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絶対に失敗しないコーヒーミルの選び方&プロもおすすめ7定番

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絶対に失敗しないコーヒーミルの選び方&プロもおすすめ7定番

['18/6/28更新]
電動・手動式コーヒーミルの実機テストで判明した、科学的な【選び方の法則】とは?
そしてその法則にもとづき、プロも選ぶロングセラーや新定番から【おすすめの7品】を厳選。
ランキング形式でご紹介します。《読了目安:15分》

コーヒーミルが欲しい、と思ったとき、あなたはどんな基準で選ぶでしょうか?
多くのかたが「安い」「おしゃれ」といった基準で選びがち。
しかし、そうした基準で選んでしまうと、ほぼ例外なく「失敗した!」と後悔する結果になります。
インテリア雑貨として飾るだけならそれでもよいのですが、やはり「おいしさ」がいちばん優先されるべきではないでしょうか。
 どうせ奮発するなら、おいしい挽き方の科学的根拠を知り、コーヒー通も選ぶ本物のコーヒーミルを選びたいですよね。

この記事をお読みいただけば、必ずやそうした逸品と出合えるでしょう!

コーヒーミルが必要な理由

コーヒーミルが必要な理由

よく聞く「コーヒー豆は淹れる直前に挽くべき」という話。

これは、硬い豆が挽かれることで内部のアロマが露出し、瞬時に揮発することによるものです。

かぐわしい薫りをあまさず抽出するには、手元にミルを用意し、飲む直前に挽くのがベスト。

でも、コーヒーミルは種類が多すぎ、どれを選べばよいのか途方に暮れますよね。

そこで私は「どうせなら全種類で実地に試そう」と自腹でコーヒーミルを揃え、挽きくらべてみました。

すると、「種類によってここまで違うのか」と驚きの結果に。
また、実験を通して、確実に美味しく挽けるコーヒーミルの法則性も見えてきたのです。

ミルの種類によって、驚くほどコーヒーは変化する

ミルの種類によって、驚くほどコーヒーは変化する

「コーヒーミルを使いさえすれば、美味しいコーヒーが入れられるのでは?」
とお考えではないでしょうか。

しかしコーヒーの味は、使うミルによって驚くほど変わります。

なぜでしょう?

…それは、ミルの構造によって、パウダー状の粉《微粉》から、つまめるほど大きな欠片(かけら)まで、挽き粉のサイズにばらつきが生じるためです。

挽き粉のサイズ、「粒度」や「メッシュ」とも呼びますが、それらにばらつきがあると…

●粗い欠片(かけら)
 =中心部まで湯の浸透に時間がかかり過ぎ、せっかくの香りや旨味の大部分が引き出しきれない

●微粉
 =瞬時に全体に湯が浸透し、本来は溶け出すまでに長時間かかる雑味成分までが抽出される

だめなコーヒーミルほど挽き粉の粒度が揃わず、微粉や大きなかけらが含まれます。
そんなミルではどんなに高級な豆を使っても、

・せっかくの香りや旨味が抽出しきれず
・まずい雑味成分ばかりが溶け出した

飲むに堪えないコーヒーになってしまうのです。

……ミル選びの重要さがおわかりいただけたでしょうか。

「理想のコーヒー」のためのコーヒーミルとは?

つまり、

【微粉の発生が少なく、均等にコーヒー豆が挽けること】

…これこそが、コーヒーミルを選ぶうえで最重要ポイントであるとわかります。

もちろん、豆の種類や淹れ方(入れ方)など、美味しいコーヒーの条件はほかにも山ほど。

しかし適切なコーヒーミルを使う限り、少なくとも【均等なコーヒー粉】という条件は達成できます。

つまり、プロなみの極上コーヒーに、着実に近づけるわけですね。

方式別の4種類

ここからしばらくは、商品テストを通じた種類別ミルの解説です。
--
コーヒーミルは、豆の粉砕方法によって、大きく3種に分類できます。

a. 【コニカルグラインダー】(円錐の臼式)
b. 【ブレードカッター】(プロペラ式、ミキサー式)
c. 【フラットカッター】(カット刃式)

──横文字だと、ややこしいですよね。

単純にいうと、こうなります。

①手動 臼式
②電動 ミキサー式[プロペラ式]
③電動 臼式
④電動 カット式

1番目が手動。
それ以外がモーターによる電動です。

また、1と3は臼歯で、実は動力の違いしかありません。
方式の違いはこれだけ。
シンプルですよね。

では、どれを選べばよいのでしょう?

