プラセンタとは「胎盤」を意味する英語で、主に「動物性プラセンタ」「海洋性プラセンタ」「植物性プラセンタ」の3種類があります。動物性プラセンタは豚・馬・羊・ヒトなど哺乳類の胎盤から、海洋性プラセンタは魚の卵を包む卵巣膜から、植物性プラセンタは植物のめしべから抽出される成分です。
プラセンタは、細胞分裂を活発化させる物質「成長因子」が大きな特徴といわれています。しかし、海洋性と植物性のプラセンタには成長因子が含まれていないため、同じプラセンタという名前でも、成分や働きが異なります。動物性プラセンタのほうが美容効果を期待できるものの、そのぶん安全性には注意が必要です。
日本で販売されているプラセンタ製品は、サプリメント・一般医薬品・化粧品などです。多くの一般製品には、豚や馬の胎盤から抽出された動物性プラセンタが使われており、とくに日本SPF豚協会の規定に沿って製造された国産プラセンタは、安全性が高いといわれています。
一方、海外では羊や牛などのプラセンタ製品を製造・販売していることもあり、輸入された製品を日本で購入することも可能です。こうした海外製品を利用する場合には、原産国や安全性などを考慮して選ぶことをおすすめします。
次は、プラセンタに含まれる主な成分やその働きについて見ていきましょう。
プラセンタには、美肌作りに欠かせないアミノ酸やビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれています。 なかでもプラセンタに含まれる遊離アミノ酸は、お肌の潤いを保ち、乾燥肌の改善や乾燥によるシワの予防に効果が期待できます。 また、動物性プラセンタには成長因子が含まれています。この成長因子によって細胞が活性化され、お肌にハリをもたらし、シミの予防・改善にも効果が期待されます。
そのほか、炎症や活性酸素の発生を抑制する効果も示唆されており、プラセンタは美肌作りの強い味方として注目を集めているのです。
今回は、プラセンタの基礎知識や主な成分についてご紹介しました。
栄養が豊富に含まれていて、美容や健康の面で注目を集めているプラセンタ。 今回ご紹介した情報も参考に、美肌作りのお供としてプラセンタ製品を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【美容ライター】 富永ゆう
キレイになれる情報を求めて日々情報収集を行い、そのネタを美容コラムとして発信中。併せて、30代になってから結婚した経験をもとに、恋愛に関する体験談も執筆している。
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