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【8月道端の超危険植物】1粒でもアウトな猛毒植物に異変が…!ゾンビ化する雑草、枯れても危険?

【8月道端の超危険植物】1粒でもアウトな猛毒植物に異変が…!ゾンビ化する雑草、枯れても危険?
投稿日: 2023年8月6日 更新日: 2023年8月6日
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大阪在住の料理愛好家。日常の小さな喜び(宝物)を大切にしながら暮ら...
街中に、ごく普通に、ありふれた雑草で、気にもとめていない人も多い植物が、実は「毒あり」だったとしたら、どうしますか?「ヨウシュヤマゴボウ」には「毒」があり、再生力が凄いことは、以前にお伝えしたのですが、8月になって、すっかり完熟した、美味しそうにも見える「実」が、やっぱり気になったので(お子様、ペットが口にするかも…)、ご紹介させていただきます。今回は、駆除する際の注意点もプラスして、お伝えさせていただきますね。

では、いってみよう~♪

この植物は「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」です。

この植物は「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」です。

「ヨウシュヤマゴボウ」は、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草。別名はアメリカヤマゴボウ。「洋種」という別名の通り北アメリカ原産で、日本では明治時代初期以降に各地で繁殖している帰化植物です。

道端や空き地に自生する危険な雑草で、誤食も多い危険植物なんですよ。

炎天下の街中の「ヨウシュヤマゴボウ」の生育の様子を、お届けします。

飲食店のすぐ傍に自生している8月の「ヨウシュヤマゴボウ」です。

飲食店のすぐ傍に自生している8月の「ヨウシュヤマゴボウ」です。

すべて完熟しているわけではないのですが、完全に、房ごと完熟しているものもありますよ。

こんなふうに、房ごとすべて完熟しているものもあり!

こんなふうに、房ごとすべて完熟しているものもあり!

全草、毒ありなのですが、毒ありの実も、ブルーベリーや山ブドウに、非常に似ているんです。
美味しそうなので、思わず摘んでみたくなりますよね。

果実を摘むのが好きな私は、毒ありと知らなかったら、興味を持って触れてしまっていたかもしれません。お子様なら、こんなに熟していておいしそうなら、口の中に入れてしまいたくなるかもしれませんよね。熟したこの果実は、潰すと赤紫色の果汁が出ますが、こちらも刺激性があります。誤って衣服や皮膚に付くと、なかなか落ちないことでも有名なんですよ(染料並み)。

それにしても、花も可愛いし(実の左側にある白いもの)、観賞用としても魅力的な植物ですね。

駆除されずに、今も飲食店のすぐそばで、すべての果実を完熟させようとしています。

こちらは、7月末に撮影。電車高架下の大人の身長を超えるほどに大きくなった「ヨウシュヤマゴボウ」。

こちらは、7月末に撮影。電車高架下の大人の身長を超えるほどに大きくなった「ヨウシュヤマゴボウ」。

「ヨウシュヤマゴボウ」は、とても背丈が高くなる植物としても知られています。
8月の炎天下で、他の雑草がしなびていても、電車高架下の「ヨウシュヤマゴボウ」は、いきいきとしているんですよ。その理由は「根」にあります。ゴボウのような、ごつくて太い丈夫な根を持つんです。

根も誤食されて中毒症状を引き起こす方もいると報告されています。大変危険な「根」なんです。

「根」は地中深く、地中の遠くまで伸びていて、この根が丈夫なことが、夏場でもいきいきと元気でいられる秘密なんです。

誤食すると、小さなお子様なら、死にもつながる中毒症状を招きます。

誤食すると、小さなお子様なら、死にもつながる中毒症状を招きます。

「毒性外来種」としても知られるようになっています。口にすると、死に至るケースもあると注意喚起されています。
誤食すると、2時間ほど経過後に強い嘔吐や腹痛、下痢が起こります。摂取量が多い場合はさらに中枢神経麻痺から痙攣や意識障害が生じ、最悪の場合には呼吸障害や心臓麻痺を引き起こして死に至るらしいです。
幼児の場合は、種子を破砕した果汁を誤飲すると、果実数粒分でも重篤な症状を招きます。
ブルーベリーに大変似ているので、ジャムなどを作るのに使用したりすると大変危険なんです。

8月になって、電車高架下の「ヨウシュヤマゴボウ」に異変が…!

8月になって、電車高架下の「ヨウシュヤマゴボウ」に異変が…!

買い物途中に通ると、枯れているではありませんか!

気になって、近くまで行って、見てみることに!

茎がカットされていましたよ。それで、枯れたのですね!

茎がカットされていましたよ。それで、枯れたのですね!

毒々しい赤い茎が特徴的なのですが、枯れてもなお、赤いですね。

危険なので、電車関係のお仕事をされている方が、駆除を試みたのかな?!

「実」も干からびて、干しぶどうのようですよ。

「実」も干からびて、干しぶどうのようですよ。

実は、「ヨウシュヤマゴボウ」って、枯れても危険なんですよ。

枯れても、全草すべての部位に「毒」はあるそうです。

干しぶどうみたいですが、食べてはいけませんよ。
これもまた、美味しそうで危険です。

ヨウシュヤマゴボウの毒性として、特に強いのは、根なんです。そして、実の中の「種」!

なんでも、「葉」や「実の果肉」がしなしなに枯れても、安全ではないそうです。
このしなびた葉をごみ袋に入れる際も、マスクと手袋は必須だということです。

そして、除草剤を使っていなかったとしたら…、除草剤を使っていても、根が生きていたら…、また、生えてくる図太さがある植物なんです。

かなり、手ごわい雑草ですよー!

空き地で、こんなブルーベリーみたいな「実」を房で実らせる雑草は見た事ないですか?

空き地で、こんなブルーベリーみたいな「実」を房で実らせる雑草は見た事ないですか?

もしも見かけたら、かなり手ごわい雑草で、口にするとかなり危険な植物なので、駆除されたほうが良いですよ。その際は、マスクや手袋をして、大人だけで駆除してくださいね。

根を掘り起こして駆除しないと、また生えてきますよ。ゾンビのように…。

未然に危険を知れば、回避でき、悲報を呼びません。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。

コツ・ポイント

・駆除する際は、根ごと掘り起こさないと、しつこく生えてくる特徴があります。
手袋とマスクをしてくださいね。全草に毒があります。


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