こうした比較記事など見たことがなかったため、思い切って自分で4種類とも買い込んでしまいました。

「メーカーは統一した方が、機構別の味の違いがはっきりするだろう」と考え、カリタ社の製品で統一しています。
なお、カリタに肩入れしているわけではないことは、お読みになるとおわかりいただけるでしょう。

それでは、各方式の特徴からお届けしましょう!

1. 臼式(手動式)ミルとは

1. 臼式(手動式)ミルとは

手で回すタイプの多くは、ハンドルを手で回し、溝が彫られた臼でゴリゴリとすりつぶす方式。
挽き臼のかたちが円錐(=conical)なので、「コニカルグラインダー」とも言われます。

安いもので約2千円くらいから。
なかには昔日のドイツ・ザッセンハウス社のような、工芸品を思わせる製品もあります。

[画像はかなり安い部類の カリタ 手動コーヒーミル KH-3]

3. 電動の臼式とは

3. 電動の臼式とは

電動臼式は、ファインセラミックスなどの硬い挽き臼で、豆をすり潰す方式です。

大半の手動ミルと基本構造は同じですが、電動ゆえに格段に所要時間が短いのが特徴。
価格は6千円〜8千円ほどでしょうか。

[画像はカリタ セラミックコーヒーミル C-90]

4. カット式(写真右側)とは

4. カット式(写真右側)とは

最後はカット式ミルです。
鋭利な溝が刻まれた円盤が向き合って回転し、コーヒー豆が隙間を通過する際に切り刻むのがカット式。

プロの多くはこのタイプを使っています。

安いものでも1万円台からと、全方式中でいちばん高価。

サイズも他の方式より大柄で、画像の商品だと高さ34cmです。

※追記:画像の銀色のミルは2017年以降「ナイスカットG」に代替わりしました。
詳細は記事後半で詳述します。

[カリタ ナイスカットG]

タイプ別の「挽き豆比較」スタート!

お待たせしました。
それではタイプ別に、実際に豆を挽いてくらべてみましょう。

同じ焙煎度の豆を10gずつ用意し、挽き上がりの時間も比較しています。

豆の挽き具合は、一般的な抽出方法で使われるペーパーフィルター向きの「中挽き」で統一しています。

手回し式の挽き豆

手回し式の挽き豆

手回し式のハンドミルで挽いたコーヒー粉です。
ご覧の通り大きなかけらが残っており、4タイプ中、もっともばらつきが生じました。
なかなか狙い通りの粒度にならず、何度もやり直し、微調整を繰り返しています。

挽き上がりまでの時間は、およそ1分ほど。
ずっと回していると、腕が疲れます…

ミキサー式の特徴と使い方

ミキサー式の特徴と使い方

次は電動のミキサー型。
テストした商品はスイッチを押している間だけ通電し、プロペラ型の刃が高速回転します。
ほかに、同じ方式でも据え置き型もあります。
挽き具合の調整はこのボタンのON|OFFだけで行う、シンプルな仕組み。

手首のスナップの効かせ具合でも、挽き上がりが変わります。
コーヒー豆の状態を目視しつつ、粉砕します。

中挽きの所要時間は、およそ1分から1分30秒。

ミキサー式の挽き具合①

ミキサー式の挽き具合①

画像はミキサー式で挽いた豆。
この方式は、プロペラ刃が当たるところだけが挽かれます。
なので小まめにスイッチを切っては容器を振り、中身を混ぜる動作が必要。

粒同士が激しくぶつかり合う結果、全体に角が削られ丸くなったように見えます。
一見するとそれなりに均一に挽かれているようですが、実際は……?

