小麦粉をクリップや輪ゴムで簡単にとめて、そのまま保存しているという方も多いようですが、小麦粉は「粉ダニ」が繁殖しやすい食べ物なんです。
粉ダニとは食べ物を好むダニ。その体調は0.3mm程度とかなり小さいため、ほんの少しの隙間でも入り込んでしまいます。
つまり、クリップのように小さな隙間があく保存方法だと、小麦粉の中は知らないうちに粉ダニが...。
そんな粉ダニを寄せつけない正しい小麦粉の保存方法とは、とにかく「密閉容器」に入れる!ということ。
密閉容器といってもいろいろですが、蓋がカパカパ簡単に開くようなものではなく、パッキンがついている密閉度の高いものが一番!これであれば、小麦粉が嫌う湿度も防げて一石二鳥ですよ。
さらに、シリカゲルなどの乾燥剤も入れてあげるとより◎。
基本的には常温保存がおすすめです。
冷蔵庫に入れると、出し入れしたときの温度差で結露が発生。その結果、カビの原因や風味の劣化につながる恐れがあるからです。
また、きちんとした密閉容器に入っていない場合、冷蔵庫にあった他の食材の臭いが小麦粉に移ってしまう可能性も...。
こういった理由から、小麦粉メーカーでも基本的には常温をすすめています。直射日光を避けて、風通しの良い涼しい場所で保存しましょう。
※もしも、非常に暑い真夏の室内などで心配な場合は、冷蔵・冷凍保存も可。そのときは、結露発生や風味劣化を避けるため、1回で使いきれそうな量で小分けして保存すると◎!
小麦粉はグルテンの多さによって、以下の3つに分かれます。開封前の賞味期限を確認しましょう。
【未開封状態の賞味期限】
●強力粉
製造から6ヶ月
●中力粉
製造から1年
●薄力粉
製造から1年
封を開けて空気に触れると劣化するため、開封後は上記の期限にかかわらず、早めに使い切るようにしましょう。
見えないダニが入った小麦粉なんて、絶対に嫌ですし、健康被害も心配ですよね。小麦粉を正しく保存しておいしさと安全をキープしましょう!
普段からよく使う小麦粉だからこそ、正しく保存しましょう!
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