冷蔵庫を整理するメリットはいくつかありますが、まずは探し物が減ります。誰にでもわかりやすく収納することで、自分だけではなく、家族に「あれはどこ?」と聞かれることも減ります。
そして、買い物のダブりが減るので、食費のムダが減ります。例えば、焼肉のタレがないと思い込み、購入したけれど、実はまだ冷蔵庫にあった……なんてこともなくなります。開封されたドレッシングや調味料がたくさんある冷蔵庫は要注意です!
また、不要なものを詰め込み過ぎると、その分、電気代もかさんでしまいます。賞味期限の過ぎた食材を冷蔵庫へ入れておくのは、探し物の多い冷蔵庫の原因になり、そして光熱費の負担にもつながります。
このように冷蔵庫の整理をすることで、家族にも家計にも地球にも優しい、まさにSDGsな行動へつながります。整理してみようかな、そう思えてきませんか?さっそく、冷蔵庫の整理の3つのステップについてお伝えいたします。
まず、冷蔵庫の中身をすべて出しましょう!冷蔵庫やチルド室に入っているものをすべて出す作業になりますので、夏場には向きません。秋冬に作業することで、食品の影響も最小限に抑えられます。
ある程度のスペースが必要になりますので、キッチン周辺、シンクも片付けておくと、作業がスムーズに進みます。もしも、自宅にあればクーラーボックスなどを利用し、保冷剤を入れ、そこに食材を入れていくといいですね。
冷蔵庫の中身を出していく際には、グルーピングを意識して、同じ種類のものはまとめてみてください。冷蔵庫に戻すときにラクになります。
≪グルーピング例≫
・調味料
・生鮮食品(肉・魚・ハムなど)
・作り置きのおかず
・ごはんのおとも(作り置きしたもの・つくだになど)
・パンのおとも(バター・ジャムなど)
・大人用ドリンク
・子ども用ドリンク
・野菜
・果物
・薬味(生姜、ニンニクなど)
まずは、賞味期限が切れているものを選び出します。これらは処分の第一候補です。これは、表示が明らかなので、作業もしやすいです。処分するものがたくさん出てくると心が痛みますが、今後の反省につなげていくことで、気持ちを切り替えるといいでしょう。
続いては、最近使っていないものを選び、この1週間で使うかどうか、手に取って想像してみてください。気まぐれで買ってしまったものもあるかもしれませんが、これから使う予定がないのであれば思い切って処分しましょう。未開封のものであれば、友人などに譲るという選択肢もあります。
調味料やワインなどが少しだけ残っている場合は、使っていない空き瓶に移し替えてください。こうすることで、場所を取っていた高さのあるワインの瓶もなくなり、冷蔵庫のスペースも広く使えます。
現場でたくさん出てくるのが、お総菜などを購入した際についてくるミニサイズの醤油や納豆のタレなどです。納豆のタレはお弁当用の卵焼きにぴったりの量です。お弁当作りをしている家庭でしたら、ぜひ利用してみてください。
そのほか、カラシやガリなども出てきますが、期限などの記載がないものばかりではありませんか?これらは、処分を先送りにしているだけのものだと思います。明確に使う予定があれば別ですが、今回はいったん処分してみてください。ごちゃごちゃした冷蔵庫から、卒業できる第一歩になります!
再収納する場合には、さきほどのグルーピングを基準に収納していくといいですね。100均などのプラかごを利用し、ラベルを貼ると、誰が見てもわかりやすい収納になります。
作り置きをする家庭であれば、作り置きを置くスペースの定位置も決めましょう!さらにラベルを貼ることで、当日の夕飯用なのか、翌日のお弁当用なのか、食事時間の異なる家族にもわかりやすくなります。
野菜室では、『使いかけボックス』を作ることをおすすめします。こうすることで、優先して食べる野菜が一目瞭然となります。我が家でも週に一度は、豚汁やトマト煮などに使い、ボックスを空にさせています。
冷蔵庫の整理収納の3つのステップはいかがだったでしょうか?いつもここに〇〇がある、というルールができると、家族もすっと取り出せる上に、きちんとしまえるようになります。そして在庫管理もしやすいので、なくなったときにもすぐわかります。
これを機に、冷蔵庫も掃除するとなおベター。取り外せるものは取り外して洗い、アルコール除菌をすると完璧です。冷蔵庫に赤ワインが残っていたら、コンロでビーフシチューを仕込みながら、整理収納をするのもいい案ですね。
それでも、重い腰が上がらない場合には、ぜひ近所のタスカジさんを探してみてはいかがでしょうか?冷蔵庫が使いやすくなると、なぜかこまめに掃除もしたくなりますよ。次回は冷凍庫の整理収納のコツをお伝えします。
ライター名:タスカジさん aki
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