ガラスクリーナーは油汚れに効果を発揮するアルカリ性のものが多く、ガラス面に付いた手垢などのくすみ汚れをムラなく簡単にスッキリ拭き取れます。プラスチックやホーローなど、ガラス以外の用途はどのメーカーでもほぼ同じです。ガラス用、拭き掃除用と洗剤を分ける必要がなくこれ1本で拭き掃除ができるので積極的に使いたいアイテムです。
主に家庭用と業務用、車用の3種類があります。業務用は主に工場の湯煙汚れや、厨房のガラス面の油汚れ用などの専用洗剤です。車用は車ならではの汚れ落とし専用で洗浄力が強く、外窓用、内窓用、油膜汚れ用などがあります。ここでは家庭用についてご紹介しますが、業務用や車用でもメーカーによっては家庭で使えるものもあります。
液体スプレーとエアゾール製品の2タイプがあります。そして「弱アルカリ性」と「アルカリ性」の液性の違いも知っておくと、どのように使いたいかヒントになります。又、ボトルに記載されている窓ガラス以外の用途も選ぶ際の参考にしてください。
スプレーボトルに入っているものが多く、シュっとひと拭きで広範囲にクリーナー液が届きます。吹き付けたくない箇所や高所を拭く場合、スポンジやクロス等につけてから拭くという使い方がしやすいのが液体タイプです。吹きかけた液が下に垂れてしまうので、水分が使えない革製品や白木などがそばにある場合は注意が必要です。
汚れを落とすだけでなく、汚れ防止のコーティング成分が入っているものが多いです。梅雨や台風の時期は窓ガラスが汚れがちなので、その保護効果を生かし事前に拭き取り掃除をしておくのがおすすめです。スチール缶の場合は錆びて洩れの原因となる場合があるので長期保管や湿気の多い場所は避けてください。
ほとんどのクリーナーの液性はアルカリ性で、アルカリ度が高いほど洗浄効果が高くなりますが、肌や素材を傷める度合いも高くなります。液体スプレーの多くは「弱アルカリ性」で、アルカリ度が低い分扱いやすく作られています。エアゾール製品は「アルカリ性」が多く汚れを簡単にしっかり落とすには最適です。
使用の際はなるべくゴム手袋を着用してください。拭き取る布は柔らかいものであれば素材は選びません。白木の家具や壁材、液晶画面など使えない箇所もありますので使用上の注意事項を必ず確認してください。おすすめの使い方をご紹介します。
一番のおすすめが洗面所です。鏡の他に、洗面台や壁に飛び散った歯磨き粉や整髪剤、化粧品の跡や、水で落ちにくいくすみがスッキリ拭き落とせます。又、収納扉、洗濯機の拭き掃除にも使えるので、汚れたらすぐに拭けるように洗面所に常備するのがおすすめです。「くもり止め加工のある鏡」はクリーナーが使えるかどうかの確認を必ずしてください。
ガラス製のテーブルや戸棚、ドアに付いた手垢が簡単に落とせます。又、プラスチックにも使えるので、ゴミ箱、スイッチ周り、家電製品にも最適です。テレビやPCなどの液晶画面には使えないので注意してください。細かい部分は布にクリーナーを染みこませた布で拭きます。リビングに常備しておけば汚れたらすぐに拭き取りができておすすめです。
窓に付いた手垢汚れにはクリーナーを使うのがより簡単に拭き取れるのでおすすめです。窓全体の掃除は時間がかかるので、特に内側の手垢汚れの拭き取りだけでも頻繁にできるとキレイな窓をキープしやすくなります。
おすすめのガラスクリーナー活用方法はいかがでしたでしょうか。「ガラス・鏡用」として販売されているのでそれ以外の使い道は全く考えもしませんでしたが、依頼先でその使いやすさを知ったのをきっかけに、ご用意のあるお宅では使わせて頂いています。拭き取り掃除用の洗剤がなかった場合などは掃除の時短になるのでとてもおすすめです。
ライター名:タスカジさん 初穂さん
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