ミキサー式の挽き具合②

ミキサー式の挽き具合②

ミキサー式の場合、画像のようにパウダー(微粉)が大量に発生します。

この方式は、コーヒー豆は挽かれても排出されず、プロペラが延々と粉砕し続けます。
粗いカケラにばかり注意を向けていると、すでに挽かれた粉たちはどんどん微粉になっていくわけです。

微粉が大量に混じり、苦くて渋い雑味が大量に抽出されることに。

そしてこのタイプは、

・スイッチを押している時間
・シェイクして内部を均等に混ぜ直す頻度
・手首のスナップ具合

といった条件に左右されるため、「昨日と同じ粒度に」といった再現はほとんど不可能です。

電動臼式の特徴と使い方

電動臼式の特徴と使い方

次に電動臼式です。
このタイプは「ホッパー(豆受け)」から挽き臼に豆が引き込まれ、すりつぶされたら一番下の粉受けに排出されます。

上で触れたミキサー式ほどには、粉の大きさにばらつきのないことがメリットです。

電動臼式(セラミックミル)の挽き具合

電動臼式(セラミックミル)の挽き具合

この電動臼式で挽くと、コーヒー豆の薄い表皮が浮いているのが目立ちました。
豆を覆うこの薄皮は「チャフ」「シルバースキン」などと呼ばれ、雑味の元凶とされることも。

この電動臼式では、ご覧のとおり薄皮はあまり挽かれず、ある程度は原型のまま残ります。
そのため、チャフによる雑味は抽出され過ぎないようです。

この臼歯タイプでも、それなりに微粉は出ます。
でも大半は、発生した静電気で排出口に付着。
味への影響はわずかです。
ただ、そのぶんこまめな微粉末の手入れが必要に。

中挽きの所要時間は40秒ほどでした。

電動臼式とカット式の違い

電動臼式とカット式の違い

テストした商品固有なのかもしれませんが…

画像左側の臼式は、ホッパーの底に傾斜がほとんどありません。

そのためか手入れを怠ると、コーヒー豆の油分が容器内にこびりつきがち。
とくに深煎りでは容器に油脂がはりつき、コーヒー豆がうまく流れ落ちなくなります。
本体を揺すったり、スイッチを何度もON|OFFしなければ最後まで挽ききれません。

そして、このタイプはホッパー部の締め込み具合によって挽き粉の粒度を調整する機構です。
なので分解掃除をしたあとは、締め込み具合の再調整が必要。

そしてその微調整がまた、むずかしい!
ベストな位置で印をつけておかないと、掃除のたびの再現はほんとうに至難のわざ。
手入れのたびに粉の粒度が変わるのです。

つまり締め込み具合を調整している間は、常に不本意なコーヒーになってしまいます。
頻繁なクリーニングが必要なのに、粒度調整がめんどう。

さらに、この方式は臼歯が高速回転して摩擦熱が発生することにより、香りが劣化するとされます。

…電動挽臼式のデメリットをまとめると、

【こまめな手入れが必要なわりに、挽き具合の微調整が困難。そして香りが損なわれやすい】

となります。

カット式の特徴

カット式の特徴

カット式は、カフェや喫茶店の多くで使われる業務用と同じ構造です。

このタイプの特徴のひとつは、手間いらずなこと。中挽きの場合、ご覧の位置にダイアルをセットし、電源スイッチを入れるだけです。

これまでみてきたミルは、すべて挽き具合の調整がきわめてシビアでした。
しかしこの製品は、調整のわずらわしさとは無縁。

また、掃除の際も取付部のネジをコインドライバーではずし、終わったら組み付けるだけ。
ここでも挽き具合の再調整は不要です。

モーター駆動音は他機種より大きめで、粉受けカップのまわりに粉が少し散らばります。

浅煎り豆だと静電気を帯びやすく、排出口のまわりにチャフや微粉がつきやすくなります。
一方、深煎り豆は油の浸出が強いため、チャフなどの付着はわずかです。

カット式の挽き具合

カット式の挽き具合

そして、こちらがカット式の挽き豆画像です。

カット式といわれるだけあり、角の立った挽き上がり。
粒の均等度は他とくらべ、きわだっています。他よりも微粉が少ないことも特徴。

そして10gの中挽き所要時間は、わずか10秒。
歯の回転は低速でも、豆を一気に大量に引き込み切削します。
そのため、他のタイプよりも挽きあがりが早いのです。
挽き時間が短いため、挽き立ての香りもほかより保たれます。

【なぜか誰も語らない!? 超重要ポイント】

【なぜか誰も語らない!? 超重要ポイント】

それぞれを飲み比べた結果、法則はみごと当てはまりました。

つまり【微粉が発生しにくく均等に挽けるカット式が、雑味を抑え味や香りを最大に引き出せる】。

そしてさらに決定的なのが、なぜかどんな比較記事でも触れられない、このポイント。

それは…

●掃除後も挽き豆の粒度が変わらない●

ということ。

ほとんどのミルは、分解掃除して再度組み付けるたび、ネジの締め込み具合が変わります。
するとコーヒー豆は狙い通りの粒度にならず、失敗作のコーヒーになってしまいます。つまり、「分解掃除をするたびに、まずいコーヒーを生み出す」ことになるわけです!

