この植物は、インド原産キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑広葉低木「キョウチクトウ」です。日本でも、ごく普通に見ることができる、なじみ深い植物ですよね。
別名には「オレアンダー」「ハンネンコウ(半年紅)」などがあるそうです。
江戸時代の頃に中国を経由して日本に伝来。キョウチクトウは、乾燥や大気汚染などの公害に強いため、街中の公園や街路樹などとして、植栽されている場合もあります。
「キョウチクトウ」のことは知ってはいたのですが、白い花姿の「キョウチクトウ」は珍しいと思うので、今回、ご紹介させていただきましたよ。
花の形状やお色が違うと、植物に興味のない方だと、こちらが「キョウチクトウ」だと識別できない場合もあると思うんですよね。
「キョウチクトウ」は、恐ろしい植物でもあるので、白い花姿のものもご紹介させてくださいね。
今回、ご紹介しているのは、一重咲きの白花のシロバナキョウチクトウです。
このようなタイプの、花びらが小さめのものもありましたし・・・
このような、花びらがふっくらしたタイプの一重咲きの白花のシロバナキョウチクトウも咲いていましたよ。
花びらは、純白で清楚で上品で、とても美しい花姿です。見とれてしまいます。
「八重紅花のヤエキョウチクトウ」は、よく見かける「キョウチクトウ」で、ほとんどの人は、「キョウチクトウ」というと、こちらを思い浮かべるのではないでしょうか。
この他にも、黄色の花姿のキバナキョウチクトウなどの園芸品種があるそうですよ。
「キョウチクトウ」は、子供の頃からなじみの植物でした。子供の頃の、よく放課後に遊んでいた場所に植えられていて、この植物を見ると、昔懐かしく思うんですよね。
炎天下の下でも、毎年、沢山のお花を楽しませてくれる素晴らしい植物です。
こんなに儚げで清楚で美しいお花を咲かせてくれる「キョウチクトウ」ですが、猛毒があるんです。
葉、枝、花、種子など、全草が毒ありです。そして、その全ての部分に、強い毒を持っています(主な毒性分は強心配糖体のオレアンドリンなど)。
口にしなくても、茎葉を傷付けると出てくる白い乳液なども危険です。枝を切ったり傷つけたりして、乳液が出て、皮膚に付着したりすると、湿疹などの炎症が起きることもあるそうです。
美しい形の葉っぱですが、例えば、この葉を5枚~15枚食べれば、致死量とされていますよ。
花姿や色が違っていても、この葉の形状とつき方を覚えておくと、危険を回避できますよ。
大きな木になっている「キョウチクトウ」もありますが、園芸で鉢で、楽しまれていて、小さく育てているキョウチクトウもあります。
街中には、お子様がすぐに手の届くところに、危険が潜んでいるんです。
葉も枝も、ただ触っただけで中毒を起こすことはありませんが、この美しい花にも毒があるそうです。
茎や葉を燃やして出る煙にも、有毒な成分が含まれます。枝を燃やすと危険です。
キャンプ先などで、枝を折って、箸やバーベキューの串に使って、悲劇を呼んだ例もあるそうです。
花言葉どおり「油断大敵」「注意」「危険」な植物です。
清楚で優しそうな花姿の植物が猛毒だなんて、知らない方は思わないですよね。
お子様などが遊ぶ場所にも、ごく普通にみられる植物です。白い花姿の「キョウチクトウ」も、危険な感じがしたので、ご紹介させていただきました。
まさか、こんなことに・・・!という前に、
知っておくと悲劇を呼ばないことにつながることもあります。
こちらの情報が誰かの助けになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•「キョウチクトウ」は猛毒です。「キョウチクトウ科」の多くの品種が有毒です。
世界には、2000種ほどのキョウチクトウ科の植物が存在しているそうです。
逃げることができないから、植物は、自分を守る為なのか、毒を持つものが多いです。強い毒があるので、虫にもほぼ食べられません。
何か災害があった時に、真っ先に花を咲かせてくれる、奇跡の花でもあります。
•白い清楚な花姿の「キョウチクトウ」もあります。花姿が違っていても、猛毒です。
国内にある植物の中でも、最強クラスの危険度です。
良い面と怖い面を持ち合わせた、魅力的な植物です。取り扱いには注意が必要です。
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