料ですが、あまり大きな容器に入れると重くて使いづらいことも。
200ml〜300ml程度がおすすめです。スペースによっては、50ml〜100mlのコンパクトサイズも片手で持ち運びしやすくて◎。ワイドがせまい場所に置くなら、縦に積み重ねられるタイプや、スリムで小さい小分けタイプも検討を。
3.素材で選ぶ
陶器製の容器には吸水性や放湿性があり、湿気を嫌う砂糖や塩の保存に適しています。特におすすめなのは、調湿作用が高い素焼きの陶器。
匂い移りを防ぎたいならガラス製やホーロー製を選びましょう。ただし、陶器もガラスもホーローも、やや重くて割れやすいため取り扱いにはご注意を。
プラスチック製の容器は、割れにくい上に軽く、価格もお手頃のものが多いというメリットがあります。若干匂い移りがしやすいのがウィークポイントですが、パッキン付きなど密閉性の高いものを選ぶと良いでしょう。
ちなみに。ステンレスなど金属製の保存容器は、錆びてしまう可能性があるため塩の保存には不向きです。
4.使い勝手で選ぶ
透明や半透明の容器なら、残量が確認できて便利です。また、万が一の使い間違いを防ぐには、中身の名前を書いておけるラベル付きの容器を選ぶと良いでしょう。
手入れのしやすさも大切にしたいポイント。口が広いタイプなら、底までしっかり洗えて乾きやすさもgoodです。調味料も入れやすくてストレスを感じにくいはず。さらに、ふたやパッキンが取り外しできると、隅まできれいに洗えて清潔に保てます。
普段の使い方や今の容器で不便なこと・便利なことを思い出して、それに敵う保存容器を探すといいですね。
主婦&編集部が推薦!使いやすい塩&砂糖の保存容器
それでは、「暮らしニスタ」編集部が主婦ユーザーを対象に行ったアンケートで挙がったおすすめ保存容器と、編集部がセレクトした人気商品をご紹介します。利用者のリアルな感想もチェックして、失敗しない保存容器選びにつなげましょう!
コロンとした見た目がキュート♥「SALT」「SUGAR」とデザインされた陶器製のキャニスター。それぞれホワイトとブラックの2色があります。蓋部分は、水に強いチーク材を使用。パッキン付きだから湿気の侵入をちゃんと防いでくれます。主張しすぎないナチュラルな保存容器は、キッチンになじむのはもちろん、そのままテーブルに出しても違和感ゼロ。セットで使いたいチーク材のメジャースプーン(別売)もおしゃれです♪
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 窓付きだから中身の確認がしやすい!砂糖なら袋ごと(1袋=1kg)入るスチール製保存容器です。側面に窓がついているから、何がどれくらい入ってるか確認しやすい!いろんな調味料を入れて並べてもステキです。蓋がカチッと閉まるので、湿気や匂い移りの心配は不要です。くびれのないストレートなフォルムで、底までしっかり洗うことができて乾きやすいのもグッドポイント。ただし、食洗機の使用はNGなのでご注意を。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る アレコレ入れたくなる豊富なサイズバリエ!こちらの保存容器も、ガラス製なので中身が一目瞭然。口が広いフォルムは安定感があり、スプーンなどの出し入れもしやすい!別売りのゴムパッキン&ステンレスクリップを使えば、密閉製がグッと高くなります。サイズ違いで並べるだけで、キッチンがおしゃれになって料理のモチベも上がりそうです♪
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 四角いフォルムで収納しやすい!軽くて丈夫なプラスチック製の保存容器。透明なパッキン付きのふたを採用しているので、上部からも中身が確認しやすく密閉もバッチリ。しかも広口だから、出し入れや洗浄のストレスもありません。そして、シリーズのサイズバリエーションがとにかく豊富!スパイス類や粉類を保存してもスッキリまとまります。補修部品も揃っていて、長く使い続けることができます。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る お気に入りのカラーでキッチンまわりを彩って「ちょっといい毎日を、キッチンから」がコンセプトのリベラリスタシリーズ。スカイブルー、レッド、イエロー、ピンクなど、キッチンに立つのが楽しくなりそうなポップな7色展開が自慢です。もちろんビジュアルだけではなく、持ったまま片手でサッと蓋が開け閉めできたり、付属のスプーンはポットの口に収納できるので手を汚さずに使用できるなど、機能性もバッチリです。別売りで専用ラックもあるので、すっきり収納も可。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 密閉性もおそろいスプーンもカンペキ装備!日本生まれのブランド・ZEROJAPAN(ゼロジャパン)。