40代は【ロスジェネ世代】。
社会人になる頃、バブルが崩壊し「就職氷河期」となり、
就職浪人や非正規雇用を余儀なくされた世代です。
この世代の女性は
「男女雇用機会均等法」の後に社会人になったので、
雇用規則上の女性差別はなくなりましたが、
職場環境はまだそれほど整っておらず、
結婚や出産で退職したりと、
今以上にキャリアの軌道修正が必要な時代でした。
そういう時代を過ごしたおかげか、
この世代の女性は、
浪費家が少なく貯金好きで堅実な面があるのが特徴です。
総務省の全国消費実態調査によると、
40代独身女性の平均貯蓄現在高は959万円。
この調査で、
平均年収は394万円なので、
年収の約2.5倍の貯金があることになります。
しかし、
「平均値」は極端に少ない人や、極端に多い人がいると、
実態よりかけ離れることもあるため、
「平均値」より「中央値」が、
実態的な数字である場合が多いのです。
40代女性の貯金額の「中央値」は約450万円、
年収の約1.1倍の貯金です。
あなたの貯金額はどうですか？
【理想の貯金額】には、2通りの考え方があります。
1つめは「収入額の約何倍」という考え方。
2つめは「支出額の約何倍」という考え方。
特に女性は、
結婚や出産といった環境の変化で勤務形態が変われば、
収入も大幅に変わる可能性があるため、
1つめの「収入額の約何倍」という考え方は
当てはまりづらい面があります。
それに比べ、
毎月生活していくための支出額はそれほど大幅に変わりません。
【理想の貯金額】は
2つめの「支出額の約何倍」という考え方が妥当でしょう。
【必須の貯金額】年間支出額の1倍→1年間暮らせる額
【目標の貯金額】年間支出額の3倍→3年間暮らせる額
【理想の貯金額】年間支出額の5倍→5年間暮らせる額
【理想の貯金額】を知るには、
まずは、
あなた自身の毎月の支出額を把握することが必要のようです。
【理想の貯金額】に到達するには、貯金を増やすだけでなく、収入を増やすことや支出を減らすことも必要なのが分かりますね。（エフピーウーマン）
