グリッド線とは、縦横2本ずつ画面を9分割して見せてくれるガイド線のこと。バランスよく構図を決める際の重要な目安になります。
風景写真を例に撮影してみましょう。地平線を水平に取るときれいな写真になるのですが、意外とずれてしまいやすいもの。そんなときに役立つのがグリッド線です。グリッド線を目安にすると楽に水平が取れます。
グリッド線の表示方法は、設定アプリ内のカメラ設定から、グリッドをONにするだけ。
このグリッド線は、風景だけでなくいろんな写真で活用できますので、常に表示させておくとよいでしょう。
便利なグリッド線は料理を撮る際にも大活躍!パンケーキなど高さのある料理は斜俯瞰(斜め上)から撮影すると、よりおいしそうに撮影できます。
その際、単純に真ん中に料理を入れるのではなく、グリッド線を活用して、画面の2/3に料理を配置します。そうするだけで、周辺の雰囲気を感じることができる素敵な写真に。
また、真俯瞰(真上から)で撮るときもグリッド線が活躍します。
グリッド線の真ん中にある十字マーク。こちらはカメラと地面を水平に撮影する際に役立ちます。
水平でないとき、白と黄色の2つの十字マークが表示されています。この2つが重なり合い黄色の十字マークだけになったとき、スマホと地面が水平になっています。
水平はなかなか目視では調整できませんので、こちらを活用するようにしましょう。
反時計回りに斜めに傾いています。
料理写真で意外に気づけないのが、お皿の水平。丸いお皿の縁が映り込んだとき、斜めになっていると、違和感の元に。そんなときもグリッド線で水平を取るとバランスの良い写真になります。
お皿の縁の端を結んだ線でグリッド線と平行を取るとバランスの良い写真に。
スマホカメラのレンズは、基本、上部についています。そのため、縦位置で撮影した際、構えるとどうしても、地面ギリギリからの撮影はできなくなってしまいます。そんなときは、スマホを180度回転させ、逆さまにすることで、地面ギリギリの撮影が可能に。
例えば、ペット写真。座り込んだペットの顔は地面ギリギリです。
スマホを正位置で撮影すると折角のクリクリお目めも細く見えてしまいます。そんなときはスマホをくるっと逆さまにすれば、低い位置から狙え、可愛らしい表情がキャッチできるようになります。
いかがでしたか?
今回ご紹介した内容は、いろいろなシーンの撮影にも応用が可能です。「構え方」や「構図」ひとつ工夫することで、写真の幅がぐっと広がります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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