「十分なスペースがない」「手間がかかりそう」など諦めていた人も手軽にはじめられる小さな家庭菜園です。市販の培養土を袋のまま、プランター代わりに使って野菜を育てる。それが袋栽培です。
袋栽培では、袋の大きさに合わせた分量で栽培することがポイントです。
袋はすのこやレンガなどの上に置いて水はけをよくし、キャスター付きの台を使えば移動もしやすくなります。
光が直接土に当たらないよう、透明でない培養土の袋を使うか土袋カバーをかけ、麻袋なら水はけがよく見た目もおしゃれに仕上がります
培養土袋の底、両端を折り返して底面を安定させ、排水用に底面に6か所ほど、両側面には上下2列で約5か所ずつ穴をあけます。
袋の上部を切り開き、土を半分くらいバケツなどに取り置いておきます。
培養土の袋が透明な場合はこのときに麻袋などの袋カバーをかぶせ、袋の上部を土から3cmほどのところまでカバーごと折り返します。
25L袋の培養土一袋に対して、種イモは40gほどならそのまま2つ、70〜80gほどなら半分に切って切り口を2〜3日乾かしたものを2かけ植えます。
深さ5cmのところに15cmほど間隔をあけ、切り分けたものは切り口を下にして植え付けます。
植え付けたら下から水が出るまでたっぷりと与え、その後は芽が出るまで水を控えます。
草丈が10〜15cmになったら、丈夫な太い芽を2本残して他の細い芽は摘み取ります(芽かき)。
芽かき後は取り置いた土を5cmほど足し、花が咲くころに残りの土をすべて足します(増し土)。
土を足すタイミングで化成肥料を10gほど与えますが、与えすぎると苗がダメになることがあるため注意しましょう。
葉が黄色く枯れてきたら収穫のサイン。3日ほど水やりをやめて、土が乾いたら芋を掘り出してます。
ジャガイモの栽培方法を例としてご紹介しましたが、他の野菜でも袋栽培できます。枝豆やキュウリ、ナス、トマトなどは袋を横にして使います。いろんな野菜を育てて楽しんでください。
【監修 藤田 智(ふじた さとし)】
恵泉女子学園大学 人間社会学部教授。専門は野菜園芸学、植物育種学、農業教育学。『趣味の園芸やさいの時間』『世界一受けたい授業』などのTV出演。野菜栽培関連の著書多数。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:手軽にはじめる小さな家庭菜園「袋栽培」」をご覧ください。
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