厚労省HPには概要として『食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。』とあり、安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って使用を認めているようです。
添加物は原材料の表示欄に記載されています。
まず「食品」の使用重量の多い順に表示され、その次に「添加物」の使用重量の多い順に表示されています。
「食品」と「添加物」の境が分かるように、以下の①~③のいづれかで区切って表示がされています。※現在流通している食品の多くは「/」スラッシュで表示されています。
①「/」スラッシュ
②改行
③別欄
つまり「/」スラッシュ以降の記載は食品添加物となります。
「/」スラッシュ以降が食品添加物です。
天然由来のものではありますが、のど越しをよくする、見た目の色をよくする等の食品添加物が使用されています。また、原材料にこのテーブルロールには、さまざまな乳製品の仲間とマーガリンが使われています。
COOKPADさんの「初心者のためのパン作りの基本」によると、パンの原材料となるものは、
【強力粉・イースト・砂糖・塩・水・牛乳・スキムミルクなどの乳製品・卵・バターなどの油脂類】だそうで、これ以外は本来は必要ない材料なことがわかります。
こんな風に、みそや、しょうゆ、梅干しをはじめ、食品の製造方法を知っていれば、原材料名をみたときにすぐに食品添加物や余分な材料に気づくことができますね。
参考文献/「暮らしを耕す会」通信2020.10.12号vol.1599
こちらは同じ店で売られていた別のテーブルロール。同じくらいの値段でも、ウラ側をみると少し違っていますね。食品添加物は2つ。天然由来の甘味とビタミンCのみ。原材料もちょっとシンプル。
ちなみに、どちらのテーブルロールもお味やしっとり感にほとんど変わりはありませんでした。
一見、どれも同じくらいの値段で、おなじようなパッケージですね。
左側の味噌は、だし入りなこともあり原材料多め、化学調味料(アミノ酸等)が使用されています。※アミノ酸は子どもの味蕾の発達に影響があるという見解もあります。
右側の味噌は、本来の味噌の原材料である大豆と食塩のみ。食品添加物ゼロなので「/」スラッシュはありません。でも、お味噌汁にだしをとらなくてもいいのはやっぱり魅力的ですけれど...。
もしも、2つのお味噌をどちらにするか迷ったら、こんな選び方もやってみてくださいね♪
家族の口に入るものですから、できれば添加物ゼロのものを選びたいところですが、価格や利便性を考えるとなかなかそうも言っていられません。ですが、ふつうのスーパーでも無添加とまではいきませんが、ウラ側をみると添加物の少ないものが結構売られていましたので紹介しました。
食品添加物については、もちろんもっと学ぶべきことがありますし、見解もざまざまですが、ここでは、日頃ちょっと気にするだけでもより安全な食品を選べることを知っていただき、こんな選び方もあるんだなあというヒントにしてもらえたら嬉しいです。
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