その点、毎回の粒度が変わらないタイプのコーヒーミルは、「無駄が生じない」という1点だけでも圧倒的に優れているのです。

再度整理すると、

…………………………
1. 微粉が少ない
2. 粒度が均等
3. 素早く挽ける
4. 常に目標の粒度が再現可能
…………………………

これらがコーヒーミル選びのポイントであり、カット式がベストということになります。

自分でコーヒーを楽しみたい人にとって、こうした特長はこのうえないもの。

恥ずかしながら私も長年このことに気づかず、コーヒーミルにコストを掛ける意義が見出せませんでした。

でも今回の実験の結果、ほかの方式のミルで何十年も遠回りしてしまったことを、激しく悔やんでいます。

「これだけは買ってはいけない」ミルは…

「これだけは買ってはいけない」ミルは…

豆の種類、粉のサイズ、湯温、淹れ方を揃え、飲みくらべてみました。
すると、コーヒーミルによって濁った味、クリアだけど薄い味など、さまざまな違いが。

4種のなかで、構造上も「プロペラ刃のついたミキサー式」だけは、安いという以外に長所がなく、おすすめできません。

今回テストに使った特定の商品を否定するわけではありません。
歯の部分が飛行機のプロペラのような、ミキサーやフードプロセッサーと似たかたちをしたものがよくない、ということ。
そして、実は歯の形式よりもたいせつなのが、「挽かれたあとも容器内にとどまり続けるタイプ」は避けるべき、という点。

原理的に粒度を均等に揃えられず、大量に微粉が出てしまうためです。

現在こうしたミキサー式をお使いの方は、ためしに手回しミルでコーヒーを淹れてみてください。
安価なものでかまいません。

手回しの臼型はばらつきが大きいものの、微粉については手回し式の方が少なく、クリアな味わいに感じられるでしょう。

そして……カット式はさらに粒度も揃っているため、コーヒー豆のポテンシャルが最大限に引き出せるのです。

結論:タイプ別のおすすめランキング

方式別でおすすめ順に並べると、以下のようになります。

1. カット式
2. 電動臼式(セラミックミル)
3. 手動臼式(手回し式)
※挽き臼がセラミック製なら電動臼式とほぼ同等
4. 電動ミキサー式

…それぞれの差は、誰が飲み比べても同じ結果になるでしょう。
粉の粒度のばらつきにより、それほど明確な差が出るのです。

そして、もし4位となったミキサー式を選ぶなら、それよりも安価な手回し式をおすすめします。
(ただし、臼歯は鋳鉄製ではなくセラミック製を)

実機テストを終えて

テストの結論です。

やはり電動の、カット式がいちばんです。
もしそれがはじめての一台なら、高価なカット式にはかなりの思い切りが必要でしょう。

とはいえ、それだけの満足は必ず得られます。
「いままでのコーヒーにはもう戻れない」
というくらい、格段の差があります。

今回試した「ナイスカットミル」は、金属加工で有名な新潟県三条市で製造されてきたもの。
構造がシンプルで壊れにくく、補修部品も豊富。
そのため'80年代の登場以来、「25年使っている」といった商品レビューも見かけます。

私個人も、ここ数年でこれほど満足度の高い買い物もなかったと思います。

では、具体的なおすすめコーヒーミルの商品は?

では、具体的なおすすめコーヒーミルの商品は?

上の実験で使用したカリタの「ナイスカットミル」は、2017年春に【ナイスカットG】にマイナーチェンジしています。

https://amzn.to/2xTpjOn

他の記事でもこの「ナイスカットG」があらゆる面でバランスがよく、ベスト評価であることが多いのですが、私も実地に試して同感です。

以下、やや具体的に。



ロングセラーだった旧製品との目につく変更点は、

・本体カラーが新色に変更
・粉受けが(静電気の発生の少ない)ステンレス製の専用品に
・巨大過ぎたホッパーが、粉受けの容量に合わせて小型化
・挽き目ダイアルが「カリタ」という選択肢表示のみに
・掃除用ブラシ標準装備

