コンパニオンプランツや寄植えとしても優秀な花「マリーゴールド/Marigold/千寿菊」

コンパニオンプランツや寄植えとしても優秀な花「マリーゴールド/Marigold/千寿菊」
投稿日: 2023年7月3日 更新日: 2023年7月3日
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マリーゴールドは花を咲かせる期間が長く、観賞用の品種も豊富です。また、花を楽しむだけでなく、土の中にいるセンチュウという害虫を抑制する効果があるため、コンパニオンプランツや寄植えとしても優秀な花です。

今回は下記の内容をご紹介します。

・マリーゴルドの特徴
・マリーゴルドの種類
・マリーゴルドの花言葉
・マリーゴルドのお手入れ
・マリーゴルドの病気対策
・まとめ

マリーゴルドの特徴

マリーゴルドの特徴

地中海原産のキク科の植物です。マリーゴルドは、種を春にまき、7月から10月にかけて花を咲かせ、冬に枯れるという一年草です。

たくさんの花弁が重なり合った形状をしていて、4cm〜7cm程の鮮やかなオレンジ、黄色、赤、茶色などの暖色系の花を咲かせます。
草丈 は約30~100cm程度に成長し、葉はたくさんの小葉が集まり鳥の羽のような形に横へと大きく広がるので、こんもりした草姿になります。

マリーゴールドには独特のにおいがあり、コンパニオンプランツとして、ほかの植物からネグサレセンチュウなどの害虫を遠ざけるのにも役立ちます。
トマトやジャガイモ、キュウリなどの野菜と一緒に植えてみるのもオススメの花です。

マリーゴールドの種類

マリーゴールドの種類

マリーゴールドには観賞用と医療用があり、観賞用は「フレンチマリーゴールド」といい、医療用は「カレンデュラ」、または「ポットマリーゴールド」と呼び分けています。

このカレンデュラは古代エジプトでは若返りの妙薬とされていました。抗炎症作用、生肌作用に優れており、インドやペルシア、ギリシャでも古くから愛用されてきたました。

観賞用である「フレンチマリーゴールド」は草丈が低く枝分かれの多い品種です。またその他に、大輪の丸いボールの形に咲く「アフリカンマリーゴールド」の2つが主に観賞用として栽培されており、この2つの交配種も数多くあります。

【フレンチマリーゴルド】

・サファリシリーズ
フレンチ系としてはボリュームのある花が咲きます。開花が早く、初夏から長期間咲き続けます。

・ボナンザシリーズ
花径5cmほどの中輪で、かわいらしい八重咲きの花をつけます。暑さに強いのが特徴です。

【アフリカンマリーゴールド】

・ホワイトバニラ
草丈は、40cmほどで花壇に植えるのに適しています。バニラアイスのような優しい色が人気の花です。咲き始めは黄色ですが、徐々に白くなっていきます。

・パーフェクションシリーズ
草丈は80cmほどで、花径が10cm以上にもなるジャンボサイズです。花付きがよく、ボリュームのある花が次々と咲くのが特徴です。

マリーゴルドの花言葉

マリーゴルドの花言葉

「悲しみ」「嫉妬」「悪を挫く」「勇者」「可憐な愛情」「生命の輝き」「変わらぬ愛」「信頼」「絶望」

ネガティブな意味の花言葉が多いのは、キリストを裏切ったユダの着ていた洋服が黄色だったことから、マリーゴールドの色を重ね、「悲しみ」や「嫉妬」が誕生しました。
日本では黄色というと明るく、陽気なイメージがありますが、西洋的解釈には否定的な意味もあります。

うってかわって、「勇者」「悪を挫く」「健康」の花言葉はギリシャ神話の太陽神「アポロン」のイメージから花言葉につけられたと言われています

マリーゴルドのお手入れ

マリーゴルドのお手入れ

マリーゴールドは、日当たりが良く、風通しの良い場所を好むため、太陽がよく当たる場所を選びましょう。
水はけのよい土と栄養豊富な土壌が適しています。堆肥や腐葉土を混ぜた肥沃な土を用意してください。

種まきは3月中旬頃から5月まで可能です。15℃〜25℃で発芽します。苗の植えつけ時期は、春から夏にかけてが最適で、株間を20~30cmに開けて植えるのがポイントです。

乾燥に強い植物ですが、水切れには弱いため、土の表面が乾いたら、適量の水を与えましょう。
過剰な水やりは病気の原因となるため注意してください。

本葉が10枚程度になったら、過酷な夏を乗り切るために新芽を摘芯して、サイズを抑えるか、思い切って元の高さの半分くらいまで切り戻し剪定をして風通しを確保してあげてください。ただし、ぐったりと弱っている場合は剪定を避けてください。

マリーゴルドの病気対策

マリーゴルドの病気対策

ナメクジやアブラムシ、ハダニ、ヨトウムシなどがつく場合があります。定期的な葉の点検と防虫剤の使用をおすすめします。

また、過剰に水やりをしたり、梅雨の時期にはうどんこ病や灰色カビ病などの病気にかかることがあります。
採光や風通しを良くして、湿気を取りましょう。

まとめ

まとめ

マリーゴールドと他の植物をかわいらしく寄せ植えをするのも楽しいです。マリーゴールドだけだと色が単調になりがちな場合は同じ時期に開花する真っ赤なサルビアや、紫の小さなポンポンがかわいい千日紅もオススメです。


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