飾り葉「かいしき」でおせち料理が映える!秋のうちに紅葉を保存して使おう。

飾り葉「かいしき」でおせち料理が映える!秋のうちに紅葉を保存して使おう。
投稿日: 2021年12月1日 更新日: 2021年12月13日
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「かいしき」とは、和食で料理を器に盛りつける際に使う木の葉や紙のことをいいます。身近なものでは、お正月の鏡餅に添える「ユズリハ」、柏餅を包む「柏の葉」、魚料理の下に敷く「笹の葉」なども、かいしきにあたります。もともとは、殺菌や防腐の目的で使われることが多かったかいしきですが、冷蔵庫など保存設備が整った現代では、おもに料理に彩りを添える目的で使われています。

おせち料理の飾り葉

おせち料理の飾り葉

正月のおせち料理は縁起をかついで、それぞれの食材にいわれや意味があることはよく知られていますが、おせちに添える飾りの葉にも、縁起のいいとされる植物が使われています。

松(マツ):常緑で葉の色が一年中おちない事から「不老長寿」
竹(タケ):次々とタケノコが生える様子から「子孫繁栄」
菊(キク):菊の切り花の日持ちがよいことから「延命長寿・厄除」

「松」「竹」とくれば、次は「梅」だと思われますが、お正月の時期には梅の花が手に入らないため、菊を用いるのが一般的です。

南天(ナンテン):その名前から「難を転じて福となす」
千両(センリョウ):その名前と、たくさんの実をつける姿から「商売繁盛」や「富」
裏白(ウラジロ):葉の裏が白い事から「清廉潔白」
楪(ユズリハ):新しい葉が出てから、古い葉が落葉する様子から「世代交代し、家が絶えることなく続いていく」

その他、仕切りとしても使い勝手のいい「熊笹(クマザサ)」、殺菌作用のある「檜(ヒノキ)」などもよく使われます。

四季のかいしき

四季のかいしき

おせち料理以外にも、和食のおもてなしとして、季節にあわせた植物がかいしきとして使われます。
四季ごとの、かいしきの一例をご紹介します。

【春】
桜、梅、菜の花、タケノコの皮 など

【夏】
ショウブ、ヤマボウシ、ホオズキ など

【秋】
モミジ、銀杏、柿の葉 など

【冬】
松葉、ユズリハ、ウラジロ、サザンカ など


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