…細かい違いはあれど、駆動部本体は従来品そのもの。

一時期3万円台の実勢価格でしたが、最近は価格もこなれ、ほぼ2万円での実売となっています。

ナイスカットG以外のおすすめミル、4位

ナイスカットG以外のおすすめミル、4位

さて、ここからは「ナイスカットG」以外のおすすめ機種を、理由とともにご紹介します。
ナイスカットよりも少し背伸びした機種がよい、という場合にご検討ください。
また、記事末尾には、廉価な手動ミルもご紹介しています。

まずは4位から。

●4位:カリタ「NEXT G」



「ナイスカットG」と「ネクストG」。
なんだか紛らわしい名前ですよね。
ネクストGはナイスカットGにくらべて、

・カッター部は鋼鉄製からセラミック製へ
・モーターの回転数を半分に下げ、発熱と騒音抑制
・静電気除去機能で、飛び散る微粉を抑制
・背後にあったスイッチが前面に移動

などが改良されています。

これは私の勝手な推測ですが…当初はこの機種が、ナイスカットと完全交替するはずだったのではないでしょうか。
ところが新機軸を盛り込んだ挙げ句にほぼ倍額となり、売れ行きは冴えなかった様子。

そのため、いちどは廃番となった「ナイスカットミル」を急遽復活し、ナイスカットGとして再販売することにしたのではないでしょうか。

高機能ながら少々お高い「ネクストG」を選ぶか、’80年代からのロングセラーをマイナーチェンジした「ナイスカットG」にするか。

静電気による微粉の飛散によほど神経質でなければ、後者を選べばよいと思います。

おすすめミル、3位は?

おすすめミル、3位は?

●3位:富士珈機「みるっこ R-220」



「みるっこ R-220」は、コーヒー器具メーカー、フジローヤル(富士珈機)のロングセラー品です。

実はカット式とはやや異なる刃型をしていますが、大きくは違わないため同分類としています。
みるっこは昔から常にナイスカットと比較されてきた、定番中の定番です。
静音性や挽き豆の均等性なら、こちらが優れているという声も。

また、ナイスカットGやNEXT Gといったカリタ製のミルは、当然「カリタ式ドリップ法」の中細挽きに最適化された、「全面カリタ推し設計」となっています。

一方、みるっこはそうした特定のドリップ法縛りとは無縁で、中細挽き〜粗挽き向け。
また、別途エスプレッソ用の極細挽きに対応した「カット臼」タイプという機種も販売されていて、用途別に選択可能です。

ライバル機のナイスカットGと選ぶうえで難点があるとすれば、それは価格です。
数年おきに値上げを繰り返し、2018年現在は標準価格で55,500円となりました。
(ノーマルタイプの価格)

もしこの「みるっこ」がm実勢価格でナイスカットGと同じレベルならば、こちらを選んで間違いないのですが…。

おすすめミルの2位は大柄なこちら

おすすめミルの2位は大柄なこちら

●2位:カリタ 業務用「ハイカットミル」


カフェや喫茶店でよく見かけるのが、この「ハイカットミル」。

ナイスカットの上位機種で、完全に業務用の位置づけです。

業務用ですし、さらに均質&大量に、短時間で挽けるのがポイント。

富士珈機のR-440や、さらにこれをしのぐ業務用もありますが、ここでおすすめするのには、明確な理由があります。

それは値段。

今のところ値引き幅が大きく、実勢価格が「NEXT G」や「みるっこ」と、さほど差がないのです。
割安感でいえば、このハイカットミルがいちばんではないでしょうか。

ただし、自宅で使うには若干のハードルも。
こちらのミルは、全高 52cm、重さ 11kg。
シルエットは他の製品とそっくりでも、ふた回りほど大柄なのです。

コーヒーミル全般にいえることですが、小径の刃はどうしても高速回転が必要です。
その結果、熱が発生しやすくなります。
一方、大型はモーターのトルクを活かし、低速でも力強く挽けます。
つまり発熱を抑えつつ、大量に挽くことが可能に。

上位のミルになればなるほど大型化するのは、原理上も当然といえるでしょう。

この機種は設置場所に余裕があれば、価値の高い製品です。

そして、ナイスカットG以外でおすすめする第1位は?

そして、ナイスカットG以外でおすすめする第1位は?