コーヒー豆の保存容器はアメリカの大手コーヒーショップでも採用されていて、その信頼度は世界基準。ラウンドキャニスターは砂糖や塩の保存にもぴったり。陶器製なので光を通しにくく、中身の劣化を抑えてくれます。蓋にはシリコンパッキンが付いているので、密閉性も抜群です。同じ陶製スプーンが付属していて、使い勝手もデザインも文句ナシのアイテムです。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る シンプル性能を簡単操作で!シリコンパッキン付きのふたなのに片手でワンタッチオープンできて、料理中も使いやすい!パーツを分解して洗えるから、清潔に使い続けられる点も高ポイントです。ポット内に入れられる計量小さじスプーンも付いています。ホワイト、グレー、ブラックの3色展開なので、色違いでセットにすれば砂糖と塩の見分けもしやすくて◎。別売りの調味料ラックを使えば、さらにすっきり収納できちゃいます♪
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 磁石で取り付けられるおしゃれなストッカーモノトーンを基調に、シンプルでスタイリッシュなデザインと使いやすさが人気のtower(タワー)シリーズ。容器の本体に大判のマグネットがついているので、磁石のくっつくところなら、壁面やキッチンパネル、冷蔵庫横などどこにでも収納することが可能。浮かせる収納なので、棚やラックなどが不要なぶん、キッチンをすっきり広々使うことができます。底面が汚れることもなく、パーツはすべて分解して洗えるので、常に清潔に使えるだけではなく、作業スペースの拭き掃除もラクラク。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 長年愛される保存容器小さな部品の製造から組み立てに至るまで、すべて日本製。おしゃれなガラス製保存容器の先駆けとして1975年に誕生し、長年愛されてきた「セラーメイト」シリーズの密封びんです。温度の上昇などで瓶内部の圧力が上昇すると空気を外に逃がし、なおかつ外からの空気の流入を防ぐので、中身の長期保存が可能。蓋、パッキン、金具などはすべてはずして洗うことができます。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る シンプルなホーロー容器はおしゃれで使い勝手も抜群国内で唯一、ホーローづくりのすべての工程を自社工場で行っている専業メーカー「野田琺瑯」。確かな品質とシンプルかつスタイリッシュなデザインで、熱烈なファンも少なくありません。こちらのホワイトシリーズは表面がガラス質なので、非吸着性に優れ、食材の風味や質を変化させにくいのが特長。シール蓋で適度な密閉性があり、持ち手がついているので操作性の高さも◎。
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る 知っておきたい!調味料保存の豆知識
Q.タッパー型容器での保存もOK?
A.軽くてお手頃価格のタッパー型容器に、砂糖や塩を保存する方もいるのではないでしょうか。タッパー型容器の素材は多くの場合、ポリプロピレン。密閉性が高く、半透明で中身も見やすい一方、匂いが移りやすいのが気になるため、メリットとデメリットを比べて選ぶことをおすすめします。
Q.砂糖の保存容器に乾燥剤を入れてもよい?
A.砂糖が湿気で固まるのを防ぐには乾燥剤を入れれば良いのでは!と考えがちですが、実は、乾燥しすぎも固まる原因に。乾燥が進むと表面に結晶ができ、結晶同士がくっついて固まってしまうのです。つまり、砂糖と一緒に乾燥剤を入れるのはNG。同じ理由から、珪藻土のスプーンを砂糖の保存容器に入れておくのもおすすめしません。
Q.角砂糖の保存におすすめの容器は?
A.来客の時に便利な角砂糖。中身が見えるガラス製ボトルなら、テーブルに置くだけでおしゃれ感の演出ができそうです。トングがセットになっているタイプは、角砂糖を衛生的に取ることができ、使い勝手にも満足できるでしょう。
Q.胡椒(コショウ)の保存方法も知りたい!
A.胡椒の保存方法は、基本は砂糖や塩と同じです。光、熱、湿気の影響が避けられる場所であれば、冷蔵庫でも常温でもOK。大量に使うことが少ないスパイス類は、冷蔵庫などにマグネットで貼れる容器を使うと、サッと取れて調理がスムーズになります。
見た目も機能もあきらめない!料理気分が上がる保存容器を
たかが保存容器、されど保存容器!料理のたびに使って目にも入りやすいから、使い勝手がいいだけでなく、料理が楽しくなるようなものを選びたいですよね。使いやすくなるポイントを抑えて、気分まで上げてくれる保存容器を見つけてください♪
まとめ/宮後佳世
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