英語の「Edible(食べられる)」と「Flower(花)」でエディブルフラワー、文字どおり食べることができるお花(食用花)です。おしゃれなカフェやレストランで使われるイメージが強いですが、日本でも昔から「菊の花のおひたし」や、「桜の塩漬け」など、食用花が活用されてきました。
近年人気のある色鮮やかなエディブルフラワーは「ナスタチウム」「マリーゴールド」「パンジー・ビオラ」など。食卓が華やかになるので、インスタグラムなど、SNSに載せる画像としてぴったりなことも、人気の理由かもしれませんね。
注)エディブルフラワーは毒性がなく、生でも食べられるよう、食用として育てられたものです。観賞用の花のなかには毒性のあるものや、防虫剤や農薬などが使われているものもあるので注意が必要です。
キレイな花を氷の中に閉じ込めた、見た目にも美しい「アイスキューブ」。エディブルフラワーやハーブなどを製氷器に入れ、水を注ぎ冷やし固めてつくります。美しく透明度の高い氷をつくりたいときは、一度沸騰させてから冷ました水で氷をつくるのがポイント。花や葉の色が、より鮮やかに引き立ちます。
アイスキューブをドリンクに浮かべれば、氷が溶ける過程で中に入れた花が広がっていく様子を楽しめます。ホームパーティーなど、お客様をおもてなしするのにもぴったりです。
食卓を草花で彩る文化は、古来より日本にも根付いています。和食では盛りつけるとき、料理の下に敷いたり、添えたりする植物を「かいしき」と呼びます。おもてなしとして、庭先に咲いた花や木の葉など、その時どきで手に入る植物をあしらえば季節感が演出できます。
モミジや銀杏など美しく紅葉する植物は、一葉添えるだけで食卓が華やかになりますね。秋のうちに色付いた葉を保存しておくのもおすすめです。
使う素材や方法は違っても、食卓を華やかに彩って相手をもてなす心はおなじなのかもしれませんね。
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