●1位:ラッキーコーヒーマシン
「ボンマック bonmac BM-250N」
ネイビー


ブラック

レッド


そして、ナイスカットG
https://amzn.to/2xTpjOn
以外でおすすめするコーヒーミル第1位は、「ボンマック BM-250N」です。

こちらはUCC上島珈琲グループ製で、「ブルーボトルコーヒー」などにも同社の製品が導入されています。

他とは異なり、こちらだけは台湾製。
1万円台中盤の実勢価格です。
後発ゆえ「挽き豆の均等性」「モーターの静音性」など、細部も研究されているようです。

ナイスカットはロングセラーだけに補修部品が充実していて、長期使用という観点ではナイスカットGの方が不安が少ない状況ではあります。

もし双方で実勢価格の差が大きく、ボンマックが大幅に安い場合は、「コスパのよいボンマック」として選択肢に入れてよいかと思います。

電動は上記5種から選べば大丈夫

ここまでで、電動のおすすめ機種として5品をご紹介してきました。

・ナイスカットG(カリタ)
・ネクストG(カリタ)
・みるっこ(富士珈機)
・ハイカットミル(カリタ)
・ボンマック BM-250N(ラッキーコーヒーマシン)

「おいしいコーヒー粉の科学的な条件」をもとに選んでいくと、結局、コーヒー通には知られた製品ばかりが挙がりました。

そのなかでランキングをつけた決定要因は、コストパフォーマンスです。
高額を出せば、よい製品が選べるのは当然だからです。

そして、コスパのよさと品質、メンテナンス性など、すべてにおいてもっともバランスがよいのがナイスカットG。
こちらが今のところイチ押しです。

でも、予算に余裕があるようでしたら、他のおすすめ候補もぜひ検討してみてください。
数万円の投資でこの先十年単位で毎日満足できるのですから、どれも価値ある買い物です。

もしも手動ミルを選ぶなら?

これまでお話ししてきたとおり、電動のカット式がベストであるのはまちがいありません。

それでも、「電動は予算が…」「どうしても手挽きミルがいい!」とお考えかもしれませんよね。

その場合の選び方もお教えしましょう。

まずご注意いただきたいのは、「おしゃれだから」「インテリア映えするから」といって、クラシックな木箱型(鉄製の歯)には手を出さないで、ということ。

それよりも、【臼歯がセラミック製の手挽きミル】をおすすめします。

理由はずばり、「精度」です。

実機テストで使った手回しミルは鋳鉄製で、木材にネジを雑に取り付けているため軸もぐらつきがち。
数千円レベルのこのタイプは、組み付け精度や歯の加工精度がどうしても低くなります。
ハンドルを回すのに無駄な力が必要なうえ、均等には挽きづらいという欠点が。
しかし、大量生産でも高精度が保たれやすいセラミック製なら、欠点の多くは解消されます。

ただし、
・挽き上がり時間
・腕の疲れなさ

の2点では、やはり電動方式の圧勝です。
そこはご留意ください。

それでは、以下具体的に。

手動セラミックミルのおすすめ 2位

手動セラミックミルのおすすめ 2位

手動ミルの選び方ポイントにつづき、具体的なおすすめ商品もご紹介します。

(電動のコーヒーミルについては上のほうで述べていますので、そちらをご覧ください)

画像は日本のポーレックス社の製品で、手動ミルでは定番といえる存在。

▶ポーレックス「セラミックミニ」
http://amzn.to/2egkq7V

ハンドルを分解するとコンパクトになり、キャンプなどアウトドアへの携帯性にもすぐれます。

通常タイプに加え、やや小ぶりなミニ(上の画像)などが存在します。

なお、こちらの商品には、中国製などの模倣品が大量に出回っています。
国内メーカーの類似品ならいざ知らず、安いというだけで海外の模倣品に手を出すと…
加工精度の低さに泣きをみるリスクがあります。

手動セラミックミルのおすすめ 1位

手動セラミックミルのおすすめ 1位

2017年に登場し、2018年時点でも一番人気となっている、手動コーヒーミルもご紹介します。

コーヒードリッパーや紅茶のティーサーバーなどで知られる、日本のハリオ社によるミルです。

▶ハリオ 手挽きセラミックコーヒーミル MSCS-2B
https://amzn.to/2wgDFI4

この製品も、低価格帯の手動コーヒーミルでは最低条件となるセラミック製臼歯です。
そして、なにより実勢価格が2,000円台中盤と、ひときわ安価。
ひとつ上でご紹介したポーレックスの「手にしたときのよろこび」のようなものは、正直なところ希薄です。
でも、こちらはポーレックスの半額以下なのですよね。

ハリオのこちらのハンドミルは、粉受け容量は100g。
標準的なコーヒーでいうと、10杯分になります。

10杯分も手で挽くのは苦行のようなものですし、コーヒー豆は挽いたら即飲むのが鉄則なので、「挽き置き」もNG。
なのでこれだけ大量に挽くことはまずないでしょう。

しかし、大柄ゆえに設置面積が広く、ハンドルを回す際の力が逃げにくい点は評価できます。
どっしりと安定して挽けるわけですね。

アウトドア利用の機会が少ないなら、こちらを選べばよいでしょう。
(※ちなみに、このハリオにもスリムタイプは存在します)

…電動のおすすめ品に進む前に、まずは気楽に、こうした手動ミルから入るのもよいですね。

コツ・ポイント

★コーヒーミルのまとめ

・カット式のミルがあらゆる点でベスト。
 十年単位で使え、日々の満足感を考えれば、むしろ割安な投資です。
・電動5種類、手動2種類のおすすめを紹介しています。

…ランキング形式でおすすめしたコーヒーミルは、どれも自信をもっておすすめできる機種ばかりです。
このなかからであれば、予算やおしゃれさで選んでも、後悔はありません!

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lemondeさんのおすすめ情報

この記事はこちらでも紹介されています!

コーヒーメーカーのあれこれを家電のプロに教えていただきました!
lemonde
lemondeさん
「プロの1~2割の労力で、8割以上の成果が出せる」が目標です。
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このアイデアはいかがでしたか?

もっと詳しく知りたい点や、気に入った点についてコメントを残しましょう!

yuki_miさん
yuki_miさん

lemondeさんお久しぶりです!覚えていただけていますでしょうか…笑。

先日母親が誕生日にコーヒーミルがほしいと言ってきたので、これは!と思いこの記事のおすすめのものを買ってみました♡

この記事の中では一番安いものにしたのですが、「プロのミルみたい!」と母親も大喜びでした(*^^*)残念ながら私はコーヒーの味が分かるほどの舌はないのですが、挽いている音・見た目・香りからなんだか違うような気がします♩

やっぱりlemondeさんの記事の信頼性はさすがでした♡ありがとうございます!

2017-03-15 17:52:48
lemondeさん
lemondeさん2017-03-15 19:49:10

ご無沙汰しています (_ _)
フォーチュンクッキーがヘビーローテーションしておりました(謎)

実はお安いミルでもさらにおいしくする小技があります。
それはずばり、「茶こしで微粉をとる」。
高額なミルにくらべどうしても粉のサイズのばらつきが出ますので、
茶こしでふりふりしてあげれば、パウダー系の微粉は除去可能です。

おかあさまにもお伝えください!

lemondeさん
lemondeさん

Kazzさん、こんにちは。
コメントをいただいたのに、こちらからの返信ごと消してしまったのか、表示されないため再投稿します。

NEXT Gのリニューアル?
については存じなかったのですが、個人の意見としては静電気除去機能は不要、と考えています。

おそらく、どんなに高性能な静電気除去機能であっても、周辺の汚れを完全に排除できないだろうと思うためです。

味にはほぼ影響はないでしょうから、鷹揚に構えた方がコーヒーを楽しめるかなと思います。

もちろん、個人の主観なのですが、、、

2018-02-09 16:44:56
はむカムさん
はむカムさん

月桃茶などハーブを粉末にしたいのですが、コンパクトでお勧めの機種はご存じないですか?
電動だと洗いにくいとか、手動はふんわりするけどシリコンが削れて中に入るという投稿があったので、これというものが見つかりません。
お茶のミルでここまで詳しく載っている所が見つからなかったので、思わず聞いてしまいました。

2018-06-08 00:52:13
lemondeさん
lemondeさん2018-06-08 06:08:23

はむカムさん、はじめまして
申しわけありません。
ハーブに関しては門外漢でして、どんな要件が求められるかといったこともわからないのです。
ご了承ください、、

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絶対に失敗しないコーヒーミルの選び方&プロもおすすめ7定番
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絶対に失敗しないコーヒーミルの選び方&プロもおすすめ7定番
2015年03月12日

['18/6/28更新] 電動・手動式コーヒーミルの実機テストで判明した、科学的な【選び方の法則】とは? ...
lemondeさん
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